私のこと相手にしてくれるわけないのに ずっとオトナの真似してきた 学校のみんなと合わないわけないのに どこか自分は違うと思っていた 思いたかった
もうすぐ冬が来て あなたはひとつ歳をとる もうすぐ冬が来て 私とあなたは また 離れる
年が明けても わたしは歳をとらない 永遠に 16
左腕に切り傷をつけたくてつけたくて だけど何にもできない自分がいる 何もしないようにしている 一線を超えれば 待つのは 死 だとわかっているから
私が死んで 親が遺品をあさる 髪を振り乱してあさる 部屋中に紙という紙を撒き散らす その中から2冊のノートを見つける
私は死んでしまっているのだから関係無いけれど 書かれている対象は まだ生きているんだよね…
一緒に死んでくれませんか
冷たい指先 にぎりしめる人はいない 離れていても 暖かさを感じられればいいのにね どうして
ここにいないことを 恨んでなんかいない
絶対二人には なれない いつもひとりで 遊んでいるこどものように なにもない なにもない
あなたがいない
忘れたはずの人を 今また思い出している 心の中をいっぱいにさせる このままじゃ どこにも行かれないよ 私をジユウにさせてよ
新しいものは みんな恐くて 動けなかった
自分を押さえ込んで まいばん星に願う
キセキヲオコシテ
ひきつった笑顔で まいにち人に合わせる
ヒトリニナリタイ
掴みどころのない そらを流れるくも かたちを変えるくも ひかりに染まるくも やみへと消えるくも
最後の晩餐には 諦めにも似た 毒が注がれていた 飲むのか 飲まないのか あなたがいて 私は 生まれてきた あなたがいなくて 私は どうなる?
最初の一口には 生きてきた 苦さ あとは 快楽への 甘さだけだった
光の中で 神というものが見えたよ 闇の中から 這い上がった私には 眩しすぎた
闇へ戻るしかない
この体は 闇から生まれたのだから
ふつうじゃない 何かがおかしい 泣きたくても涙が出ない
聞こえないものが聞こえて 思い出したくないものが思いだされる 求めるものは与えられることなく 消えてはいけないものが消されていく
聞きたくない ふつうでいたい …ふつうじゃやだって思っていたのに
3回会いましたね 9月5月7月 覚えているのは 一番最初だけ 私とあなただけ 世界はそれだけ
9年経ったら私はあなたと同じようになるの? 私に優しくする理由が見つかるの? 何もわからない コドモはコドモのまま 永遠に16のまま
どこかで聞いた懐かしい曲 暗くなって 幕が閉じて ひとりになって それから 頭の中に響いてくるの あなたと一緒に聞くの ふたりで
もしかしたら もう2度とあなたの声を聞くことなどないの メールも手紙も届く前に 私は死んでしまうの あなたが 殺すの 私を あなたの中から 殺すの
死んだら 待ってるから アソコはきっといいところだから 追い出されることなんてないから 待ってる
目が痛くて 頭が痛くて 心も気持ちも あなたを感じるすべてが痛くて 耐えられない
叫んで のどが裂けて 真っ赤に染まるシーツを見ても あなたは夢だと言う 痛みを分け合うことなどなく 深く沈んで 底に着いて 抱きしめる だれを? だれもいないの ひとり自分を
何もわかっていない …わかった 私が煩わしいと思ってるように あなたも煩わしいんだ 手紙で返事? そんなこと あるわけないね めんどうだもんね
なにが好きだよ ばーかばーか
絶対に付き合わない なんで女泊めんだよ
嫉妬で狂う 見たこともない女に 友だちに
何も言ってくれない
17なんかになりたくない
ふつうになりたい ふつうにふつうのヒトを好きになりたい もう 苦しいよ
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