留学先での独り言

2004年03月31日(水) 撤退宣言

まずはじめに、これはエイプリルフールではありません。
アメリカではまだ3月31日です。なので以下の文章はすべ
て本当のことです。

いろいろな人と話をし、今学期終了後日本に帰国する
ことにしました。アドバイザなどにそのことを今日伝え
てきました。どれだけ日本に滞在するかはわかりませんが、
少なくとも数週間という単位ではないことは確かです。

財政的な問題もあるけど、それ以外の問題もありこれ
以外の結論は導き出せませんでした。

日本に戻って何をするかは全くの未定です。ただやろう
としていることがあり、それが実現可能なのか、現状は
どうなのかなどをすぐに調べ始めるつもりでいます。

帰国はNATAの総会に出た後、7月頭を予定してます。
それまではコネティカットです。遊びに来たい人がいれば
早めに来て下さい。



2004年03月30日(火) 自由の女神、見学再開とか

知らなかったことだが、9月11日以降島への上陸だけOKで
自由の女神像内は入れなかったらしい。それが今日の
ニュースでまだ像には登れないけど、夏以降台座の展望台
には行けるとか。でもかなり低いよなぁ。

自由の女神は留学前、人並みにNYCに観光で来た時行きま
した。実はリバティ島に行く船を乗り間違えてスタテン島に
行く船に乗り、途中までそれに気づかずリバティ島が遠ざ
かるのを見て「はて、これはどこに行くんだ?」と
どきどきした記憶があります。

恥ずかしいので今までこの話は秘密にしておいたんだけど
この間Wagnerというスタテン島にある大学がうちに試合
に来た時に、うちのスタッフとスタテン島といえば昔
ぼくはこんなことをした、と正直に話したら実は彼女も
それをやった、と言いお互い大笑い。アメリカ人でも間違
えるんだから、紛らわしいということでしょう。

ノートン米内務長官いわく、テロ警戒や防火対策のための
補修工事が4カ月で完了するとのことだが、ミサイルや
飛行機が飛んできたら迎撃ミサイルでも出るようなしかけ
が出来たんだろうか?それとも子供時代のイメージを大切
にしてスイッチ一つで像にバリヤーが張られるとか。



2004年03月29日(月) ヤンキースの試合は、観れません

アメリカ人に聞いたんだけど、今ヤンキースが日本で試合
をしてるらしい。こっちでも朝5時に起きれば試合観れる
よ、とのこと。なんで勉強するため起きてたよ、と言うと
放映はESPNらしい。

うちでは見れません。くそっ。

今日はぼくのボスが車で事故って出勤できず。ATRでのん
びり学部生の面倒を見るという予定が彼の代わりに女子の
ラクロスの練習を見ることに。それでも何も起こらなかっ
たからよかったけど。

それ以外は文献を読んでた。自分にとってこの限られた
時間の中で、わけのわからん文献を1日にいくつも読んで
理解するということは不可能だ。(と決め付けたくない
けど。)最近身体、特に頭が拒否反応を起こしてる。おか
げで今日も頭が痛い。

ただの寝不足かな。だといいけど。でもプレゼン作らなきゃ。



2004年03月28日(日) NATABOC模擬試験の試験官をしました

昨日というか早朝まで文献を読んで、朝起きたのは8時。
3時間ぐらい寝たかな。とんでもない誕生日であった。

8時に起きたのは4年生のNATAに向けての模擬試験を
手伝うため。ぼくは実技テストで試験官をやったのでした。
ここのテストはよくコーディネイトされ筆記を受けている
途中で実技を受けると言うもの。いわゆる本番と一緒だ。
3人の実技試験を担当することになった。

シナリオはすでに作ってあるから、それにそって彼らが
きちんとやるかどうかチェックするのみ。ぱっと見た感じ
実際のテスト程度の問題レベルで、妥当と感じた。これ
ならみんな問題なく出来るだろう、と試験前は思った。

