気まぐれ日記
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では、すぐ始めます。
宿が決まり、すぐ夕食。食べ終わったら皆、部屋に戻って休むことになった。ルイだけが別の部屋だが隣にある。 「疲れたのう。さすがに」 「こんだけでかい街だとな。歩くだけでも疲れる」 「俺も、疲れた。こんな人の多いのも初めてだ」 三人はもはや寝る仕度をしていた。 「本当に寝るのだな、二人とも」 「ああ」 「これ以上起きて、何をするんだ?」 アニムが明かりを消すとすぐに寝息が聞こえた。
「自由行動だ」 アニムが言う。朝食の席でのことだった。 「ほんと? ほんとにいいのアニム」 ルイがうれしそうに聞き返した。 「各自おのおの見たいものを見ると良い。こんな大きな街では何が変わったことなのかわからん。手分けして情報を集めるのだ。ただし、昼食代などは各自で払うことだ」 「留守番ってのはだめか?」 と、ブロード。面倒なようだった。 「いや、構わぬ。ただしこの近辺の情報集めを頼む」 「……留守番じゃねえ」 「あとは、帰りもここに帰ってこれるよう。場所を把握することだのう」 朝食が終わると、ルイはすぐに用意をして街の中に繰り出した。 「アニム、パンフの予備あるか?」 「パンフならこの宿にもある。買え」 「お前が持ってるのをちょっと見せてくれ」 ケチだのう、と言いバルクにそれを渡す。世界各地の大きな街を紹介しているパンフレットである。アニムが行ったことのある場所にはいろいろ書き込みがしてあり、どのレストランがうまいか、どの宿が安いか、服を売っている店ではこうだ、などなど書かれている。アルマスの都にはこの宿が書かれている。『とりあえず安い』と。 「名所っていっぱいあるんだな」 「小生はこの博物館に行こうと思うのだが……」 「じゃあ、俺はこっちの遺跡にする」 バルクの行き先も決まり、二人も街へ繰り出した。ブロードはふらふらと近所の公園へ散歩に出た。
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