ESSAY
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2002年08月04日(日) 女の命は髪なのデス

先日、テニスサークル仲間がバリ島へ旅行に行ってきた〜という話をきき、
私も『あー、OL時代は金があったなぁ…』と思い出してました。
バリ旅行。


海外旅行はたいてい一緒に行くミクちゃん(仮名)と、このときも
行っていたのでした。
ミクちゃんは高校の同級生。
バリに行ったら、バリエステしようね〜♪なんて話をしていました。


ということで、バリエステを日本から予約。
そこはホテルからタクシーを飛ばしていく場所でした。

やっぱエステは気持ちいい〜(*^ ^*)


体のマッサージは、個室に入り、素っ裸で横になり、
自分の好みの香りを選んで、エッセンシャルオイルで全身をもみもみ。

よだれ垂らして寝てしまいます。<垂らすのは余計

まさに、天国!

シャワーを浴びて、服をきて、鏡の前に座る。
アボガドヘアエステは、アボガドクリームを頭皮に塗り、
ワシャワシャと頭皮のマッサージ。うふん。

シャンプーとコンディショニング、ブローで終わり。


あーーー、マジきもちよかったよ〜。
オイルマッサージがいいよね。
さ、ビールのみに行こう!!


と、思った矢先。


ミクちゃんがものっっっすごい怖い顔で
『あたし、ホテルに戻る!』
と、宣言しだした。

ちょっとまってくれ。
ここはバリ島の繁華街。夕飯の店もこのアタリをピックアップしてるんだ。
なんで帰るんだ!?

『え?なんで?』

『どぉぅーーーーーしても、帰るのぉっっ!!(> <)8 』

ミクちゃん、ダンダンと足を踏み鳴らす。


地団太を踏む女、ミク、26歳。


『わーーかったよ、帰るよ。はいはい』

しかたなくタクシーを止め、ホテルに戻る。


彼女は部屋に戻ると、洗面台に行き、髪をぬらし始めた。
そして、にっこり笑うと、『じゃ、夕飯食べに行こう♪』とのたまった。

あたいのアゴが外れたのは言うまでもない。


実は彼女、バリ旅行のために髪に細かいウェーブをかけたのだ。
ソレが、さっきのエステ屋のしあげのブローで、丁寧に髪を伸ばされたので
パーマがとれたんじゃないかと気が気じゃなかったそうだ。


----------てか、髪ぬらすだけにタクシー使ったんか?



おい、そのためにタクシー飛ばして帰ってきたのかよ!(怒声)

ストレートのあんたにアタシの気持ちなんかわかりゃしないでしょ!
もう、泣きたくなったんだから!(怒声)

そんなの、レストランのトイレでやればよかったじゃんかよ!

うるさいわね! これからレストラン行くんだから、いいじゃない!

   ………ちょっと待て。それは支離滅裂なセリフだよ……

わざわざ日本語が通じるエステを選んで予約したんでしょ!
ブロー中に止めてくれって言えばよかったじゃん! 英語ならストップだけだよ!

言えなかったから、ここに戻りたかったんでしょ!



結局、タクシー飛ばしていきましたよ、また街中に。

ハネムーン中に、奥様のわがままにふりまわされる亭主の気持ちが
痛いほどわかった旅行でした…



↑ふざけんな!

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