気まぐれ日記
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行った。ねえ、ツタヤさん、「キノの旅」三巻以降出さないんですか?、ねえ、ねえってば。(鍛冶店、あんたですよ)
中心都へは、かなり歩くことになる。それでも途中で情報を拾うため、徒歩で行くことになった。アニムが調べたところ、十分すぎるほど村や町があるそうだ。同行を嫌がるかと思われたブロードも特に気にした風もなく、構わないと言った。 「でも、なんでだ?」 「お前がいるとな、結構便利だからよ」 「……」 理由はともかく、ルイとの利害は一致している。例の魔力も尽きるどころか行く先々で増えてきている。スノムウェインの思い通りに二人は彼に魔力を送り続けている。 村を出て、すぐに彼女は現れた。 「あー、退屈だった」 雪の妖魔である。 「お姉さん、お帰り」 「ただいま、坊や」 バルクが咳払いをした。 「おめえ、見ねえ内に女連れて何やっとんだ?」 「ああ、エーデルは俺の妖魔だから。ついてくるのは当たり前だ」 アニムがぽんっと手を打った。 「お主、妖精使いだったのか?」 「ああ、そうだ」 「なんだよ、その妖精使いって?」 ルイがバルクにこそっと説明する。 「はあ?」 それでも納得ができなかったのでアニムが補足する。 「バルク、妖精使いはそうおらん。『妖精主の大陸』でなら多いかもしれんがのう。それでも少ないだろう」 「しかし、妖魔って言わなかったか?」 「妖魔も妖精の仲間なのよ、おじ様」 「お、おじ様……?」 「それにしても、変わっているわね。悪魔にエルフに人間……。あら、セルヴぇス……久しぶりね」 「セルヴぇスを知ってるのか?」 「昔殺されかけたわ。向こうは冗談だったみたいだけど」 バルクの問いに妖魔はあっけらかんと言う。 「過激だな、ドラゴンって」 ぼそっと言うブロード。ちょっと剣ににらまれたような感覚がした。 「じゃあ、紹介するよ。雪の妖魔エーデルだよ。お姉さん、あっちのおっさんがバルク、その隣の子供がアニム、こっちのかわい子ちゃんがルイちゃん」 「ちょっとまて、その妖魔をどこで連れてきたんだ」 「ああ、例の村で……」 「若い男の変死体が、どうのこうのっていうとこの?」 「まさか、原因ではなかろうな?」 「そうだよ。おっさん、魂取られないよう気をつけろよ」 「……おめえの感覚、よくわからん」 バルクは、複雑な表情をした。
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