馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2006年06月29日(木) 監視員を監視する

唇を切っちゃいました。
寝ている間に大出血。

起きたら血まみれ。
布団と枕と手と顔が血まみれ。
もう1人の自分が誰かを殺したんだと思ったわ。

唇切っただけで、なんであんなに血が出るんだ?

   ◆

後輩のお芝居を観るために池袋へ足を運びました。

今月から始まった駐車禁止の取締りはここでも行われていました。
交通監視員さんが2人1組で街を見回ってます。
ご苦労様です。

さて小さな横断歩道で。
車1台分の幅しかないような小さな小さな横断歩道。
でも信号は付いている。

信号は付いているけど、たった数メートルだから赤でもサッと渡っちゃう。
ダメだけど、よくあることね。

この日もそう。
赤信号だけど、みんな渡ってる。

したらば、渡った先に交通監視員さんが2人立ってました。

しかし監視員のうちの1人が。
年配の方と若い方といるうちの若いほうが。
他の人と一緒に横断歩道を渡り始めたよ。
赤信号なのに。

年配のほうの監視員さん、あわてて「おいっ」と止めるも気付かれず。
若いほうはもう渡り終えそう。
「おいっ」も徐々に力が入ってくる。

若いのは完全に渡っちゃいました。
そこで初めて赤信号に気付いたようで。
周りが渡ってるから青かと思っちゃったんだね。

青信号になるのを待って、年配監視員が走っていってお説教。
大変です。

「みなし公務員」とはいえ、彼らは民間人ですからね。
今月から始まって、彼らもまだ慣れてないんでしょうね。

信号は青になってから渡ろう。
渡る前に右見て左見てもっぺん右見てから渡るのがより良いね。



2006年06月23日(金) おつかれさまニッポン。

日本代表、敗退。
うーん、残念。

惨敗、といえる結果ですね。
世間でははやくも「戦犯」が名指しで叩かれているようです。

ジーコ監督や柳沢や高原が叩かれるのは仕方がないと思います。
でも叩いても仕方がない、とも思うのです。

日本の実力はこの程度でしかなかった、というだけです。
それ以上でも以下でもない。
それをたった数名にぜんぶ背負わせるのは酷ってモンじゃないかなあ。
2割くらいは背負ってもらいたいですけど。

とりあえずは選手の皆さんご苦労さまでした。

   ◆

しかーし、です。
ブラジル戦でのジーコ、これは問題あります。
問題ありすぎです。

ジーコが試合中に何か叫びますね。
たとえば「高原、攻めろぉぉうぅぉおぉ!」と叫ぶ。
ただし、日本語ではない。
スペイン語になるのかな……正確には知りませんけれど、とにかくジーコは日本語では絶対叫ばないのです。

だからジーコの叫びは通訳さんを経てやっと高原本人に伝わります。
ところが敵であるブラジルの選手にはこれがチョクに伝わっちゃう。

高原本人が「あ、オレ攻めなきゃ」と思うよりも前に
ブラジル選手は「たかはらガ出テクルゾ、気ヲツケロ!」と思うわけですね。

作戦がだだ漏れ。
自軍に伝わるより前に敵にだだ漏れ。

これじゃ勝てっこないです。
そういう点でブラジル戦でのジーコ監督は大問題です。

   ◆

さらにこのブラジル戦、選手起用にもひと言。

なんでジーコ監督はジーコ本人を投入しなかったか。
だって神様なんでしょ。
そんなのに出てこられた日にゃブラジル選手は頭上げられなくなりますよ。
10人ごぼう抜きで悠々ゴール。

馬場さんのスローモーなチョップを避けられないプロレスラーみたいに。
……ダメ?

   ◆

さて。
上でジーコが日本語を喋らないこと言ってますけれど、稲葉はこれが本気で不満。
ジーコには勉強してでも日本語を喋っていただきたかった。


というか、日本代表の総大将はやっぱり日本人であるべきじゃないですか?


いくら日の丸振り回してニッポンニッポン叫んでみても、大将に外国人が出てきて外国語で話されると「なんだかなあ」と萎えてしまいます。

もし、自国に適任者がいないから外国人に頼るほかないというなら、そんな国はワールドカップのような舞台に出て行く資格が無いと思います。
厳しいかもしれないけどさ。

他の国で外国人を監督に戴いている国ってどれくらいあるのかな。

まあ、とにもかくにも。
監督も選手も寝不足の人も、みんなみんなお疲れ様でした。



2006年06月20日(火) ほんとの稲葉、デビュー

コンタクトを作りかえました。

使い捨てや2ウィークなどではなく、同じ物をずーっと使っていくタイプのコンタクト。
それでも「目の健康のために長くても2年で買い換えてください」と言われてました。

使ってやったよ4年半。
元とりすぎだ。
先生に怒られるかしら。

そんなわけで、稲葉と一緒にいろんなモノを見てきた「目」とさようなら。
丁重にティッシュにくるんでさようなら。

   ◆

4年半前と同じ所で検眼。
ここは「目の保養」を分かりやすく実践してくれている素敵な、それは素敵な検眼所。
どんな採用試験してるんだろう。

白衣美人に「じぃ〜っと見つめてくださぁいねぇ」なんて言われる。
言われなくても見つめてしまってますが。
困ったもんだ。

今回も「コンタクトご自分で入れますかぁ? あたしの方で入れますかぁ?」と言ってきたのでお願いしてやってもらいました。
お姉さんの手が稲葉の瞼をやさしく開いてコンタクトを入れる。
すると、あら、お姉さんがはっきり見えたよ。
こんにちは。