だが予想に反してみんな出来なかった。緊張していたのは
理解出来るが、この時期にしては出来なさすぎ。合格点を
あげた生徒は一人もいなかった。6月に試験を受ける生徒が
多いとはいえこれはちょっとひどい、と思った。

この大学の生徒は勉強させられてる、と思ったが今日の
テストでかなりのばらつきが判明。去年は一人を除き全員
が一発合格したらしいが、今年は相当がんばらないと厳し
いだろう。

と思いつつ自分の下で働いてくれた4年生はどうだっただ
ろうとちょっと心配。試験に出た問題の中で普段何度も覚
えておいた方がいいよ、と言ってたことがいくつもあった
だけにうまく出来たといいけど。



2004年03月27日(土) 恐らく人生で最悪な誕生日

題名の通りです。恐らく間違いでないでしょう。こんなに
もやらなきゃいけないものに追われ、特別働く必要はな
かったのに家で勉強してました。なのに相変わらずよく
わからんし。

唯一自分のお祝いと思い、サブウェイ行って一番高い
サンドイッチを頼み、おまけにスープをつけました。
本当の所は時間がないから、一番時間がかからない方法
で夕食を済ませようとしただけなんです。おまけにせこく
新聞についてきたクーポンを使った。

嫌だぁ、こんな生活。

念のため自分の日記を拾い読みすると、渡米以来だんだん
と悲惨な誕生日を過ごすようになっているようです。1年目
はパーティがあり、2年目は野球の試合中にアナウンスで誕生日
おめでとうを言ってもらい、3年目は女の子からプレゼントで
ブラウニーをもらった。ここまではよかった。4年目はくそ忙し
く、5年目は忙しすぎてむしろやる気をすっかりなくしている
状態。

生活の質が心から向上して欲しいと思いなおした1日。



2004年03月26日(金) 動機とはいい加減なもの

今日は予定上オフだが来週のプレゼンのため文献読み。
ゆっくりしたいよう、と思うもあと2週間はそうさせて
もらえないだろう。

内容はNeimann Pick Disease type C1についてです。
聞いたことないかと思いますが、遺伝子による生まれつき
の病気で、赤ちゃんや幼児にいろいろと障害を起こさせ
最後には死に至らしめるものです。今のところ決定的な
治療法がないらしく、いろいろと議論の的になってる
ようです。

まだよく読んでないので内容が間違っていたらごめん
なさい。

ただ気づいたことはこの病気に関して日本人の名前が良く
出てくること。何度かHPを覗いたことがある方の名前も
沢山出てきたし、鳥取大学の医学部の先生の名前もあった。
だからどうというわけでないが、同じ日本人としてがんば
ろうかなと単純に思う次第。

でもよくわからんないんだよなぁ、これが。どうしよ、
プレゼン。



2004年03月25日(木) 世の中は権力だな、やっぱり

ただでさえ大きなプレゼンが来週の木曜日に入っていたのに
1日前の水曜日にもプレゼンが入った。えっ、聞いてないよ
と思うも自分が聞き逃した可能性もあるので、念のため
アメリカ人の友達に聞いてみるも「言ってない」とのこと。
そうだよなー。

どこかの予定表にそう書いてあったかも知れないけど、実際
いつやるかは先々週話し合って結論が出ないままだったはず。
それを先生が勝手に結論出していきなり「来週やれ。」と
言うのはちょっと横暴だよな。

と思ったら一緒にプレゼンを担当する生徒からメールが来て
先生が前もって言ってないから突然のことで当惑してる。
準備期間をくれ、というメイルを送ったとのこと。もっとも
だと思う。さてどんなリプライが来るか。

その後でも大きなプレゼンの進行具合を授業中に話し合った
ら、うちのグループはそれじゃネタ不足と指摘。おいまじ
かよ、と正直思う。今まで質問のメイルもしてきたし、そも
そもこれは先生側の期待する内容を前もってきちんと伝えて
ないから起きたことで、あきらかに向こうに否があるとはず。

