馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2008年10月28日(火) 架空請求の秋

久しぶりに携帯に架空請求のメールが来ました。

以前見た「総合情報サイト」の料金が長期未納だぞ!
身辺調査&法廷書類作成するぞ!
だから連絡して来い!

という架空請求の教科書みたいなメール。
テレビとかでもずいぶん取り上げられてますけれど、まだこんなの送るやつがいるんですね。

あまりにマニュアル通りな文面で、その芸の無さに少しガッカリしました。
どうせ稲葉を騙そうとするなら、もうちょっとひねってほしかった。

日本語としても怪しい箇所がいくつかあって、芸だけでなく学もモラルも無いやつでした。

   ◆

レベルの低い架空請求を嘲笑っていると、またメールが。

抽選で、なんと18232人の中から稲葉が選ばれたそうです。
やったあ。

千佳子さんから100万円が受け取れるそうです。
この千佳子さん、「AAAランク」の最優良女性だそうです。
だから安心だそうです。

怖えー。

あとね、美女と行く温泉旅行も2回くらい当たってます。
当選どころか応募もしてないのに。

ほんとに当てたい抽選は当たらないのにねー。

詐欺師の皆さんも頑張ってます。
頑張れば頑張るほど、死ねばよいのに、と思います。

ごくろうさまです。



2008年10月14日(火) 思い立ったが吉日

風邪を引きました。
のどの奥に邪悪なものが潜んでいます。

助けてお茶。
助けてみかん。
助けてルル。

   ◆

職場の劇場の地下は食堂街になっています。
皇居の前なんて立地ですから、ランクがちょっと高めのお店が多いんです。

ですが、やっぱり不景気ってことなんでしょうか。
5年前と比べるとお店の数が減っています。

おしゃれなあの店も、シックな洋食屋さんも。
今では貸し会議室とか喫煙所とかコンビニになっちゃいました。

先日もお寿司屋さんがなくなりました。
稲葉は、ここの「魚がし丼」というメニューをずっと気にしていました。

マグロを粗めにたたいて、玉子をのせた丼。
このお店で唯一、背伸びすれば手が届きそうなお値段の品。

「美味しそーだなー、いつか食おう」と5年間思い続けた一品。
しかし何の前触れもなく店じまい。

惚れてたあの娘が急に転校、みたいな。

喰っときゃ良かったんですよ。

そう。
気になったら手を出してみるべきなんです。
はい。

そして。

お寿司屋さん無きいま、劇場地下の中で稲葉が気になっているのは料亭。
全室個室の、稲葉としては考えられないお値段の料亭。
「魚がし丼」と違って、手も足も出ないお値段。

喰っときゃ良い…んかなあ。

とにかく、いつか挑むその日まで、撤退せずに頑張っていただきたいもの。



2008年10月08日(水) 人生の中間テスト

大学の後輩が企画したイベントで遊んできました。

「人生の中間テスト」

昔お勉強したことが、いまどれだけ残っているか。
高校の入試問題を実際に解いてみよう。
中学生がやってるレベルなんだから大人の僕たちなら余裕だよね、という企画。

オモシロ解答でボケるんじゃなくて、あくまでガチ。
まあ分かんなけりゃ空欄よりはボケとけ、なスタンス。

事前の勉強を禁止されて集った5人。
さてさて。

   ◆

1時間目・社会
42点(50点満点)で1位(受験者5人)。

ぬるいぬるい。
高校の入試問題ですが、中学受験で勉強した内容ばかりでした。
円グラフのパーセンテージなどから牛の飼育頭数を求める問題って、社会というより算数じゃね?

   ◆

2時間目・数学
20点で2位。

開始前に「根号ってなに?」と聞きまくったのに誰も教えてくれませんでした。
「因数分解しなさい」といわれても「因数分解」の意味が分からない。
ゴールさえ見えない戦いというのは辛いですね。

「およそ7」とか「−2以上−1以下」とか「3以下」とか。
計算しておよその範囲まで絞れたところまででも答を書いてみました。
結果的に稲葉の求めた範囲内に答があったのに、バツでした。

厳しいねえ。


   ◆

3時間目・英語
38点で3位。

落ち着いてしっかり文章を睨めば、大意は充分に読み取れますね。
というか、リスニングまで用意していた後輩の行動力がスゴイ。

アルファベットだとビビっちゃうけれど、すべて日本語に訳してしまうとあまりに陳腐な会話で面白いね。
そんな会話、絶対しねぇだろ、みたいな。

シュールなコントみたい。

   ◆

4時間目・国語
48点で1位。

余裕。
もーほんと、最後の1問を落としたのが悔やまれてなりません。

問題の小説が、表現も内容もゆるくてぬるいチープな恋愛モノでイヤんなります。
あんな安っぽい文章が国語の試験に取り上げられてんの?

古文は真横に現代語訳が付いている箇所がたくさんあって、それはもう古文じゃない。

ゆとり教育というものに触れた気がします。

   ◆

5時間目・理科
26点で2位。

文系少年、苦戦しました。
それでも勉強した記憶というものは、揺り動かせば出てくるものですね。

社会もそうだったんですけれど、問題が全体的にタルいんですよ。

「Kさんは○○について調べ、次のようなレポートを作成した。これについてあとの問題に答えよ」
もう全問こんな感じ。
いちいち登場してはレポートを作りまくる、熱心すぎるKさん。

もーちょいスマートに問題作れませんか。
これもゆとり、ですか。

   ◆

総合結果
174点(250点満点)で堂々の1位。

ありがとうございます、ありがとうございます。
トップ賞として図書カードまでいただきました。
そんなものまで用意していた後輩の行動力がスゴイ。

試験は本気ですが、試験中の飲み食いは自由でした。
1科目撃破するたびにバナナを1本。
美味しかったなあ。

   ◆

8月の日記で「この『馨絵詞』は携帯からは書き込めない」と書きました。
したら試験に参加した後輩から、携帯からも書き込めることを教えられました。

もう7年もここで書いているのに、そんなことも知らなかった稲葉。
日々勉強ですね。

なかなか刺激的な1日でございました。



2008年10月06日(月) 俺に任せとけ、な人

誰でも知っているような大企業のチラシだかパンフだか。
暇にまかせてそんなのをボーっと眺めていました。

代表の会社に対する思いも綴られていました。
そんなのまでボーっと眺めていました。

どんだけ暇だったんだか。

で、その代表の肩書が

社長兼会長兼CEO(最高経営責任者)

となってました。

なんかとんでもなく偉そうです。
この人の王国でしょうか。

ていうか、社長と会長って兼任できるんですね。
そこ兼任してたら、それはもうイコールCEO(最高経営責任者)だと思います。

だから2つめの「兼」は要らないと思います。

この会社は、すべてがこの人にかかっています。

   ◆

古い話ですが。
稲葉も大学のサークルで「会長兼副会長」でした。
正副は兼ねちゃったら意味がないんですが、兼ねてました。

最終的に「兼」が6つか7つ付く肩書きでした。

だから稲葉と比べると、上に挙げた大企業のボスもまだまだだと思います。

そうなんかなー。


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稲葉 馨

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