xxxxxx 表面張力(仮)

虚実入り乱れても記録
20010802--



2003年08月28日(木)

想像できなかった場所

 部屋大掃除。休憩中、ていうか終わらねえ。
 パソコンで音楽を流しながら片付けているので、つい選曲していたらいつのまにかネットに繋がっていていつのまにか日記を書いている。あらあらら。
 まあいいかと、久々に過去の日記を読んでみている。

 なんというか、やはりその時々で文章は違うモノで、それは当然自分の文章なので基本は一緒なのだけれど、空気の違いに少し笑う。
 この日記は一昨年の夏から書いていて、だからまあ2周年なのだけれど、当時の文章はキリキリと、切れそうなくらいに糸の張りつめた空気だ。本人だからそう感じるだけなのかもしれないが(記憶があるから)。
 ちなみに去年は疲れと焦燥感。恋人のことだけはホノボノしていたが、やはりああワタシダメだよこれという感情が基本にあった。
 現在は本当に恵まれているんだなあと、実感と感謝。

 ホントに、想像できなかった場所にいる。


2003年08月27日(水)

全てを依存するわけにはいかないだろうから

 ダイエット停滞中。ていうか生活停滞中。
 一昨日、日記を書き終え適当な運動を終えて家事片付けを終えてみたら生理開始。それから後、昨夜までは生理痛に呻いていた。鎮痛剤を飲んでどうにか家事。しかし弁当は「作らなくていいから寝ておいで」との夫の優しい言葉に甘えて作らず。なんつうか、存在価値がなくなるぞ俺。
 昨夜は痛みはともかく体が火照って結局殆ど眠れず。浅い眠りを挿入しつつ起きている状態のまま朝を迎える。弁当はまたナシ。すまん夫。でも朝御飯は作ったから許しておくれ。

 色々な検定を調べてみたり。これからやってみようと思う仕事に役立つだろうなあと幾つかピックアップ。「できる」証明は必要だし、自分でもどれくらいできるのか確認したい。
 これまでは自己流でやってきているので、もう少し客観的に見てみたい。研究に関わっていたので多少のことは使えるのだが(実験とか分析でも使うしデータまとめに当然使うし)、世間一般ではどうなのかしらん、というトコロを。
 今のところ、普通に使えるのが表計算やワープロ、画像幾つか、グラフ作成幾つか。どれもそこそこ普通にレベルなのだろうと思うので、勉強しないとならない。
 その他、少し色彩検定に興味を。


 ワタシはあまり人と接していなくても大丈夫なタイプで、このような毎日マイニチ夫としか喋らない状態でも苦痛にならない。けれど、さすがにそのままではまずいなとも思う。全てを夫に依存するわけにはいかない。
 仕事を始めるとしたら、主に人間関係を理由として前職を辞めたので、人間にあまり接しないで済む仕事がいいと考えている。少なくとも接客業は避けよう。接するのが商売という職種は向いていない。
 それに、夫の仕事は忙しいので家事を半分ずつというのは少し難しいと思っている。ワタシができるだけ家にいられるようにした方がいい。
 そうすると、家でできる仕事かなあと。そうしたらパソコンは使えるに越したことはないなあと。


 夫は優しい。去年のワタシの状態を考えて、再びそうなるくらいなら仕事はしなくていいっつうかしないでくれと言っている。暮らしていかれるのだし、君は家事をしてくれていて、生活をきちんと分担しているじゃないか。
 そう。確かにそうなんだけど。
 生活の基盤だけではなくて、人との関わりといったことまで依存してしまうのはどうかと思い始めている。単に怠けているだけなんじゃないかと思うんだよ。面倒なことから逃げているだけなんじゃないかと。
 何と言ったらいいのだろうか。


 夫は、家でできる仕事については賛成だそうだ。そうだよな。人と討論する、意見を言う、人間関係を考慮して行動する、といったコトにワタシは凹んでしまうのだから(考えすぎて)。
 仕事が全てとも思わないし、仕事を始めたら自信が持てるとも思わない。人間関係だって持てないことも普通にある。
 ただ、少し変化するのならそれでいいなと思う。目に見える形のモノも欲しくなる。


2003年08月25日(月)

凹と進行状況

 ダイエットを始めている。
 あまりに弛んだ肉体にこっそり驚愕。さすがにもう、始めないとダメになると何がダメになるのかよく考えもしないまま、とりあえず腹筋など。体重を落とす、というより筋肉から脂肪に変化した贅肉を締める、という目標なので運動中心。
 夫が激しく応援してくれているよう。「妻と『ア〜イアム凹!』と歌いたいにゃ」と仰る。「にゃ」ときましたか「にゃ」と。よほど哀しかったのか。この肉が。