と思うもいわれたからには変更しなくてはいかん。

なんか昔の営業時代を思い出す。話を煮詰めておいて後か
ら急に「そんなことではだめだ、受け入れられん。やり直せ」
とかいわれて土壇場で0からやらされるような。

昔アメリカ人の友達が「世の中公平なんて思わない方がいい。
不公平に出来てるんだから」って言ってたけど、そのとおり
だよなぁ。悲しいけれど権力がすべてた。



2004年03月24日(水) 故人を偲ぶ

昨日の薬(キューピーコーワゴールド)を使って無理して
起きていたせいか今日は非常に眠い。良く寝たけど、それ
でも眠かった。今もまだ夜8時だが眠くて仕方がない。た
だ単に寝すぎか?

いかりや長介の葬儀の様子がインターネットニュースでも
たくさん拾える。彼が全員集合をやっていたときをはっき
りと覚えているだけに、身近に感じられ残念でならない。

アメリカに来てたまたま友達が持っていたビデオで、
踊る大走査線のドラマをすべてみた。役によるとこも多い
かも知れないが、彼は非常にいい味を出していた。もっと
若いときから役者もやっていたら、もっと違う方向性が
出てかも知れないとも思った。

全盛期を知っている人が亡くなっているのを目の辺りに
すると自分も歳をとっていることを実感する。人生は長く
ないないんだなぁ、と



2004年03月23日(火) 薬に頼って起きていた1日

今日のテストが終わってmid-termが全て終わりました。
とにかく終わったことを喜んでます。出来はまぁまぁ
というところかな。落第するような点でないことだけ
を期待します。

ほっとしたいけど、昨日の話通りこれからはプレゼン
及びペーパ−ウィークに入ります。昨日の日記の通り
ぼけっとする暇はなさそう。それが終われば今度は
Finalになってしまうだろうし。それにしてもなんて
ストレスが多い大学院生活なんだろう。

ちなみに結局昨日は2時間ほど寝てしまいました。それで
も今日1日起きている自信がなかったのでキューピーコーワ
ゴールドを1錠飲んでから学校に行ったけど、そのおか
げか無事過ごすことが出来ました。よかった。今でも
ものすごく眠い。

ふと思ったけど、キューピーコーワゴールドは滋養強壮
と書いてあるけど、これを飲んで試合をしたらオリンピ
ックでは薬物違反なんだろうか。結構これ効くしなぁ。



2004年03月22日(月) 終わらない!

昨日から必死に免疫学の試験勉強をしてるが、今まで放って
おいた科目のためになかなか勉強が進まない。集中もし、そ
してかなりの時間をかけてるが、思うようにいかない。明日
テストだけど午前中はミーティング、午後は仕事が入ってる
から勉強する時間はほとんどとれないだろうし。

また徹夜かなぁ、今夜また。

来週プレゼンがあるはその後にペーパー提出はあるはここ
1ヶ月気を抜く暇がない。折角自分が担当したアイホの
シーズンが終わったと言うのにストレスの度合いは全く
落ちない。はぁ。

勉強しなくてはいけないのに、ある1つのインターネットの
記事を目にしたら気になって全て読んでしまった。

イスラム原理主義組織「ハマス」の指導者が暗殺されたこと
に対し、ハマスが全面戦争を宣言をしたとのこと。ものすごく
やばい感じがする。今回は半端でなく。

アメリカとイスラエルはここ1年でついにパンドラの箱を開け
てしまったような気がしてならないのは気のせいか。後世で
今年が歴史上の重大な年にならないといいが。



2004年03月21日(日) Banquetに出席

今日仕事はなかったけど、女子アイホの方のbanquetに行った。
ちなみにBanquetを日本語に訳そうと辞書を引いたら「宴会」
と出てきて、かなりニュアンスが違うと思ったためそのまま
使用した。感覚的には納会で選手、スタッフのみならず関係者
を呼んで1年の報告、表彰をするところ。お酒は出ず、ご飯を
食べただけです。

