矛盾スルニモ程ガアル
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2005年07月04日(月) ダイヤの大きさ。

こんばんは、ぼむでございます。




本日は婚約指輪がダイヤである時の、その大きさについてのお話でございます。
興味ない方はすっとばしてやってくださいませ。





婚約指輪を選ぶ時、ダイヤの4C(カット、カラー、カラット、クラリティ)の何を重視するかというのを、お店の人に聞いてみた所。



人によってこだわりが様々だと。カラット(重さ、引いては大きさ)にこだわる人もいれば、カラーやクラリティにこだわる人もいると。



んで、私が話を聞いた店員さんは、「カラットは上も下も幅があるけれど、カラーやクラリティなどは最上級のものが決まっている。そういう意味で、カラーにこだわる人は多い」と言っていました。



んで、実際にカラーを見せてもらって。



彼は「違いが全然分からない」と言っていましたが、私は「ダイヤの奥深さが違う…!!」と主張。(注:肉眼ではわからない差の色のダイヤを見たときにです。多分思い込みです)




何て言うか、一番透明とされるグレードのダイヤは、底まで抜けてる感じだったんですよ。

他のダイヤは、どこかで滞ってる感じなんですけど、そいつは本当に奥の奥まで光が、という感じで。



んで、これ以上のものは無い、という意味でも、絶対にDカラー(←Dが一番良くてEFGと続く)のダイヤがいいと主張したわけなのです。



クラリティはその分下げるか、と思っていたら、意外にもそのブランドでは最上級(フローレンスというのが一番いいのですが、内包物ゼロというのはありえないという考えによりその次のランクのものからしか無いのです)のものが見つかり、「これがいい」と念波を飛ばしてそれに決めた訳なのですが。




本当は、カラットはあるカラット以上のものが良かったのです。

それ以下(たった0.02カラットの差なのに、その差が大きい…)のものを着けた時に、ちょっと寂しい感じがしたので。


しかし、その希望するカラットよりも0.01カラット小さいものになった訳です。(たかが0.01というなかれ。0.02違うと結構違ったんですよ〜。)



んで、他のものはいいものにしてもらったんだし、0.01の差はいいか、と、自分を納得させた訳なのですが。




その大事な大事な婚約指輪を引き取りに行って、実家に帰って両親に見せた時、

「小さい」

と言われてしまったのです(涙)





確かに、お店で着けた時にうっすら「あれ?」と思ったことも、ブライダルフェアに来ていたある女の人の指輪(本当に似たタイプを着けてらした)よりも「私のって小さい?」と思ったことも、事実です。




初めて両親に見せたとき、もうちょっと大げさに誉めてくれるものかと思いきや、割と「ほおー」という感じの反応で。
どちらかというとがっかりというか、拍子抜けというか、期待はずれというかそんな気持ちが抑えてるんだけども見えてしまって。



母親は「あんたの指に似合ってるし、いいじゃない」というのですが、

父親は

「ちょっと小さいなあ」

と。





そこでショックを受けた訳なのです。

確かに、ダイヤの4Cに興味が無い人にとって、見えるのはカラット(大きさ)だけ。

それは聞いていたのですが、まさかここまでとは…と。



いちいち人に「これはカラーもクラリティもいいのにしてもらって…」と説明するわけにもいきません。



一般的な人にとっては、カラットが全てなのです。




これからの私のダイヤの評価は、「あんまり大きくないね。小さいね」というものに終始してしまうのでしょうか。


そう考えるとかなり気分が沈み、他のグレードを落としてでももう少し大きなものにすれば良かったか、と考えたりしました。





んで、ネットで平均的な大きさを検索したりして。


そしたら1カラットぐらいのダイヤを貰って普通です、みたいな婚約指輪に100万も200万もかけてもらっているセレブな方々の掲示板を発見して更に凹んで。


やっぱり0.5カラットは必要なのか…?



けど、0.5ってお店で着けてみたけど相当でかいよ?


