気まぐれ日記
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2003年11月06日(木) ナンプレ

 某新聞の日曜版には、数独となってます。クロスワードとか、そんなんです。9×9のマスに1〜9までの数字を、重ならないように埋めていくゲーム。はまってます。

 アニムのモットーは、休める時に休め、食える時に食え、もらえる時はもらえ。
 バルクはあきれながら聞いたことがある。しかし、長く旅をしているから気持ちもわからないわけではない。すでに寝息を立てて眠っているアニムを放っておいて彼は部屋を出ようとした。
 「あ、バルク」
 さっぱりとしたルイがラナに連れられてきた。
 「遅かったな、ルイ」
 「うん、気持ちよかった。すっごい広いんだもの」
 「そうだろ、俺もがきん時は泳いだ」
 「フレクアは?」
 「用があるってどこかに行っちまった」
 「そう……」
 「それよりもよ、ルイ。面倒なことになっちまったぜ」
 バルクは魔王からの依頼のことを話した。
 「私が、その生きているような魔力を探せるって?」
 話を聞いたルイは、あのクレンムの村のことを思い出す。しかし、魔力らしいものは思い当たらなかった。
 「それとよ、」
 バルクが言いかけたとき、その話題の人物が現れた。
 「お、ルイちゃん!」
 「棺桶男!」
 「そりゃないぜ!」
 棺桶男と呼ばれたブロードは、抗議したがルイにとっては、棺桶から出てきた彼が印象強い。
 「でも、どうしてここに?」
 「魔王に頼まれて、な。協力人ってやつだ」
 「そう」
 それからバルクに向かって、
 「ねえ、カルストラ、私のこと他に何か言ってなかった?」
 「いや、なにも」
 「そう」
 ルイは、ほっとしたが不思議に思った。どうやら彼女の祖母は、まだ彼女を探していないと思われる。それとも、カルストラが特に何も言わなかったのは、自分が魔力探しに適しているからだろうか。
 「ねえ、バルク。どこに行くつもりだったの?」
 「ああ、久しぶりに図書館でも行こうかと思ってな」
 「あ、下にあった図書館ね。私も連れてって」
 「俺も、暇だし」
 レトも誘おうかと思ったが、彼もアニムの思想と同じらしく寝ていたので、そのまま図書館に行くことにした。
 


草うららか |MAIL

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