ただアメリカではこういうとき正装をするわけで、ぼくも
久しぶりにネクタイをして行きました。自分にとっては
こっちに来る前まではサラリーマンしてたわけで、毎日ネクタ
イを締めることに全く違和感はないのですが、選手から見ると
えらく珍しいらしく、散々誉められると言うか冷やかされる
というか。

ぼくはそんな歳ではもうないんですけどねぇ。

逆に選手たちのが違和感があった。普段は練習のときしか見て
ないから、逆に化粧したり髪の毛を下げてきれいな服を着ている
と「きみ誰?」ということになる。

正直言ってきれいにしている時の選手は逆に怖い。

P.S.怖いもの見たさで見たい人のためにチーム全体写真はこちら。
今日の写真ではないけれど、写真撮影のために皆髪を下ろしてます。
ちなみに筆者は、、、指摘するまでもないでしょう。



2004年03月20日(土) 昨日のネタの続き

今日も朝からお仕事。男女ともに試合だったから長いこと
長いこと。結局ほぼ丸1日働いてました。とほほ。

昨日のネタで一つ書き忘れたけど、アメリカ人って基本的
に自分勝手。みんながそうとは言わないけど、日本人に
比べたら他人のこと考えないで自己主張を強くするし、
間違ってもそれを絶対に認めようとしない。皆アメリカに
くればわかると思うが、日本だったら絶対謝りを入れるだ
ろうなぁというシチュエーションで決して詫びを入れない。
彼らにとっては普通なんだろうが、これだけは慣れてきた
と言っても時には許しがたく、腹立たしい。

こんなまとまりのない彼らだが、戦争は特別で彼らの気持ち
を一つにさせる。基本的に戦争の大義名分などどうでもいい
のだ。国を代表して戦地に行き、自分の国のために(だけに)
仕事をする。それだけで彼らは自分の仕事を誇りに思い、胸
を熱くするのだ。

信じられないかもしれないけど、この教育は小学校から始まる。
この時から彼らは胸に手を当て、星条旗を見て国歌を斉唱し
ては国に忠誠を誓う(誓わせられる?)のだ。実際この場面
を中学、高校で仕事したとき目にしたから、真実性は高い。
自らの意思で国としていいこと悪いことを判断する前に、全て
において国が優先するのだ。実際、学校で学生がこのような
教育をされているのを目の辺りにした時、びっくりするどこ
ろか身の毛がよだつ感覚があったことを覚えている。戦前の
日本の教育は(国と天皇を置き換えて)こうではなかったん
じゃないかと。

嘘だと思うのなら是非アメリカに来て(アメリカ人が生息する
領域で)生活してみて下さい。政治家を目指す方にお奨めします。
もっとも経歴詐称は困りますが。

P.S. いかりや長介さんのご冥福を心からお祈りします。
もう生ドリフは見られないかと思うと残念でたまりません。



2004年03月19日(金) イラク開戦1周年、長文失礼します

朝にかなり雪が降ったらしい。外を見ると雪で覆われていた。
しかし今日は授業も仕事もなく、朝ゆっくり起きたので詳しい
状況は不明。

それでも先生というか同じUSM出身の人と昼飯を食べる約束
をしてたので学校へ。自分の近い将来について正直に話して
アドバイスをもらった。この場所でこのような話をまともに
出切るのはこの人だけに、忙しい中時間を作ってもらって
感謝。かなりすっきりした。

さて今日で対イラク開戦後1年。アメリカの大統領は演説をし、
イラクを自由にしたと成果を強調したようだ。大統領選も
ありこれは予想に難くない。ただイラクで亡くなられた日本
人外交官を紹介し、日本を持ち上げたらしい。ほぅ珍しいと
思ったがこれも彼のパフォーマンスだろうから読み流す。

気になった記事は以下の記事である。

http://www2.asahi.com/special/jieitai/

某国の首相が「国民にテロと戦う用意ある。」と発言。えっ
そうなの?理由は内閣が支持されているからとのこと。
こんな世論は聞いたことないんですけど。それともイラク
開戦後総選挙でもしたんでしょうか。

