言の葉
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「求められる喜び」
今日電車の中でいつものようにマンガを読んでて この言葉に出会った瞬間 思わず絶句してしまった
さりげない日常の中に埋没させた 自分の胸の内をキリでつかれた そんな感覚
幼い頃から上の兄弟と比較されて育ったボクは 常に半端者の次男だった 「お兄ちゃんはもっと勉強できたのに…」 「お姉ちゃんは言うことを聞くいい子なのに…」
「…なのに…オマエは…」 幾度となく繰りかえされる親の言葉に反発を感じながらも 自分の胸の内は (そんなこといわれてもしょうがないじゃん) って行き場のない思いが渦巻いていた
この経験が今でもボクを律していることを この瞬間に気づかされてしまった
できの悪い自分を常に意識しつつ 「こうありたい」自分を渇望する日々 「求められる喜び」こそボクが生きる唯一の力となっていた
もちろんそれは全て自分の言動がもたらす結果だっていうのは わかってはいるけど でもいくら求めても決して与えられないもの
せめて一人だけでも そう感じてくれる人に出会いたいっていうのは 過ぎた希望だろうか
ほんの少しの憂鬱を アイスコーヒーとともに飲み込む 初夏の朝
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