気まぐれ日記
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やりますか。
「そんなことがあったのか?」 アニムは留守中に起こったことを聞いた。 「しかし、例の魔力を欲しがる魔族か。魔王は知っておるのかのう」 「ああ、多分知ってるだろうな」 と、バルク。 「また、お前に助けられたな、セルヴェス」 バルクは剣をなぜた。 バルクを主としたかったドラゴンの長セルヴェス。しかし寿命には勝てず、その身を剣と変えた。今のところバルクのみが持てる剣で、語りはしないが意思を持っていて、バルクを守っている。 「でも、なんでこの世界に来なかったスノムウェインが?」 「魔力があるからだろ?」 「まったく、そろそろ魔力について知らんと、えらいことになりそうだ」 「誰っ!」 ルイが叫んだ。空間に向かって。 「あー、俺だよ俺」 三人とも聞き覚えのある声だった。それは何もないところから急に現れる。 「よう。やっと見つけた」 「ブロード!」 「なんだか皿に人間離れしてるのう」 「魔族化がさらに進んだみたいね」 ブロードは三人の顔を見て、息をついた。 「お前らに会うと、緊張ってものがどっかにいっちまう」 「この間より、元気になったみたいね」 「ああ、あのスノムウェインとかいう、気障な野郎に魔力を盗られたうえに変な細工までされてな。むかついて腹が減るわで……」 「スノムウェイン!」 「ここにも来たようだな」 「うん、あたしが取り込んだ魔力を奪って行ったわ」 「ルイちゃんは変な細工されなかった?」 「わからない。でもまだ魔力を取り込んでいるのに体が楽なのよね」 「……調子悪かったの?」 「そうなのよ、あの魔力、体に合わなくて寝込んでいたのよ」 「もしかして、あのスノムウェインって奴に魔力送っているよ、きっと」 「それ、どうゆうこと?」 ブロードは自分がされたこと、そしてルイもされたのではないかということを話す。 「きもちわるいー。なんだかつながっているって感じ」 「……だろ。魔王の奴が細工の解き方を探すって言ってるけど、時間がかかるだろうな」 「しかし、魔力を集めているということは、例の魔力には何かあるということだろう?」 アニムの言葉に皆黙る。 「……そうだな」 「そうよね……」 「俺はどうやら糧になるらしいけど」 「……」 しばらく黙ってバルクが切り出す。 「これから、どうする?」
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