容赦なく打ちつけて 温もりも記憶も奪い去れ 六月の雨
2001年06月24日(日) |
短歌・木曜カットデー |
前髪を二つに分けてみる 鏡の中の私 笑えてるよね?
振り向けど頬に絡まる髪はなく 雨の匂いと落とした時間
君に送る一枚の便箋によって時間の凪(なぎ)から抜け出す
いつになったら応えてくれる? 待ってる 待ってる ずっと待ってる けど 9年の時間は 埋まらない… 生まれたときから死ぬまでずっと 9年の距離は変わらない
ビデオに撮ったドラマ 2回分溜まり ゆとりのないことに気がつく
鈍痛肩こり腰痛眠さ手のしびれ PC憎し
好きですと言ってはみたものの 半年 返事のないまま私は16
手書きの文字に 心震わせてはくれまいか せめて せめてメールを
伝わらない 伝えた心 伝えられない心
また会ってくれますか そして まったりを共有してくれますか
あいたい そばにきて私のぬくもりを奪っていって 明日の朝 冷たくなった私を見て泣いて
私を殺して あなたを思い出さないように あなたを感じられないように …あなたを縛るために
夢に落ちる寸前 あなたの顔が 浮かんで 消えた
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