またポーランドの大統領が「だまされた」と話したことに関し、
首相は「(だまされたとは)全く思っていません。私はない
とは断定できませんね。今でも私はあると思っていますよ」
と述べたらしい。うーん根拠が全くわからない。思う、思わない
で戦争はやっていいんだろうか。

確か高校のときの政治経済の授業で「内政不干渉」「疑わしき
は罰せず」という基本的な国際法及び法律に関することを習った
気がするんけど、これはぼくの記憶違いでしょうか。

因みにアメリカ国民だってテロと戦う用意なんてないと思う。
NYCのテロは確かにすごかったけど、ほとんどアメリカ国民は
田舎者。自分の所にテロは影響がないと思ってる。これが
身近に降ってきたら、元々何故イラクと戦争する必要があった
か考えるはず。そもそも歴史上自国が戦場になっていないから
戦争の本当の痛みはわかるはずがない。

アメリカの犬になるべからず。政治的、経済的にならざる得ない
にしても必要なら噛みつけ。犬だってそのぐらいの意思表示するぞ。



2004年03月18日(木) 勉強漬けの毎日、はぁ

今日も小降りだけど雪です。一体どうなってることやら。
でも花粉症のことだけを考えれば、これはこれでいいん
だけど。去年の日記を読んだら去年の自分はこの時期
花粉症で死んでいたらしい。ちなみに明日も雪。しかも
明日のがしっかり降るらしい。

夜にプレゼンのためのグループで集まった。すでに
トピックを決め文献も拾っていたので、役割分担を決める
のが主なことだったがこれが難航。誰も面倒な部分をやり
たくないから。こういうときは彼らの性格がもろに出る。
一人の女の子は口に出して「いらいらしてるけど、我慢し
てるのよ」って言うし。

しかし文献を拾っておいてくれたのはいいが、それを
もらったのが昨日の夜、テストが終わってから。その数15。
で今日会って「読んだ?」読むわけないって。そもそも
たかだか20分のプレゼンに何故こんな数の文献が必要
なのか理解出来ません。ましてや来週火曜日に別なテスト
があるのに、今週末だけでこれを全部読めるとは思えない。
しかも英語で書かれているのに、中身はさらに他の外国語
で書かれてるようなものなんだから。

奴らはこのぐらいの文献を一晩で読めるのかなぁ。読んで
も理解してるとは思えないけどなぁ。

P.S.ちなみにこれでも午後はフルフル働いてます。テニスの
試合をカバーしました。自分のスポーツが終わったからとい
ってのんびり休みをくれるほど甘くないのがAthletic GA
です。



2004年03月17日(水) 一つテストが終わりました

今日も雪は降り続く。大雪ではないが、かといって止む
わけでもない。このぐらいだと除雪車が来なくてうっすら
道路に雪が積もりかえって危ない。夜にテストがあったの
で仕方なく学校に行ったが、帰りは凍り始めたところも
あって何度もハンドルが利かなくなった場面に遭遇した。

この頃の雪の方がべた雪だし、気温も一時期ほどでないの
で溶けては凍りのサイクルが早くかえって危険が気がする。

今日のテストはたんぱく質のpurificationに関する問題。
鳥の砂嚢を刃で切り刻んで、緩衝溶液につけ、ホモゲナイズ
して、centrifugeして、、、うんぬんかんぬん。一連の
動作を覚えることは実験でもやったからそれほど難しく
ないけど、いろいろな条件のもとでどんな方法で細胞を
切り刻み、どんな緩衝溶液を作り、どんな濃度で沈殿させ
どんな方法で濃度を確認して、などなど暗記ばかりで疲れ
た。この歳でこういう暗記物は一番つらい。

目的の1つのたんぱく質を細胞から取り出すこと自体、よく
やるよと思うけど、あまりこういったこと、自分は好きで
ないみたい。やる気が起きなかったなぁ。

ちなみに試験は14問の筆記だったけど、それほど難しく
はなかった。一応全部書いて提出した。珍しくびりに解答
を出さなかったためか先生に「易しかった?」と聞かれた
けどぼくがたまにアメリカ人より早く終わって悪いんかい!
悪くとると「易しすぎた」と皮肉にも聞こえるんですけど。

