「今すぐは答えられないから、時間をください。嫌だとか無理とか思っていない、前向きな検討」
と返してくれた。
すぐに「無理」とか「駄目」とか言わずに、「出来るだろうか?」と現実的にまずは考えてくれる。
うん、変わってきてくれている。 それでもし答えがNOだったとしても、きっと「まずは考えてくれたこと」は私の中に残るだろう。
そんな貴方に応えたいと、私には何が出来るだろうと、考えている。
考えたけれど。
フラバをある程度我慢することが、私に出来る「彼の気持ちに応える」ことなのではないかと思った。
「無理だけはしないで」と、貴方は言ってくれるけれど。
無理ではなくて、自分も頑張ろう、と思えた。 そう思えるぐらい、きっと貴方の気持ちが届いてきている。
だけどやっぱり、今は言葉だけで実績が無いから。
例えば早く、前言っていたようにあのソファを買い換えて欲しい。 あれがあると思うと、どうしても落ち着かない。
漠然と考えた時に、貴方とやり直すのは簡単そうだけど。 こういう細々としたことを考えた時に、決してその道は楽でないことに気付く。
たくさんある、こんな問題を二人で、これから乗り越えていけるだろうか? もっと具体的に、漠然とではなくて考えていきたい。
信頼は、回復してはいない。 けれど、もう一度信じてみようかという気にはなっている。
まだ、怖いけれど。 それは、以前のような目を閉じ耳を塞ぎたい類いの怖さではなくて。
恐る恐る、目を開けて、そこにあるものを見ようとする程度の怖さだ。
目を開けてしっかりと、貴方の姿を見よう。 貴方の頑張る姿を、見ていこう。
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