不安的中。返ってきたメールは、大体このような感じでした。
「あたしこそごめん。お互い勢いだけだったのかもね。彼女に対してすごく無責任な態度とってしまったと思う。次にもし会う時はみんなと一緒だからもう忘れよ。 彼女には辛い思いさせてごめんなさい。もし機会があれば伝えて下さい。 あたしとはしばらく連絡取らないほうがいいよ。あたしも知らないけど彼女のこと好きだし。じゃ、またいつかね。 K」
大体っていうか、かなり原文に近い勢いですが。
さてここで注目すべき点は、ありすぎて困るくらいなんですが 中でもその筆頭は 「しばらく連絡とらないほうがいいよ」 でしょうか。
ええと、連絡しないって言ってるじゃん?
どこをどう解釈したら「しばらく」連絡をとらないほうが 「いい」になるのでしょうか今もって謎です。 日本人として日本語が分からないというのは由々しき問題だと思います。
更には「もう忘れよ」の言葉。 これを見たときのぼむの感想: へー、忘れられるんだいいなあ。
こっちは忘れたくても忘れられず 毎日フラッシュバックに苦しんでいる訳でして。 むしろ忘れたいのはこっちでして。 でも忘れようとしてもフラバのせいで嫌でも思い出す訳でして。 いやーよく言ったなあ、ふざけんなよこの野郎というのが本音でした。
極めつけは「またいつかね」。
言っていいでしょうか。
お前らに「いつか」はない。
正直な感想です。
多分いい子なんだと思うんですよ。電話で話したときもヤな奴という感じでは決してなく。 ただちょっとおツムが足りてないだけで。(あーやな言い方)
どうして私が彼女に好かれなきゃならないのかとか謎はまだまだ解明されてはいませんが、多分彼女に悪気は無いのです。 多分にちょっとまだ勘違いなさってるところはあれど。
そのメールを見たときはある意味ショックでした。 けれど私はその後考え、 「彼女は自分のしたことが人をこれほど傷つけることだと分かっていないのではないか」 という結論に達しました(見れば分かることですが)。 このままにしていては、彼女も自分が人を傷つけたということを分からないままです。 あるいは他の誰かに同じ事をしてしまうとも限りません。 それは彼女のために良くないと思った私は、電話してそのことを彼女に伝えたい、と彼に言いました。
彼は「毎週毎週そんな電話がきたら向こうも嫌だろうから、1,2ヶ月ほど待って欲しい」と言いました。 彼が言うには、自分は両方に対して加害者であるからこれ以上どちらも傷つけたくない、と。
事が起こってしまった以上、どちらも傷つかずにというのは無理な話です。 彼が言っているのは虫のいい話ともいえます。
そう思い私はそれを伝えましたが、彼の気持ちは変わりませんでした。 仕方なく私は、待つことにしました。 人生忍耐が肝心です。
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