 健康面は良好。微熱もなくなる。ついでに夢もみなくなる。本当に何だったのだろうか、あれは。

 今日は部屋の片づけを一日がかりで。何というか、体を動かさなければならない、という課題があるためか家事もはかどる。これまで放置していた片付けもこれで進むだろう。頑張ろう。
 勉強も始めないと始めないとと思いつつここまで。そろそろいい加減に始める頃ではないだろうか。

 進もう。


2003年08月18日(月)

どうしてここに君がいるんだ

 未だ微熱が下がらない。いい加減どうにかしたい。
 怠いんだつうにと誰に言うわけでもなく文句を言う。暗いなあ。
 夫は心配しまくるのでそっと黙っておく。訊かれたときに、「あーなんか熱があったみたーいでも大丈夫辛くないん気づかなかったよう(一息で)」と笑って言うことにしている。だましているワケではない。嘘も方便だ。
 てことはホントは辛いのかということだけれど、ちょっとキツイだけなので嘘という程でもない。これくらい普通普通。


 ここ数日、朝になると奴の出てくる夢を見て「だあああ」と思いながら目覚めるということを繰り返している。なんというか、何故ここにアナタがいるんだっという勢いで。
 何かあるのか俺様、と自分を省みてみるけれど何もない。何かしたワケでもない。なんつうかなあと少し苦笑いしてみるしかない。
 勢いよく目を開けると、ぐっすりと眠る夫が見える。なんというか、くらくらする。
 熱の原因がこれだったら笑える。


 週末に高校時代の普通程度の友人達との集まりがあったらしいが、体調を理由に断る。ここまで閉鎖的な毎日を送っているのに会いたいと殆ど思わない自分はどこか壊れているのか、少し気になるところだ。
 引きこもりもあまり過ぎるとよくないなあと思う。過ぎている人が多いから社会問題になっているのだろうなと他人事に考える。つまり何も考えていない。


2003年08月13日(水)

微熱の朝

 昨日から微熱が続く。
 最近は特に発熱することもなく喜んでいたので、夫はとても哀しそうな顔をして「今日は何もしないで寝ていてねちゃんとタオルケットを掛けてね風邪薬と栄養剤を飲んでね熱を下げてね」と言い残して出社した。さすがに何もしないわけにいかないので洗濯と炊事はするが、掃除は明日に回すことにした。それで日記を書いているのは何か間違っているようだが、まあとにかく食事を済ませたら寝ることにする。
 微熱といっても特に高いわけではなく、たださすがに少しだけ頭が痛重い。昨日、実家に顔を出したその疲れかとも思うけれど、家を出る前から熱はあったので原因は別だろう。
 夫から伝染した風邪…は殆ど症状がないが鼻がぐずるので風邪ということにしておくが…それと、急に暑くなったので体が追い付いていないのだろうことかなとしておく。多分、そんなところだ。
 相も変わらず微妙に貧弱。困ったモノだ。


 そういえば、日記を登録させて頂いている「テキスト庵」(下のTEXT ANから飛べます)で、日記リストに自分のサイト内にあるプロフィール頁へ直リンクを張れるようになったらしい。管理人様お疲れさまです。
 幾人かの人々が張っているのを見て、そういえばサイト作成から殆ど更新していないコトを思い出し、いい機会だと思って訂正してリンクさせて頂いた。なんとまあ2年もの間ほっとんど更新しておらず、自分のプロフィールがあまりに古かった。苦笑いでにやにやしてしまう古さと懐かしさ。

 それにしても、顔も知らない他人の日記を何故読むのかしらと考えると、そこにはやはり人への関心があるように思う。好奇心とは別。関心も言い得ていないと思うのだが、今の私には適切な言葉が思い浮かばないので仕方ない。
 誰かの日記を読む理由に文章の面白さとか着眼点の良さとか色々とあるとは思うけれど、やはり何より、人が考えていることや人の日常の捉え方への関心がなければweb日記を読まないと思う。それは、日記を読まない種類の人間である夫を見ていても感じることで。
 またそれは目の前にいる人への関心とは別だとも思う。少なくとも私はそう。基本的に人への関心が薄いと思っていた自分が、こうも日記を読むことはそれなりに意外。何とも言葉にし難い。
 この違いについてはまた思い出したら考えてみることにして。

 こういう理由で日記を読む人間にとっては、プロフィールがあると何となく良い感じだったりする。なんというか、補足的で。
 そういう理由で自分のプロフィールも載せいてるワケだし。



 昨夜は遅く帰ってきた夫とどきどきしながら宝くじの番号を見る。やっぱり当たらないものだねと苦笑いながら20枚の、かつて夢のチケットだった現在紙屑をゴミ箱へ。
 それなりに楽しくなるモノで、当たったらどうしようかしらやっぱりまず両家の親に感謝の意味でこれまでの学費分+αで分けて借金(奨学金)返済してマイホーム用に貯金して日々の生活はこれまでどうりにした方がいいわよねいいわよねなどと忙しく妄想していた。当たらなくても楽しかったので、まあよしとしよう。
 年末にまた買おうねと夫と約束。


