| 2004年11月19日(金) |
流れ星 Shooting Star |
「若いとき」 若いとき、そうでないときよりも死について考えるのは当たり前だろう。 だって生まれたばかりでそれについて知らないことがたくさんあって、人間の持っている知識欲が考えないことを許さないだろうから。 しかしそれについて考えることに罪悪感を持つのは何故か。 子供の頃、親や友達に、それについて考えていることを伝え辛いのは何故か。 たぶん今よりも自分を客観的にみることができず、自分だけが普段誰も口にしないそれについて考えていて異常なのではないかという無知故の先入観によるものだろう。
「流れ星」 大人になるにつれて、僕たちは評価対象に付随する評価項目外に関する情報の先入観によって、物事の本質を見誤ることがある。 どうしてそれほど純粋でなくなってしまったのだろうか。 いや、初めから純粋であったことなんてないのかもしれない。 そんな言葉、人間が作り出したものに過ぎない。 人間が純粋であれば、純粋さを求めるはずがない。 そうなのか。 本当にそうなのか。 純粋が故に同志を求めるように純粋さを求めているのではないか。 一つ言えるのは、生まれた瞬間に死に向かう僕らがその定められたコースにいる以上、僕等はマラソンランナーであり、時にはゴールを意識せずにはいられないということだ。 マラソンランナーにとって純粋なこととは、ただ、走ることだろう。 せめて、生まれた瞬間に死に向かう僕等が、あの流れ星のように夜空に輝く綺麗で純粋にみえるものであってほしいと願う。 理由もなく、唐突に、暗闇をバックに誰かに願われようとして翔けたもの。 それが、人間か。 誰に願われているのか。 きっと、僕が知っている宇宙というやつだ。
―END―
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