++ Nostalgic Diary ++
Written by : Kaori.Narita

 



今まで、生きていく上でした苦労なんて、ちっぽけなとるに足らないものばかりで、数えるくらいしかありません。
ぶつかった壁も薄っぺらいもので……それさえも突き破るフリをして、実は避けてきたのかも知れません。見なかったことにしてきたのかも知れません。

大きな壁にぶつかりました。
これまで作り上げてきた自分自身、という壁に。
仕事をしていく上で、今までの私ではダメだと思い知りました。

周りを見渡す視野が足りないと言われました。一人で抱え込みすぎだとも言われました。
前に同じことを言われて、直してきたつもりだったのに、また別の人に言われてしまいました。「つもり」はやはり「つもり」でしかなかったようです。

ほぼ同じ時、また別の人から、周りを見ることを指摘されました。
悔しさと腑甲斐なさと、自分の無価値さに涙が出ました。


今の私こそ、私が越えなければならない壁。
でも、まだ、越えるすべが見つからないままです。
それが見つからない限り、私は足手纏いなのに。戦力にならないのに。

……要らない子なのに。



2007年05月27日(日)