気まぐれ日記
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カルミアの親父のことを書くにあたって、前に、彼女の両親はすでにいないって書いたんだっけ……。覚えていませんでした。だから、彼女は成人してから養女となった、変な人生を送ることになったのです。(←ちゃんとメモっておけよ、バーカ・泣)
「このお茶、おいしいー」 ビスケットと出された紅茶を飲みながらルイは感嘆の声をあげる。 「へえ、ビアソーイダでそんなことがあったの」 ブロードからある程度の話を聞いてカルミアは楽しそうにしていた。 「カルミアは元気だった?」 「ええ、風邪も引かずにいたわ。でも、ここの生活はつまらない。仕方ないことなのだけどね」 巫女には制度に基づいた生活が強いられる。カルミアがクレンムに赴いていた時には見られなかったが(サボっていたらしい)、彼女も例外ではない。 「そろそろ、掃除の時間なの。失礼していいかしら? お茶のおかわりは自分でやってね。帰るときは、いつでも帰ってね。カップはそのままでいいから」 それじゃ、と言って彼女は消える。
「珍しいね」 「なにが?」 ルイは最後の一枚のビスケットを口に入れた。結局彼女が全部食べた。 「ナンパしないの?」 「好みじゃない女以外はね」 ルイがしばらくビスケットをぼりぼりと噛み砕いていた。飲み込むと、続ける。 「……それって、好みじゃない女の子にはナンパするってこと」 「そう」 「……かなりひねくれた性格だと思うけど、それって、カルミアは好みだからナンパしないってことだよね」 「うん」 「……ひょっとして」 ルイは、ブロードが頬杖ついて、上の空になっていることに気づく。紅茶は砂糖を大量に入れてあふれていた。 「ちょっと、何やってるのよ!」 ルイの怒鳴り声により、彼は多量に砂糖の入った紅茶に気づいた。 「全部飲みなさいよ」 目が覚めるほど甘い紅茶を彼は渋い顔で飲んだ。
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