映画。『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』

去年の暮れ、見に行ってきた。
なぜかここ数年、同じ系列会社制作の「ハム太郎」と抱き合わせに
なっており、初年度にはそのことでクレームがついたのか、
映画会社からの張り紙がしてあったのが記憶に新しい。
「皆さんに楽しんでいただきたい旨を了解していただきたい」
みたいな内容だったと思う。うろ覚えだけど。
たぶん、ハム太郎を見たい小さな子たちには、ゴジラは刺激が
強すぎるのだろう。事実、下の娘が幼稚園児で初めてハム太郎を
見に行ったとき、次の「ゴジラ」が始まって数分で「帰りたい」と
言った(汗)。
私はマジで見たかったんだけれど、息子をダンナにあずけ、
泣く泣く映画館を後にしたものだった。
(次の年からはちゃんと両方みられた)

さて、今回の「ゴジラ」はあまりストーリー的に期待していなかった。
前回の釈由美子さんがあまりにカッコよかったためと、
今回の金子さんが映画を宣伝するCMを見たが、イマイチ下手に
思えたのだ。
ところが、実際映画を見ると、これが案外よかった。
前回のゴジラは、釈さんが過去自分のミスで同僚を死なせて
しまったトラウマや周囲の冷たい視線と戦いながら、
自分の生きかたを問うというものだった。
今回は、前回と違いエリート(パイロット)が主人公ではない。
主人公の仕事はメンテナンス。機械をいたわり、その心を
理解しようとする主人公が、図らずも現場の機龍(メカゴジラ)を
直接サポートすることになる。
そう、実際は一番大変なのに省略されるメンテナンスに光を
当て、それで乗り切ったことはエライと思った。
ラストシーンのメッセージには、じーんと来てしまった。
モスラの絡ませ方はかなり強引な気がしたけれども、
個人的にはゴジラよりモスラの方がうんと好きなので許す(笑)。
モスラ映画に実際に出られていた俳優さんが出ていて、
それだけでもう一度あの昔のヤツを見直そうかな、という気になった。
しかし小美人はどう見ても別人だよなあ……
中尾さんの総理大臣も、その考え方とか、現実のえらい政治家には
ありえないんだけれどもけっこういい。コイズミさんよりもうんとね!

それにしても……まだ続くんやろうな?
2004年01月09日(金)
今度こそ読むのだ!図書館本。

先週、せっかく借りた恩田さんの本が読めなくて、泣く泣く返却。
考えたら、読めるかどうかわかりそうなものなのだが(スケジュール的に)
どうしても図書館に行って、てぶらで帰ることができない。
うう。これはもうサガですね。←言い訳

というわけで、今回借りた本は以下の通り。
『夏の夜会』西澤保彦→久しぶり、この人を読むの。
『金糸雀が啼く夜』高里椎奈→この人も久しぶり。
『十字架クロスワードの殺人』柄刀一→…この人も久しぶり!
『りっぱな犬になる方法』きたやまようこ→…ファンです。
『めげないで』大野隆司→絵本です。たぶん大人の。
2003年11月18日(火)
積んである本。

台所の片づけをしていたら、奥底から「ツンドク本」を発掘(爆)。
そう、我が家では物探しは、発掘作業なのだー。
これを見て、「ああ、読書への情熱を失ったわけではない」と
確認。しかし、買ったら安心するこの性格、なんとかならんか。

というわけで、発掘された新しいツンドク本は以下のとおり。
『蝉しぐれ』藤沢周平→おおおお!初藤沢。
『虹の家のアリス』加納朋子→やっぱし知りたいもんね、続き。
『暗鬼』乃南アサ→ちょ、ちょっとホラーかも…
『虚空の逆マトリクス』森博嗣→犀川って書いてあるだけで買ってもうた。
『追憶の猫』太田忠司→涼子さんシリーズ。俊介なかなか出ないんで…(涙)
2003年11月17日(月)
★鯨統一郎。『ミステリアス学園』

