気まぐれ日記
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家族や伯母とそろってやります。ケーキはスナッフルズと国際ホテルのケーキ。この時期、本当に怖い。食ってばっかりだ。
「まだ、話があるのか?」 イーリスはうなずいた。 「うん、グオンが」 そう言って自分は退室する。グオンは部屋の奥にいた。 「お前が魔族になったと言うことは聞いた。カルストラがオフィーリスを世話役として推薦した」 「オフィーリス?」 「私の妻、みたいなものだ」 「……つまっ?」 壁からにゅうっと腕が伸びた。ぬっと彼女は現れた。黒いストレートの髪に白い肌、黒いワンピースの美人だった。 「あなたが、そうなのね。かわいい坊やじゃない」 その額と右頬には、複雑な紋様のいれずみがある。これがなければ、人間世界にまぎれて暮らしてもかわらないだろう。 「私はオフィーリス。しがない魔族。よろしくね」 「はあ」 なんとなくぼんやりと返事をした。 「思ったより重症ね。やっぱりショックが大きいのかしら?」 首をかしげるオフィーリスにグオンは耳打ちをした。かなり長く説明した後。彼女は、「そんなことがあったのね」と言ったきり、特に何もしゃべらなかった。 「私はね、魔族として、あなたが知らなければならないことを教えるために来たのよ。カルストラは半分は魔族じゃないから辞退したのよ」 「へえ、じゃあ、あいつ、なんなんだ?」 オフィーリスは人差し指を立ててブロードの口に押し付けた。 「それも後で教えてあげるわ。ちょっと黙っててね。あなたには例の魔力集めを一時中断してもらうわ。とりあえずはあの三人組にまかせましょ」 「ああ、いいのか?」 「非常事態ってほどじゃないけど。あなたに教えるほうがさきだから」 「で、どうするんだ?」 「魔界に来てもらうわ」 「出発は?」 「今すぐよ」 「わかった。じゃあ、ちょっとあいつらに挨拶してくる」 ブロードはゆっくりと歩いて部屋を出て行った。
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