それとも最近ストレスで自分の性格がゆがんでるのかなぁ。

ちなみに今日はSt.Patrick dayとかいうアイルランドの
お祭り(休日?)だったそうです。自分のアパートの目の前
にアイリッシュパブがあるので、なんかやってるかも知れな
いけどそこに行く暇がないのが残念。



2004年03月16日(火) 予想通りまたどか雪

今日は早めの更新です。

朝から大雪警報が出て、近くのほかの学校はすべて午後の
授業をキャンセルしたのにうちの学校からはそういう連絡
がこない。テレビやインターネットで確認しても、その
ような話は出てこない。

実際午後に入ると雪、雪、雪。春なのにまた道路に雪が
積もってきた。何度も確認したが授業のキャンセルの知ら
せがない。仕方なく夕方6時過ぎに授業に出るべく家を出た。

車の所にいって積もった雪を振り払う。すでに1インチは
積もってる。自動車もあまり走ってないのか、駐車場に
タイヤの跡もない。どうにか走り出して大きな通りに出る。

まだ除雪車が着てないらしく、雪がそれなりに積もってる。
まっすぐ走るのはいいが、曲がろうとするとドリフトする
ことに気づくのにそうは時間がかからなかった。一回
ハンドルを切るとすべりまくり、操作がきかなくなる。
また一度車を停止させると、発進する際にタイヤが空転
しているのもわかった。

結局運転は危険だと感じて学校までの道のりの半分も行か
ないうちに家に引き返すことにした。このまま走ったら
どこかで確実に事故ると思ったから。

家に帰って確認したが、授業のキャンセルの案内は出て
いなかった。あらかじめ予想が出来た状況で、実際そのよ
うになったのに全く対応をしない学校に正直腹が立った。
以前キャンセルになった日の方がよっぽど状況はましだったのに。



2004年03月15日(月) ニューイングランドは明日また雪だとか

明日からまた雪が降るという。しかも2−4インチ積もると
の予報。振り終わるのは水曜日午後との予報。もういい加減
にして欲しい。

今日授業はなかったがテニスの試合をカバー。相手は
サンフランシスコ大学。春休みなんだろうかわざわざカル
フォルニアから来てうちと試合とは。もっともメインの目的
がうちとの試合でないことは明白だろうけど。

それにしても今日の試合は長かった。働いた時間は7時間、
試合そのものは5時間。それでも長すぎるよ、テニスの試合っ
て。しかも何も起こらないし。あっ、これはいいことか。

在ボストン領事館からまたメイルが来た。米国のバイオテロ法
に基づく新たな食品規制について、とか。内容を読むと規則
施行後は、この規則に基づいた米国政府への登録がされて
いない施設にて製造された食品や、米国政府に対する事前通告
が行われていない食品を含む小包などは、米国に到着後、差し
止められる可能性があるらしい。

どれほどの日本の食品企業がアメリカ政府に登録してるんだ
ろうか?少なくとも近所のせんべえ屋が登録してるとは思え
ないから、もうおせんべいは送ってもらえないんだな。



2004年03月14日(日) インターネットラジオを楽しみました

ESPNを見れない以上、テレビをつけてもあまり意味がない。
チャンネルを回し見たが、アリーナフットボールで少し
止まった以外は、どれも興味がもてなかった。つまらない
休日。

こんな時は日本語放送でも、と思いインターネットラジオ
放送局を探してみた。もちろんライブではないがそれなり
にファイルがあって、メジャーのラジオ局もいくつか提供
していた。で試し聞き。なかなか楽しめた。日本の最近の
話題も聞けたし。でもこういうときはお笑いの話を聞くに
限るね、くだらないけど。

