気まぐれ日記
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2003年12月24日(水) 今年もクリスマスは

 家族や伯母とそろってやります。ケーキはスナッフルズと国際ホテルのケーキ。この時期、本当に怖い。食ってばっかりだ。

 「まだ、話があるのか?」
 イーリスはうなずいた。
 「うん、グオンが」
 そう言って自分は退室する。グオンは部屋の奥にいた。
 「お前が魔族になったと言うことは聞いた。カルストラがオフィーリスを世話役として推薦した」
 「オフィーリス?」
 「私の妻、みたいなものだ」
 「……つまっ?」
 壁からにゅうっと腕が伸びた。ぬっと彼女は現れた。黒いストレートの髪に白い肌、黒いワンピースの美人だった。
 「あなたが、そうなのね。かわいい坊やじゃない」
 その額と右頬には、複雑な紋様のいれずみがある。これがなければ、人間世界にまぎれて暮らしてもかわらないだろう。
 「私はオフィーリス。しがない魔族。よろしくね」
 「はあ」
 なんとなくぼんやりと返事をした。
 「思ったより重症ね。やっぱりショックが大きいのかしら?」
 首をかしげるオフィーリスにグオンは耳打ちをした。かなり長く説明した後。彼女は、「そんなことがあったのね」と言ったきり、特に何もしゃべらなかった。
 「私はね、魔族として、あなたが知らなければならないことを教えるために来たのよ。カルストラは半分は魔族じゃないから辞退したのよ」
 「へえ、じゃあ、あいつ、なんなんだ?」
 オフィーリスは人差し指を立ててブロードの口に押し付けた。
 「それも後で教えてあげるわ。ちょっと黙っててね。あなたには例の魔力集めを一時中断してもらうわ。とりあえずはあの三人組にまかせましょ」
 「ああ、いいのか?」
 「非常事態ってほどじゃないけど。あなたに教えるほうがさきだから」
 「で、どうするんだ?」
 「魔界に来てもらうわ」
 「出発は?」
 「今すぐよ」
 「わかった。じゃあ、ちょっとあいつらに挨拶してくる」
 ブロードはゆっくりと歩いて部屋を出て行った。


草うららか |MAIL

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