日英双語育児日記
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おとなになったら、○○○(うちの家のある地区の名前)におうちかって、ときどき、おかあさんのとこ、あそびにくるわ。そしたら、いっぱい、あそべるやんか。
とTが言う。
Tがおとなになったら、おかあさんは、しんでる?というので、死んでないよーと話す。おばあちゃんは?というので、Tが大人になるのは、20歳だから、あと何年かな?そのときはおばあちゃんは何歳かな?おじいちゃんは?などと話す。
Tがけっこんして、おかあさんにあかちゃんうまれたら、おかあさんがだいがくいってるあいだ、Tが、あかちゃんのミルクとか、みてなあかんから、会社やすまなあかんわ、などともいう。
え、T、誰と結婚するの?というと、「おかあさんと。でも、おかあさん(=私のこと)とちがって、べつのひと」ということで、なるほど、けっこんあいでのことを「おかあさん」と呼んだわけね。
このあいだ6歳になったTは、おとなになったら、とか、あかちゃんはどうやってうまれるか、などに、興味があるのだ。
自分の想像力をめいっぱい広げて、すこし照れたように、楽しそうに、大人になったときの予定を話しているTを見ていると、切なさと背中合わせの至福の感覚を覚える。
この子たちが、いつも、いつも、いつまでも、こうして未来を見つめて笑っていられますように。彼らの将来に幸多かれ、と思う。
ようやく前回りができるようになったTの横で、逆上がりが「いつのまにかできた」というSをほめると、Tがすねるので、かわいそうなのだけれど、でも、Sをほめないのも、かわいそう。
Sは、自分の背よりも高い鉄棒に、両腕をひょいと伸ばして逆上がりをし、回ったあと地面に降りて来ずに、また鉄棒の上まで戻っています。くるくる、つるつると苦もなくまわっていて、たのしそう。腕の力と体重と、かな。
子供と一緒に公園へ。
私はベンチで本を読みながら、子供たちを遊ばせていたけれど、ふと、気がついて、Tを鉄棒に誘った。先週の、保育園の個人懇談の時間に、逆上がりや一輪車、うんていの到達度を、壁に表にして張り出すので、気をつけてあげてください、と聞いていたので。
(先生としては、少しずつ目標達成することを確認することで、子供にやる気を出してもらおう、ということらしいのだけれど、保護者同士では、これはちょっとプレッシャーね、という話もしている)
で。とりあえず、前回り。Tは、くるんと前に倒れるときの感覚が怖いのだそうだ。一度、途中で手を離して落ちたこともあるとか。
怖い、怖い、というのを、六歳になるまでに、前回りできるようになろうよ、と声をかけて、鉄棒に向かわせる。あと数日で誕生日。
なぜか靴脱いでもいい?というので、いいよ、というと、靴下だけになって挑戦。鉄棒の上で両腕で体を支えるところまではできる。あと数回、私が体を支えてやりながら回る。
だんだん、怖くなくなってきたのか、あと二回、やっぱりあと三回、などと続ける。
やがて、私が体を支えなくても、最初に背中を押してやるだけで、できるようになり、それから、押してやらなくても、掛け声をかけてやるだけでできるようになり、最後には自分でできるようになった。
合計で30回くらい回っていたのかな。
とにかく、よかった、よかった。本人もとても嬉しそう。家に帰ったら、また、お父さんと公園に来て、前回り見てもらうんだ、といいながら帰宅。
週末は、出張&学会発表です。○年ぶりの発表だー。
先日、泊まりの校務出張があったところなので、子供が不審げ。「なんで、また、出張いくん?いったとこやん」
私「このあいだのは、大学の遠足。今度のは、学会。おかあさんが、チャプターで、こんなん書いてますよー、ってお話するの。そしたら、お話聞いた誰かが、本作ってあげましょうって、言ってくれはるかもしれんし」(>そもそも、共著書準備を兼ねての発表なので、うそではないけれど、ちょっと単純化してます)
T「ふーん。・・・もし、誰も、言ってくれはらへんかったら」
私「(痛いところをつくな、と思いつつ)・・・うーん。そうやなあー」
T「(明るく)でも、たぶん、言ってくれはると思うで」
ええ子やな。ありがとう。ほな、がんばるわ。
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