気まぐれ日記
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びゅーびゅー吹いてます。しかも寒い。いや、そんなことはどうでもよいっすね。つい、ガンガンYG買っちゃった。(心の声 全プレに惑わされた世の少女には可哀想な一冊。こういうあこぎな商売すんなよ、SE。少女が読まない漫画がほとんどじゃねーか。だから……ぶつぶつ……。とにかく荒川先生に負担かけさせないようにしてくだせい 心の声終了)ああ、つい、文句が出ちゃったよ。
アニムはスノムウェインが苦しんで倒れる姿を見た。魔力はほとんど吸われていない。握られた腕も投げるように離した。 「ど、どうしたの?」 「……まずい」 「?」 「何故、エルフは不味い? 話には聞いていたがこれほどだとわ……」 エルフは不味い。その血も肉も魔力もすべてが不味い。と、魔族の間ではささやかれている。 しかし、その不味さを克服できれば、人間よりはるかに美味で、より強い力を得るとも言われる。が、迷信である。実際エルフを好んで食らう魔族はいるが、単なる悪食としか見られていない。 「悪かったのう!」 アニムは腹が立ってさっき懐にしまった魔封環を取り出しスノムウェインの腕に取り付けた。 食われるのはいやだが、不味いと言われてはうれしくない。 「なんだ、これは!」 「魔力を封じただけだ」 「こんな物を!」 「ルイ、今だ。逃げよう」 「うん!」 ルイの移動術でそこから脱出した。場所は適当なため、街の中であるがどこなのかわからない。 「ここ、どこ?」 「さあてのう」 アニムは地図で場所を調べたが、通りの名前や店が一致していない。つまり、ここはアルマスの都ではないことがわかった。 「そう、遠くを考えたわけじゃないのに……」 「むうう、どうやらさっきのスノムウェインのところがすでにアルマスではないのかもしれん」 「あ、そうか。でも、どうしよ、アニム」 「とにかくここがどこのなのか知ることが先決だ」
宿屋の一室。バルクはベッドに腰掛け、ブロードはソファ−の上で転がっている。 「どうするよ、おっさん」 「うが〜、どうすればいいんだ?」 お互い、いい案なんぞ思いつかない。ブロードはため息をついた。 「どうするってったって……」 バルクが突然剣の柄を握った。空間を一薙ぎする。何事かとブロードは起き上がった。きいん、と金属が鳴りそれが現れた。スノムウェインである。 「おめえ、確か……」 「スノ? すのの……酢の物?」 「スノムウェインだ。元人間」 ブロードのボケを短く打ち切る。 「助かったぞ、人間。このやっかいな腕輪が外れた」 「腕輪?」 床を見ると、真っ二つに割れた魔封環が落ちていた。バルクが振るった剣はそれにあたったのだ。 「なんの用だ?」 「礼にきたんだが、あのエルフはいないようだ」 「礼? エルフってアニムのことか?」 「さあ。名前など聞かないからな。いないのであれば、変わりに元人間、お前を食おうか? 魔力は十分集まった。だからあの悪魔とともに食おうと思ってな」 「……その前に聞かせろ。ルイちゃんが言っていたけど、糧は生きる元であって人間が食事をするのと同じなんだそうだ。強くなるものでない。だったら、あの魔力はお前の糧ではない。強くなるにはあの魔力は不安定だ。それで、何故強くなれるんだ、お前は?」 「ふーん、では、教えてやろうか」 スノムウェインが、適当にイスを引いてきて腰掛けた。二人にも座るように促す。バルクは座ったが、ブロードは座らずにいた。それに構わずスノムウェインは話し始める。
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