言の葉
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その人と過ごした時間は いったいなんだったんだろう… 今思い返してみても 不思議で そしてわからない そしてそれはまたこの先一生かけて 考え続けるものかもしれない
彼女とはあるパソコン通信で出会った 今みたいにみんながパソコンを持ってる時代じゃなく インターネットの存在も知っていたけど まだまだそのパソコン通信の会員として いろんな情報をみたり 掲示板を眺めたりしているだけ そんな生活がごく普通だったころ
正確にいうと ボクも彼女もある掲示板の書き込み常習者だったんだ もっといってしまえば ボク自身が彼女の書き込みが好きで ずっと集めていたんだ
その頃 自分の好きな書き込みを自分のパソコンに取り込んで 眺めるのが唯一の楽しみだった モニターの向こうに確かにいるはずの 人間の声を読み続けるのが好きだったんだ
それは日記でもなんでもなく ある時点での単なる戯れ言だったかもしれない でもそれが何よりも心に影響を与えていたんだ 今思い起こせば 病んでいたのかなあって自分でも思う しかしそんな時間があってもいいんじゃないかって 今でもそう思う
ある日 風邪をひいて会社を休んだボクは 彼女が退会するっていう掲示を読んで いたく動揺していた もう二度と彼女の言葉が読めない それが凄く悲しく感じてしまった 彼女の掲示に対して思わずメールしていた
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思わず自分の眼を疑った 想像もしなかった展開がこの先に待っていたんだ
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