気まぐれ日記
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何が一周年かって、パソコン取り付けて一周年なんです。正確には七日になってましたが、そんなこたあ、どうでもよい。
うちのわんこがマルガリータになりました。長毛種なのに短くカット。ちょっと寒そう。
結局、何も見つけることなくその日は終わった。ブロードは妙な疲労を感じながら長い散歩を終えた。宿に帰って食事を取ることにする。 「よう、ぼーず」 昼間の中年が入ってきた。ここは酒場も兼ねているのか、中年は鮭を頼むとテーブルに着く。 「お前さんの商品を見せてもらいたい」 「何が、いいんだ? 好みや用途にもよるけれど」 「じゃあ、木を削るナイフだ。こんなんでも夜は内職で木彫り細工をしている」 「そうか。じゃ、ちょっと待ってって」 ブロードは二階にあがって部屋に行き、ナイフの入った袋を取ってきた。袋から一本ずつ取り出してテーブルに並べる。小型のものから大型のものまで片刃のナイフが並べられた。女将に頼んで暖炉にくべるまきを一つもらい、中年に差し出した。 「好きなのを選んでいいよ。どれも同じ値段だから」 「好きなものをって……全部おんなじってどうゆうこった?」 「試しに削って、気に入ったものならば」 「だってよ、これなんか高そうな宝石がついてるじゃないか?」 「そんなのは価値に入らないんだ」 「はあ?」 「とにかく、木彫りをするにはどういったのがいいかなんてのは、俺は知らないから、試しに削ってみてくれ」 中年の男は、納得いかないまでも試しに宝石のついたナイフを持って削る。まあまあだった。次は一番小さいナイフ、その次は一番大きいナイフ……。こうしてすべてのナイフで試し切りが行われた。 「これだな」 中年の男は迷わず一本のナイフを手に取った。 「いくらだ? これなら……」 「千五百デリル」 「ばっきゃろーか、ボーズ。二千払う。受け取れ!」 「……どうも」 選んだナイフを鞘に収めて中年は礼を言った。 「それにしても、面白いくれえに削れるな、このナイフは」 「それには、木の妖精がついているんだ」 「へえ、木の妖精ね。こりゃ大切に使わんと」 中年は冗談と受け取って、笑って帰っていった。 「妖精は作ることが好きだからね」 魔剣には妖精がついている。そのためさまざまな付加が着いてくるが、呪われている。だから、使えず捨てられた。 彼は、そんな捨てられた剣を拾って生活している。
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