気まぐれ日記
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ずっと前、本編をクリアしました。本当はクリア後のおまけみたいのをクリアしてからお知らせしようと思っていたんですが……。詳しくは後ほど。 今日からまたSaGaやります。
塔、三階
塔の中は広い。時間の感覚も失われた。中のモンスターたちはダノたちを見るなり襲いかかる。 「今、まだ三階なんだよな」 もう、何日もいるかもしれない。まだ、三時間もたっていないかもしれない。そんな混乱がダノに襲いかかる。タジュトはやはり元気だった。モンスターは自分の世界よりも手ごわくなったが、それ以上に自分たちも強くなっていた。タジュトはそれに感激し、襲い来るモンスターを倒しまくっていた。 「嫁の貰い手が……」 ないんじゃねえか? ダノはそんな妹を見てため息をつく。もう一人の仲間、シルアはおとなしい。今、彼女の能力は変化し攻撃するすべがないという。幸いタジュトとダノでも十分やれているので構わなかったが、いざという時にだけ、本を使用した。北東の王からのお礼だった。 「お兄ちゃん、扉があるよ」 タジュトが大きな扉を指していった。それは、塔の町の扉より幾分か小さい。 「ああ、ここは……」 シルアが手を伸ばしかけた。すぐに引っ込める。 「どうしたの?」 「うう、なんでもない。ダノさん、開けてください」 「そうね、ここはリーダーでもあるお兄ちゃんが開けるべきよね」 そういわれ、ダノは扉を開けた。 そこは、のどかなで心地よく、暖かな陽が照らす、小さな小さな世界だった。 「一休みするには、ちょうどいいな」 草木が生い茂り、そこにはたくさんの種類の果物がたわわに実っている。楽園と、言ってもおかしくなかった。
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