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言の葉
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2004年03月27日(土) 別れの時間-2


初めて電話する時って
やたらに緊張する
なんとなくどうしたらいいのか
よくわからなくて

いや
電話をかけるっていう事も
実はあまり得意ではないかもしれない
なんか相手の時間に突然割り込むようで
邪魔だって思わないかなあとか
そんな風に変に考えてしまうトコがあるんだ

それで結局その時は
ボクの携帯番号を彼女に教えたけど
お互いに電話するでもなく
やっぱりメールで話してたんだ
自分の事を「おれさま」って表現する
ちょっと変わったところのある面白い人だった

それからどれくらいメールが続いただろう
お互いの顔を見ようっていうことになって
ボクは自分の画像をメールで送った

今みたいに携帯にカメラがついているなんて
想像もできない時代
それどころかデジタルカメラだって
まだ一般には普及してなくて
パソコンに写真を取り込むためには
普通の紙焼きをスキャナーで取り込んで
(これとて自分のものじゃなくて、会社でこっそり取り込んだし(笑)
やっと普及しはじめたMOにいれて自宅に持ち帰ったりしてたっけ

そして彼女からは封書に手紙と写真
いろんな写真がコラージュされて
手紙に貼ってあったのが
センスを感じさせてくれて
なんとも嬉しかったんだ

そんな風になんとなくぼんやりと
そしてしかし確実にお互いに惹かれあっていったんだ

パソコン通信に接続すると
メールが届いているっていうお知らせがある
そして読んだらすぐに返事を書く
テレホーダイに加入して
深夜まで何度もメールを往復させる毎日
そこに何があるってわけじゃないんだけど
確かに何かを感じる時間だったんだ

ある日




押すと言葉がかわる投票釦


初めて聞く生の彼女の声は
ボクの胸にしっとりと響いた
何をそんなに話すことがあったんだろうって
今なら思うほど長い時間
ボクたちは語り続けたんだ

電話が終わって
お互いに「おやすみ」をいいあった後
電話を充電器に置こうとしたら
手がガチガチに固まってたっけ

その日ボクたちは
数日後に一緒に食事をする約束をしていたんだ…



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