2003年03月03日(月) |
ノンストップ過去話「衝撃の言葉」 |
それから、精神的にも割と落ち着いた日が続きました。 けれど、逆に辛いときにも辛いとは言いにくくなりました。
そんな中、彼が1年記念で買ったペアリングをつけていないので、 私が 「どうしてつけないの?つけてよ」 と言ったところ、 「まだつける気持ちになれない」 と言って、彼は指輪をつけようとしませんでした。
このとき私はかなりげんなりしてしまいました。 「まだつける気持ちになれない」なんて、 彼が言っていいんでしょうか神様。 私のセリフ、ここまで来るととられすぎじゃないでしょうか。
そして、この日から私の気持ちはちょっとずつ冷めていったのです。 今までどんなことがあっても冷めることはなかった私の心に、小さく大きな変化が起ころうとしていたのでした。
そうしていくうちに、私達はまた衝突しました。原因は、やはり私の 「こうして欲しい、ああして欲しい」 という欲求に彼が耐えられなくなったことだったと思います。
その衝突の中で、やはり彼は以前彼から別れを言い出した理由を 「私が前と違ったから、それが嫌だった」 と言いました。 だからそれは当たり前なのでは (むしろ前と同じ態度でいられる方がすごいわ)、 と思いましたがその時は言えませんでした。
そうして平行線の言い争いが続く中、 彼がとうとう口にしたのは、口にしてしまったのは、
「僕はぼむのために生きてるんじゃなくて、 僕は僕のために生きてるんだよ!?」
という言葉でした。
いやー、こたえました。
彼は「ぼむの言うことを全ては聞けない」と言いたかったのだと思いますが、それにしても、「それを言っちゃあ…」っていう言葉だったのではないかと思います。
じゃあ別れるから どうぞご自分のために生きれば。
と、その時言えれば良かったんですけど、 私はあまりのショックに何も言えず、少し呆然となっていました。
それでも今この目の前の人をすぐに嫌いになっているわけではない自分が、一番信じられませんでした。
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