気まぐれ日記
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本屋に行ったついでによった。献血してきました。高校以来ですね。短大時代やろうと思ったら、耳鼻科の薬を飲んでたため大事を取ってやめて以来やってなかった。お土産は、ウーロン茶、オレンジジュース、ハンドソープ、歯ブラシでした。
「忘れちゃった。でも、高名な聖職者だったと思ったけど」 「そう……」 妖精は人型を揺らす。特に意味はない動作だったが、ちょっと美しい。ブロードは今更気づいた。風が吹くと揺れていることに。やはり、水がかたどっているようだった。 「ねえ、もぐってきてもいいかな。剣の刃を取りに行きたいんだ」 「それは構わないけど……。大丈夫?」 「泳げるから」 「濡れちゃうわよ。だから特別サービスしちゃう」 妖精は水面に消えていった。手だけが残って手招きをしている。ブロードは裸足になりそっと水に入った。 妖精のサービスとは、自分の周りに空気の膜を作ってくれることだった。沼の水は中も澄んでいる。かなり深いどんどん沈んで行った。周りが暗くなり始めてようやくそれが見えた。底の岩に深々と刺さった、剣の刃の部分が。 ブロードは、例の剣の柄を手に取った。腰にくくりつけてきたのだ。少しの集中と柄に刃をつけると、それは完全な剣となり岩から抜けた。それを手にして彼は、浮上した。
「私を解放するなど、ばかげたことをするな人間」 沼のふちに戻ると、その剣に宿った妖精がブロードに言った。 「しかも、長年培った恨みをもろともしないとはどうなっているんだ」 「解呪は俺の専門でね。それよりも妹さんと話は出来たか?」 「なんだと? 私の妹がどこにいるんだ?」 「柄の部分に。あまり言葉を話さないけど、あんたに会いたいって言っていたからここまで連れて来たんだ」 「……妹には、もう話すことは出来ないようだ。もう、消えかかっている」 「剣に宿る時にはもう、弱っていた。宿って力を発することが出来ないから、あんたが宿ることになったって聞いた」 「お前ら人間が悪いんだ。妹が弱ったのは、お前らのせいだ」 剣は、宙に浮きブロードに切っ先を向ける。彼は黙って見ているだけだった。
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