気まぐれ日記
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2003年11月05日(水) メガネメガネ……

 さっきまで探してました。なくても見えるんですが、ないとはっきりしないので。あほみたく探してました。見つかってよかった。
 ずっと前、ガートルードのレシピの最終巻を読んだと書きましたが、実はまだ続巻があり、5巻で最終巻でした。

 「そういえば、ルイは?」
 と、アニムがフレクアに聞いた。
 「ルイお姉様なら、まだお風呂です。好きなんですね」
 「長いからな」
 バルクはルイの風呂好きを知っている。もっともアニムは、それくらいが普通だと言うが。
 「しばらくたったら戻ってきます。案内はラナに任せてありますから。では、夕食時間までごゆっくりとお過ごしください」
 フレクアは、私は準備があるからと言ってどこかに言ってしまった。バルクたちは、部屋に戻って休憩することにした。
 「これからするべきことは……」
 と、アニム。それを傍観するように眺めているブロード。そしてバルクは頬杖をついてベッドに転がっている。レトはなにがなんだかよくわからなかったが、とりあえず話に参加しようとしている。
 「まず、ビアソーイダ国王からザック=ルハーンの情報を引き出してもらう。そしてレトの妹を助ける。それが終わったら、魔王の依頼に移ろう。ただ働きだがの」
 「俺は、魔王から指示があったからそっちに行くわ。行き先は、今度はフォーランズだってよ」
 面倒くさそうに彼は、ソファーにもたれかかった。
 「……あの、さっき何て言った?」
 レトが聞いた。
 「ああ? フォーランズに行くって言ったけど?」
 「いや、その前」
 「魔王か?」
 「まさか、あんたたち、カルストラを知っているのか?」
 「なんで、お前が知ってんだよ」
 逆にブロードが聞く。
 「俺たちは、魔王に安全な住処を探してもらっている。人間が怖いからな。俺は逃げ足が速いし、人間慣れしてるけどよ。女子供は近寄りたくないってくらいだからな」
 レトは、少し低い声で言った。
 「……そうか、お互い苦労するのう」
 「あんた、エルフだもんな。最初は信じられなかったけどにおいでわかるよ。人間の多いとこをよく旅してんな」
 「せざるをえない状況でな」
 アニムはそれから話を変えて、言う。
 「さ、少し寝るか。夕飯になったら迎えが来るだろう」


草うららか |MAIL

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