気まぐれ日記
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2004年03月03日(水) そろそろ終わりそう

 長かった『ウォンテッダー』も、そろそろ終了します。長い間ご愛読ありがとうございます。これからもがんばりますよ。

 「俺の勝ちだな」
 スノムウェインは自分の身体を魔力を吸われ、消滅した。断末魔の余韻だけを残して。
 ブロードは力を抜いて、空を仰いだ。
 ティママンはヒューっと口笛を吹く。
 「やったのか?」
 と、バルク。彼はアニムを助け起こしていた。疲労はしているが、魔力消費による昏睡はなさそうだった。
 「やったじゃん」
 ティママンがブロードの近くに寄った。彼は、ふらりと倒れた。

 一番近い町がアルマスの都に一番近い町。最初に来たころはスノムウェインの支配下だったが、今は活気にあふれている。すぐに宿に向かう。バルクはブロードをかついているし、アニムはまだ疲れきっているのでそうせずにはいられない。やや、いぶかしげに見られたが部屋を借りられた。
 「ふう」
 バルクがブロードをベッドに降ろして息をつく。
 「こいつ、どうしちまったんだ?」
 「……」
 「それより」
 部屋のドアがいきなり開く。
 「お客様、ルームサービスなどいかがですか?」
 「セアレ!」
 「お久しぶりです。ティママン」
 「お前、何でここに?」
 「ああ、管理人代理役です」
 「で、それがなんで宿でバイトしてんだよ。なんでさっさとスノムウェインのとこに来なかったんだ」
 「あなたほどの魔族がいれば大丈夫でしょ?」
 「よく言うぜ。俺なんか、身体は人間だぜ。本来の半分も力はねえんだよ」
 「おい、漫才はそんくらいにしてくれ」
 と、バルク。
 「あ、すいません。僕はセアレって言います。以後よろしく」
 セアレは飄々とした態度でお辞儀をした。


草うららか |MAIL

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