気まぐれ日記
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2004年02月12日(木) 明日はおでかけ

 します。疲れきって携帯からちょこっと書き込みする程度、と思ってください。14日は二日分書きます。

 ルイは、街のお菓子屋にいた。実に彼女らしい。スウィートストリートとベタな名前のついたその通りは、その名の通りお菓子屋がずらりと並ぶ通りだった。彼女はもちろん、この街にこんな通りがあるのは知らなかったが、人々に「甘いものが売っているところは?」と尋ね、この通りの事を聞き、嬉々としてここにいる。まずはどこにしようか? とショーウィンドウを眺めてため息をついた。
 「おいしそう……」
 彼女はショーウィンドウ越しにある、おいしそうな芸術品を堪能する。
 からん、と鐘が鳴る。早速その店に入ったのだ。
 「え、とね」
 「お客さん、人間ですか?」
 「はい?」
 ケーキを選ぼうとショーケースを覗いた時、女性の店員に突然尋ねられ、ルイは驚いた。
 「何?」
 「お客さん、人間ですか?」
 「うーん、人間じゃないけど?」
 「ここは、人間と神しか入れません。お客さんは神ですか?」
 「はああ?」
 「残念ですが、この店の商品は、人間と神のみに売れるのです。お客さんは該当しないので売ることができません。
 「……じゃ、聞くけど、悪魔が買えるケーキ屋さんは?」

 「お客さん、悪魔ですか?」と聞かれ、はいと答えたら、追い出された。さらに、役所に雇われたというウォンテッダーに追いかけられ、捕まって牢に入れられた。
 「なんなのよ〜、これ」
 彼女は泣きそうになった。こんな酷い目に合うのも初めてかもしれない。しかも、悪魔だという理由で。
 「この街は、神と人間のための街。あなたは不適格なのですよ」
 「でも、宿には泊まれたわよ」
 「ああ、街の入り口付近のみはね。すぐ出て行けばよかったのに」
 「なんで、そんな変な街になったの?」
 「はあ、何を言うんです?」
 「……」
 彼女は何を言っても無駄だと知り、どうすればここから出れるのかを聞いた。
 「そのうち出れますよ。ただし、この街には二度とは入れませんが」
  


草うららか |MAIL

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