2003年12月01日(月) 安野モヨコはだからブスって言われるんじゃないのか?��
井ノ本です。 えーと今日は自分を棚にあげます。
なぜか家族が「美人画報ワンダー」(安野モヨコ)を買ってきたので貸してくれました。 いっしょに「泣き虫」(金子達仁)も。 ありがとう
とりあえず美人画報ワンダーを読んでみましたが。 いやー本気でつまんない。 これ、もともとVOCEという美容雑誌に連載されてたんで読んでましたが、最初のほうはおもしろかったんだけど、加速度的につまんなくなっていったんだよなあ。 もともとのコンセプトは「美人を目指すひとの画報」みたいな感じで、まあいっちゃえば美人になりたい(つまりいま美人じゃない)安野モヨコがどうやって美人になるか、ということで。 で、安野モヨコの奮戦記をときに爆笑ときにトホホときに…って感じでつづるという趣でした。 最初はそれがおもしろかったんですけど、とちゅうからどんどんおもしろくなくなっちゃってね… 成功と失敗をつづるっていうんじゃなくて、なんつうか、すごい逃げを打ちはじめてるなあ、というか。 最初はダイエットに成功した!失敗した!髪型変えた!こんなにあかぬけた!とかいうレポートとか、いかにも青山にいそうな格好をしている自分ってもしかしてコスプレなんだろうか・・・とかいう自分を引いた目で見た考察とかあったんですけど、だんだんそういうのが減ってって、「最近のアタシのオシャレ」とか「新しいウチのインテリア」とかそんなんばっかになってって。 うーんそれを求めてないんだけどなあ。というか。 まあぶっちゃけ、いくらオシャレしようとインテリアにころうと安野だろ?って思っちゃうんですよ。 そのお素敵なきれいな部屋にいるのはきれいじゃない安野モヨコじゃないか…と。 いくらそういうこと言われたって「で、正味の話、キミ、美人になれたん?どうなったん?」とツッコまずにはいられないわけで。 で、最後ほんとあきれたのが、「美人にはなれないけど「きれいなひと」にはなれると思う」って。 逃げじゃん! モノカキとして逃げじゃん! 自分で買ってたら版元に返送したかもしんない。 それくらいあきれました。
こういうテーマってほんとやりづらいと思うんですよね。 半端にきれいな人だと却って反感買うし、かといってぶっちゃけるとあんまりぶさいくでも見苦しいし。 プチブサイクくらいがいいんでしょうね。 でもなんつーかエステの広告とか見ていただければおわかりかと思うんですけど、実際使用後を見ても「きれい…か?」って感じなんですよねえ。 だけど本人はもうめっちゃ自信満々なんですよね… 「夢は女優」とか言っちゃってね… 世間をモノサシにすればせいぜい偏差値50でいいとこ。 でも本人脳内をモノサシにすると偏差値70。 だから本人的には女優にもなれちゃうわ!って気分なんでしょうけど。
別に自信を持つのは悪いことじゃないと思います。 うーん、でも、なんていったらいいのかなあ… はっきり言っちゃうと、やっぱきれいも能力ですよね。 ほんとうにきれいなひとっていうのはほんとうにきれいです。 何度か女優さんとかモデルさんを街で見たことがありますが、日常にないきれいさだった。 きれいであることが仕事なわけです。 そりゃきれいだよね。 素人はやっぱしょせん素人だと思う。 居直るとか開き直るのではなく、きれいのプロにはかなわないというわきまえはあってしかるべきなんじゃないかなあ、と。 で、まあ、世の女性もどっかでそういうことをわかってはいると思います。 だけど、いやだからこそ、できるかぎり「きれい」の側に近づきたいよね!と思うんだろうなあ。 だから美人画報みたいな企画はなくならないのでしょうし。 わたし自身も素人ですからわからんでもないんですけどね。 でもなー。
こういう企画のワナってやってるうちに自己認識が歪んでくことなんだろうなあ… それでわけがわかんなくなっちゃっておもしろくなくなるつうか。
ええと長くなってるので続きは明日。 |
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