さっそく素敵なものを見たわけですけど、このコンタクトを通してもっともっといろんな良いものを見ていきたいですね。



2006年06月12日(月) 御徒町まで

定期券を買いました。
いつものように自宅から職場までそれぞれの最寄り駅間で。

で、必要事項を記入した紙を窓口の駅員さんに差し出しました。
いつものように事務的に処理して新しい定期券が出てくる。
……はずだったんですが、駅員さん、書類を見てちょっと考えてる。

駅員さん、「有楽町までですか?」と聞いてきました。
そして料金表を引っ張り出してきて
「ここからならねえ、神田、秋葉原……あぁ、御徒町まで買っても同じ料金ですよ」とアドバイスしてくれました。

え、そうなの?

いつもは有楽町まで買ってたから、4駅ぶんも付いてきた。
上野方面へ行くことの多い稲葉としてはこれはとてもありがたいのです。

駅員さんのお気遣いに感謝感激。

JRにはイライラさせられることも多かったりしますが、なかなかどうしてこんな駅員さんもいる。

明日も新しい定期券使って元気に出勤です。



2006年06月07日(水) 稲葉のバイト事情〜舞台開き

26歳になって早々、風邪をひいてしまいました。

お誕生日プレゼント何が欲しい?
もう少し丈夫な身体が欲しい!

切実な思いです。

皆様も初夏の風邪にはご用心。
げっほげほ。

   ◆

職場の劇場が2ヵ月ほど改装工事をしていました。
工事が終わって今月から公演も再開されました。

それに伴って新人さんもたくさんやってきました。
フォローしたり教えたりと気は使うけれど、こういう刺激は悪くないですな。
良い子たちばかりで嬉しいっす。

でね、今の職場に入って丸3年、稲葉に初めて男の後輩ができました。
もともと男が1割しかいない職場。
入ってくる新人さんも女の子ばっかりでした。
そこに男が入ってきました。
10人くらいの新人さんの中でたった1人だけだけど、男の後輩ができました。

これがけっこう嬉しかったりするんだ。
はやく慣れてくれると良いな。

   ◆

話は前後しますが、劇場再開の前に舞台のお清めがありました。

神主さんを呼んで、裏方さんはじめ関係者を集めての儀式。
これに稲葉も参加してきました。

儀式そのものは頭を下げるよう言われたのでほとんど見えませんでした。
神主さんが舞台上でなんかやってるなあ…程度で。

ただ、その後の立食パーティー。
これが賑やかでした。

帝国劇場の舞台の上に初めて立ちました。
舞台の上に豪華な料理やお酒がこれでもかと並べられ、乾杯の後は賑々しい時間となりました。

ウーロン茶のグラスを持って舞台のど真ん中に立って客席を見やる。

客席って近いんですよ。
お客さんの顔、はっきり見えると思いますよ。

まあ想像していたのと大して違わない光景でした。
それでも実際に見ると、やっぱり感慨がありますねえ。

セットを立てて衣装を着て、もっぺん立ってみたいな。

料理がすごく豪華なのに、直前にマクドナルドに行ってしまった稲葉はなんて愚かなんだろうと、感慨に浸りながら後悔しました。

さあお仕事頑張ろう。
……風邪をさっさと治してね。

   ◆◆◆

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稲葉 馨が伺います。



2006年06月01日(木) 大人の階段のぼる

焼き魚を好きになったのはいつごろからだろう。

魚は刺身状のものしか好きになれなかった幼い頃。
焼き魚は大嫌いでした。

何がって骨が。
ホネがノドにチクチクするのがイヤでイヤで。
そんな面倒を背負うに値するほど美味しくないし。

だから焼き魚は大嫌いでした。
何でわざわざ焼いちゃうかな。
焼かないで刺身で出せよと思ってました。

   ◆

人の好みってのは変わるもので。
今は焼き魚がなかなかどうして好きだったりします。
お刺身がいちばん好きであることは変わりませんが、焼き魚が出てきても「わぁーい」と言える自分がいます。

アジの開きをムシャムシャやって。
残った背骨をレンジでチンして骨センベイを作ります。
この骨センベイの美味いことったらもう。
あんなに骨を嫌がってたくせに。

この変化はナンだろう…。

いや、そういう話はよく聞きますよ。
歳をとるにつれて味の好みが変わってくる。
それが稲葉にも起こりつつあるようで。

そういえば大嫌いだったナスも天麩羅やフライにすれば食べられるようになりました。
大人の好みかなあ。

そんなわけで稲葉、26歳になりました。

祝ってくださいました方々、本当に嬉しゅうございます。
30代を視野に入れ、おじさんまっしぐら。

なんの、まだ若いわさ。


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稲葉 馨

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