気まぐれ日記
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2004年04月07日(水) 自分勝手な展開

 ばかりでごめんなさい。阿呆なことばかり書いて。ところで、「迷宮百年の睡魔」読み終えました。面白かった、と一言で片付けてはよくないですが、内容を書くわけにはいかないので。(もし、読みたいという方がいればの話)もし、続編があるならば、今度は三人で行動なのですよね、きっと。

 その日は本当に久しぶりにゆっくりと休んだ。
 「天上ってここよりもいいってことよね?」
 「さあ、そこまでは……でも、きっと天国みたいなところですよ」
 タジュトがシルアの母親とそんな話をしていた。シルアは面白くないのか、すこし浮かない顔をしている。
 「胡散臭いんだよな」
 ダノは小声でシルアに言った。彼女もうなずいた。翌日、三人はその世界を出て行った。また、塔の内部に入る。

 塔 四階

 「私は、平和なんかつまらないって思っていたの」
 シルアが歩きながら話した。
 「だから、攻撃能力がついたとき、思い切って塔に入ったの。家出したって言えばいいわね」
 二人から何も聞かずとも、彼女は続ける。
 「でも、甘かった。ぼろぼろであの一階の世界にたどり着いたの。そして、すぐ塔の扉は封印されちゃった。私は取り残されて一階の世界を歩きまわったけれど、能力が変わって盗賊に捕まったの。エスパー種族は高く売れるって。それからだった。帰りたいって思ったの。平和っていいなあって思ったは」
 話しているうちに四階のちょうど、シルアの世界の真上にたどり着いた。塔の中は方向感覚すら失うが、まだ三階から四階に来ただけなので失うほどではない。
 「シルア、ここが多分天国に当たる場所だ」
 「うん……」
 扉を開ける。おぞましいほどの闇が広がる。
 「ここ、なに?」
 「天国だとさ」
 そこは、暗く冷たい地獄だった。鬼たちが人間たちに鞭を振るい怒鳴りつける。
 「おら、働け! 楽した分働け!」
 「お前らは一生働くんだよ! 何しろ大王様の城は増築の増築による増築のための城だからな! いつまでたっても出来やしないんだ」
 「おら、そこ遅い!」
 遠巻きにそれを見たタジュトは、酷いとつぶやき、シルアは父の姿を探した。
  


草うららか |MAIL

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