窓の外を流れゆく景色に目を向けながらふと気づくと幾度となく携帯を確認している眼下に広がるきらびやかな世界は自分一人で眺めるにはちょっと寂しすぎるたった数時間前の出来事すら遙か昔のことのように茫漠とした記憶の中に沈むいいことなのか悪いことなのか誰にも聞けない誰にもいわないただ納得できない自分がたたずむだけそんな夜