2003年08月11日(月)

ドラマの種

 床に転がりうとうとと、眠りに落ちていくその一歩手前の状態で大学生の頃を思い出した。
 夫が私のことを好きになったというその場面。当の本人は酔い潰れていたので鮮明な記憶はないのだけれど、それでも泣きじゃくる私を優しくなだめていた夫の手はなんとなく覚えている。
 普段は特に泣き上戸なわけでもないのだけれど、その飲み会が飲み会で、スピリタスを小さなコップで数杯飲まされた。その後の記憶はおぼろげで。
 その頃は泣く理由なんて山のようにあった。人前で泣くコトなんて恥ずかしくて基本的にしなかったのだけれど、それでもスピリタスの威力には負けた。泣きじゃくる、という言葉がぴったりの泣き方だったように思う。
 そんな女を見てよく好きになったなあと感心するけれど、まあどこにドラマの種が落ちているのか分からないということで面白い話ではある。個人的には感謝感激てトコロだし。

 彼の話を聞いた時、そういうことって本当にあるんだなあとしみじみ思った。
 それまでの人生では、自分で意識的に行動したことで色々なコトが決定していたから、何気ないというか無意識というか何の関心も払っていなかった状況で何か将来が決定したなんてことはなかったのだ。勿論、それ以外にもたくさんの「将来を決定する」ことはあったのだろうことは分かっているけれど、なんというか、きっかけというものがこのようにふとしたコトで蒔かれるコトに驚いたのだ。
 色々なことをしでかしてきたけれど、夫とのこの始まりが一番ドラマティックだ。そう思うと少し可笑しい。


 寝ぼけながら夫に「大学の頃を思い出したよぉう」と話すと、くしゃくしゃに笑ってゲームの手を止めて私の頭を撫でた。そして寝ぼけでぐらぐらの私を抱えるようにしてベッドに連れて行く。


2003年08月08日(金)

きっぱりとした終わり

 とてもとても愚かだ。そんなことは分かっていたつもりだったけれど。

 メールをした。その方がすっきりするじゃんと何がすっきりするのか分からないまま自分に言い訳して携帯からメールを送った。こちらは朝。多分、向こうは夜だ。まだ研究所にいるだろう時間帯。
 すぐに返事が携帯に。横で夫がぐっすり眠っている。着信音を消して、光だけで着信が分かるようにして。姑息。
 奴の文章はとてもとても他人行儀で、それは現在の私達の関係なら当然だろうと思う、きちんとした社会人の文章で。ただ少し、研究所での出来事やこれからのコトの書かれ方が当時の雰囲気を残している。彼の感情は何も語られないまま、周囲のコトだけで終始したメール。
 何通かやりとりをして終了。それ以来、何もしない。当然、奴の方からは何もない。あるはずもない。


 無視されることなく、そして速攻の返事から考えてもきちんと相手にしてくれたことは確かだ。それ以上のことは知らないし考えないけれど。
 自分のコトはとてもよくわかった。ような気がする。

 私は、きっぱりと終われていなかったのだ。
 終われないまま終わった気になって。そのまま放置していて。それはもう執着なのか妄執なのか別なモノに変貌しているような。分からないけれど。


 人ときっぱりと別れるなどということはそんなに簡単ではないだろうし、意識的に別れることはそんなにないように思う。
 多くの別れは行事や出来事の狭間に何気なくやってきていて、そのまま別れを迎えてしまった後に「ああもう会うこともないのだろうな」ということに気づく。イベントのように行われる別れの儀式は特に別れそのものではなく。
 大事な(大事だった)人との別れはかなり意識的であることが多いのだろうけれど、それだってそんなにきっぱりと別れることなんてあるだろうか。私の性格なのか、基本的にフェードアウトなのでよく分からない。
 会わなくなって、メールや手紙のやりとりもなくなって、だんだんと。

 だから奴ともきっぱりちゃっきり終われなかった。
 向こうで女ができようとなんだろうと、なんとなく寄せられる好意(それが残り香であったとしても)が感じられる限り、私はどうしても自分の中で終われなかった。どこかで、何か、気づいてくれないだろうかと。最初から、本当に最初から諦めていたコトだというのに。
 ばかだなあ。

 まあでも、これで「すっきりする」ものが何かということは分かった。そしてそれはすっきりした。文章とか、その間の空気とかで。そして自分の心境で。
 よかったんじゃないか。空港で別れてからちょうど2年が経った、いい区切りで。




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