むむむ。図書館の期限が切れて、もう手元にないので
キオク違いがあったら、許して下さいませ。

というわけで、『ミステリアス学園』。
ううーん、どうやってネタバレしないで書けるか…
とにかく、一章進むごとに「うっ」という感じ。
(全然説明になってない)
まあ、やられました。
全編通して、鯨流でしたね。まあ賛否両論あるというよりは
こういうのが「好き」か「嫌い」か、という風に
見られるんじゃないかと。
ちょっとラストは力技のようにも思います。
そういうことを、考えた事ないわけじゃあないけど、
本当にやっちゃうんだから驚いた。

しかし、薔薇小路なんて人、本当にいるのかね?
湾田乱人ってひとも…
2003年11月14日(金)
★恩田陸。『まひるの月を追いかけて』

『恩田陸』で、『奈良への旅』だったので買った一冊。
知った場所が舞台になると、頭の中でキャラが動き出したり
して楽しいのだ。
しかし…考えてみたら、奈良に住んでいたのに、
奈良の事をほとんど知らない自分を再確認してしまった。
唯一イメージできるのは、奈良公園から新薬師寺のくだり。
明日香は何度か行っているが、かなり昔なので
田園風景と亀石しか思い出せない…(汗)。
子どもの時はやっぱりそういう良さってわかんないんだよね。
今になって、めちゃめちゃ懐かしい、奈良。

ストーリーについては、かなり後半まで引っ張られた。
コロコロと変わるシチュエーション、不安定な人間関係、
現在と過去の交錯、挟まれる小さなお話、そしてあの結末。
片手間に安心して読み進める事はできないことは確かだ。
4分の1ぐらいまで切れ切れに読んでいたのをもう一度
最初から一気に読み直した。
ミステリ、とはちょっと違う気がする。
謎は存在するけれど、それよりもこれは旅。
あー、今の季節、いいだろうなあ、奈良。
(文中の季節とは違うけれど)
京都と奈良の違いについて書いてある部分があったが、
これは本当にうなずける。
奈良は京都のように、現在の中に過去が混じっていない。

余談だが、どこかしこにも煙草の匂いがしてきそうな
煙草吸いたちにちょっと閉口したかな…
2003年10月23日(木)
図書館へ行きましたが。

…はっきし言って、返すの遅すぎ!
ぶらっくりすとに載ってたら、どうしよーーーーーー
かつて、あくまでも故意ではなく1冊だけ忘れていたん
ですが、おはがきをちょうだいいたしたことがございます(恥)。

そして懲りないワタシは、やっぱりまた借りてしまったのであった。
というわけで、今回借りたのは以下の通り。
…だんだん文学的じゃなくなってきつつあるな;;;^^)

「ロミオとロミオは永遠に」恩田陸→でも今先に新刊読みたいんだよね
「ミステリアス学園」鯨統一郎→あああーっ、借りてしまったぁーっ
「ママのどたばたパソコン日記」→メルマガのためのネタさがし
「イラレパズル」→そう勉強中なんですわー
「日本の歴史 平安京の人々」→あっ!なんでムスコのがここに!!
2003年10月19日(日)
★乃南アサ。『行きつ戻りつ』

挿絵でなく写真が使われているので、小説じゃないと
ずっと思ってた;^^)
そうではなく、その短編ごとに舞台となる場所を
著者自身が取材で訪れてカメラに収めている、という
ことだったのだ。

短編集だが、ちょっと変わっている。
まるでそれは、ドラマのワンシーンだ。
ひとつのストーリーが完結しているのではなく、
主人公達の切り取られた1日、といった風情だ。
なぜそうなのか…それは、舞台が彼女達の旅先だからだ。
そして、切り取られているから結末もはっきりあるわけではなく、
それはその日の結末というだけだ。
これから主人公たちがどう歩いていくのか、という
余韻も読者の手にゆだねられる。

大人の女性を等身大にリアルに描くことが
たぶん得意なんだろうなと思う。
なにやら見透かされているようで、たまにはっとする
ことがあるから。
もちろん、大人の恋はしてないんだけど;;;;^^)
2003年10月13日(月)
By ちゃいむ

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