んでも、さっき読んだ本に全身鏡に指輪をして映ってみてとかいうアドバイスがあって、指とのバランスだけじゃなくて全体で見てみることも重要とかあったから、あの大きさでも割と遠くから見たらバランスよく見えたのかしら。


などなど、思いは千々に乱れ。





アメリカでは大きさ重視、日本では質重視で、本とかを読むと0.3〜0.5が一般的とあるし、その基準でいけば、私のダイヤは普通な大きさぐらいのはずだけど、自分の周りでは以外に婚約してる人もいないし、唯一結婚している親友はセレブだから比べられないし、といろいろ考えたりしました。




値段と言うより(これは最初から上限があるものなので)、質より量を優先した方が良かったのかな、という後悔に苛まれた訳なのです。

けど、そんな後悔を持つのも、ただでさえ予算オーバーしてくれた彼に、本当に申し訳なくて。




けどね、最初は少しだけ、少しだけ後悔したり落ち込んだりしたのですが。




それでも、毎日家に帰ってから、箱から指輪を出しては着けてみて(職場では着けられないので)、うっとりしながらまた大事に箱にしまう、という行動を繰り返しているうちに。



ああ、そうだ、私は本当に指輪を貰って嬉しいんだな、と分かって。←分からなかったのか!?






何よりも大事なのは、そのことでした。




自分が愛する人から、とても大切なお金をかけて、世界に唯一つの贈り物をしてもらったということが、一番大事で。




他の事や人の評価なんて関係ない、自分が幸せであればいいんだと思いました。




特に、指輪は誰に迷惑をかける訳でもない、ホントに自分達のことですものね。





社会人になりたてで、あれだけのお金をたった指輪一つのためにかけてくれたこと、そのことが本当にありがたくて嬉しくて、ちょっと泣きそうになるくらいなのです。




彼からの「気持ち」、本当に大事に大事にしたいと思います。




私と結婚したいと思っていてくれている気持ち。


その証である指輪。




未だに「ホントに結婚したい?」と繰り返し確認致しますが、いい加減信じろって話でしょうか。



実は今もってどこかで「明日嫌われてても何の不思議もない」という気持ちが自分の中にあるようで、なので彼が私のことを好きだ、ということ、結婚したいと思ってくれているということ、それを確認したり実感したりする度に泣きそうになります。






そして最後に、婚約指輪をまだご購入されてない全ての方(見栄を私は張ったことないです、という方除く)に。




見栄は、大事かも知れないです




判断されるのはほとんど大きさのみという現実を知っていただいた上で、それでも質を重視するのか、それとも質はそこそこで量重視でいくのか、よーくお考えになられたら良いかと思います。



同じカラット数でも、別なブランドでは台のせいかもっと大きく見えましたし、いろんなお店を比較してみて、好み、予算に合ったもの、質と量の兼ね合い、自分のこだわりを総合的に考えて、決められたらいかがかと。




大きさは、確かに判断される唯一の材料なので、これがあまり大きくないと周りからの「すごーい」という評価は期待薄かと思います。しかも、聞くところによると年を重ねていくと小さいダイヤは恥ずかしい、とか。←けどこれは関係ないのではと思うのですが、実際の所は分かりません…。

もちろん、セレブになればなるほど大きくて普通な世界になっていくわけで、とてもじゃないですが私はそんな世界無理ですが。←家柄、金銭的両面共に。




にしても、大きさっていうのは思い切りダイヤの目安なんですねえ。

知りませんでしたよ…。(というか、自分が体験するまで聞いていてもピンとこなかった)




けどやっぱ、自分がこだわったことというのは嬉しいものでもあります。





カラット以外は他のものと引けをとらないダイヤ、やっぱり今日もいそいそと箱から取り出して着けてはまたしまうのであります。







どうせ結婚したら着けないんだしな。




(重ね付けするつもりではありますが、子供とか生まれたら絶対外す…。何かのイベントの時ぐらいしか着けなさそう…)


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