N氏:これは行動を吸い取る機?(とそのマシンを指差し、博士に尋ねる) 博士:そうじゃよ、試しにスイッチを(オンにする) N氏:ほんとだ、さっき喋ったことを忘れたけれど、喋った内容は覚えているので会話は続けられる 博士:そうなのじゃ。常に会話を交わしたことは覚えられなくなるからな。ドカッ N氏:何をするんですか!痛い・・・あれ?痣になってない・・・でも痛い・・・・・・・ 博士:なにしろ行動はなかったことになるからな N氏:なるほど。でもなんで殴ったんですか? 博士:肉体にダメージはないからいいかと思ったんだ N氏:そうですか。ということは悪意はないんですね 博士:ない。実験の一環だよ。このマシンは成功した N氏:よかったですね、それにしても・・・痛い、痛い。なんでしょうか、痛い、ということを覚えているのに、さっき殴られたことは覚えているのに・・・ 博士:痛いかね? N氏:はい、痛い・・・・・・・ 博士:でも肉体にダメージはない N氏:なんだか不思議な気分です。博士が怖い 博士:なぜ? N氏:確かにダメージはありません。ただ痛みが初めからないので、痛いという感情がなにをきっかけに消えていくのでしょうか? 博士:そういえばそうじゃ N氏:この痛みは私には相当な衝撃です。なんだか理不尽だ。なんで・・・なんで博士は私を意味もなく殴ったのですか?怖い・・・私はあなたが怖い・・・・・・・・・・・・・
―END―
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