気まぐれ日記
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| 2004年03月20日(土) |
とりあえず、一階の話が終わったらやめようか、と |
あんまり続けると、あきちゃうので。読んでる人には申し訳ないんだけど。
王の剣を避けるのでダノは手一杯だった。 「どうした? 小僧。そんなんでは塔に入った瞬間、やられてしまうぞ!」 「くそっ!」 何度か王の剣を受けているうちにダノのロングソードが砕けた。すかさず、王の剣の柄がダノの胸を突いた。 「あっ!」 「これも、運のつきだな」 王の剣が動けなくなったダノに振り下ろされる。 ダン! 「やめて!」 タジュトがデリンジャーを放った。弾丸は王の剣を弾き飛ばした。 「タジュト! それ、どっから持ってきたんだ!」 「そんなの、どうでもいいでしょ! 王様、もうやめて。お兄ちゃんを殺さないで」 「ふん、お前たちは勝手に余の城に入ってきたのだ。殺されても文句はない」 王が懐から短剣を出す。それをタジュトに投げつけた。 「きゃあっ!」 その短剣が彼女の肩を貫く。 「タジュト……」 「次は、小僧だ!」 「待って!」 シルアが立ちはだかる。 「なんだ、小娘」 「さあ、やってみなさい!」 「いい度胸だ、小娘!」 振り下ろされた剣はシルアの目の前ではじかれる。 「サイコバリアーよ。そして、こっちは……」 シルアの手のひらから炎が生まれ、王を取り巻いた。 「ぐあああ……!」 「ファイア、炎の魔法よ」 シルアはタジュトの元に駆けつけた。 「大丈夫?」 「痛いよ……」 「ヒーリングするから、動かないで。大丈夫だから」 シルアが放つ暖かな光が、タジュトの肩の怪我をみるみるふさいで行く。 「シルア? それ……」 ダノが起き上がった。彼には目立った怪我はない。 「言ったでしょ、私たちの力は不安定なの。急に使えるようになったの」 「すっげー……」 ダノが感心する。 「治ったあ、ありがと、シルア。もう痛くないし、動かせる」 タジュトが元気に言う。 「くくく、はーっはっはっはっはっはっ!」 その身は業火で焼かれたはずだが、王は起き上がった。 「久々に楽しかったぞ」 「王、大丈夫か?」 「いやはや、心配するほどではない。余は少し人間と違う。小僧、お前は運が良いな。運も実力のうちというくらいだ。この剣を預けよう」 王は手にした剣を放り投げる。 「英雄の像の剣……」 「もっていくがいい。そして、一つ忠告だ。塔は危険だ。心して行け」 「ありがとよ、王」
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