あとは昼間っから文献を読んだ。読み始めるとすぐに眠く
なるような文献。辞書調べてもよくわからないし。それで
も今日は比較的よくやれたような気がする。水曜日にま
たテストだし、プレゼンはあるし、やることたくさんだよ。

何も考えなくていい休みが早く欲しい。



2004年03月13日(土) 死刑宣告

不幸は突然やってくる。今回も例にたがわなかった。

昨晩テレビをつけたのに、画面が真っ暗だった。ケーブル
を調べた。ちゃんと繋がっている。嫌な予感がした。
チャンネルを変えてみる。数字の小さいチャンネルは
見えた。事態を飲み込んだと同時に、絶望感に襲われた。

ESPNとESPN2が見れなくなったのだ。

ケーブルTVとの契約は確かにLimited。これには上2つの
番組は含まれていない。しかしケーブル導入後約7ヶ月間、
ずっと写っていたのだ。このお陰で昨秋のフットボール
は見れた。感謝はしたい。今の状態も本来の契約通りで
文句は言えない。でも、である。

なんでバスケのNCAAトーナメント直前で見えなくする訳?
あと1ヶ月ぐらい待てないんだ?

ちゃんと契約しろ、という声もあるが以前の日記でも触れた
通りこの辺りのケーブルTVは高い。ESPNを見ようとするだ
けで60ドルを越える。ミシシッピだったら半分で済んだの
にである。今の財政状態で現在の倍のお金を毎月テレビに
費やせない。

実際ESPNとESPN2以外の番組は全くと言っていいほど見ない
のに。

かなり落ち込んでます。



2004年03月12日(金) メッツは何処にいる?

今朝テレビでスポーツニュースを見たら、昨日の松井稼
は3タコだったらしい。一線級だけでなくマイナー行きの
選手、解雇寸前の選手が投げるこの時期に打てないと今年
の彼はきついかなぁ。期待も大きいけど。

ちなみに昨日の放送はこの辺りのローカル局での放送だ
ったので、この辺りにいないと視聴出来ませんでした。
でもこの辺りでメッツファンって会ったことないんだよ
なぁ。ヤンキースファンかレッドソックスファン。NFL
で言うとジャイアンツファンとペイトリオッツファン
に挟まれて肩身の狭いジェッツファンという感じ。それ
でも専用球場を持っているだけジェッツよりメッツのが
ましか?

今日は朝から変な天気でした。晴れているのに雪が降っ
てるし、風は強いし、さらに夕方には冷えて氷点下に
なるし。でも天候が不安定なのは春が近づいているから
かなぁ。



2004年03月11日(木) メッツ松井稼をTVで観ました

今日は自分のネタではないけど、2つ気づいたことを。

「肥満理由の食品会社提訴を禁止」

【ワシントン和田浩明】米下院は10日、肥満を理由に食品・外食産業を訴えることを禁じる通称「チーズバーガー法案」を賛成多数で可決した。成人の3分の2が肥満状態にある米国では、「不健康な食品で太った」などとして大手ファストフードチェーンに損害賠償を求める訴訟が起きており、ブッシュ米大統領も1月の一般教書演説で乱訴防止政策を打ち出していた。同法案成立には上院通過が必要。

これは子供の肥満はファーストフードのせいとしてマクドナルドを
訴えたことに始まるらしいが、どう考えてもこんな訴えが成り立つ
こと自体が常識的におかしい。無理やり食べさせられたのではなくて、
自分でお金を払って食べさせたんだから。これで原告側が勝訴なんぞ
したら、次はコカコーラやぺプシ、ありとあらゆるお菓子メーカーが
訴えられなきゃおかしくなるし。その前に自分の味覚を疑え、と
言いたい。

次に家に帰ってきてテレビをつけたら、メッツとエクスポズの
オープン戦をやってました。良く見たらいたいた、松井稼。
1打席しか見なかったけど、結果は平凡なショートゴロ。それでも
全力疾走してぎりぎりアウトで、メッツ贔屓な実況、解説者たち
は「イチローと同様だ。(相手チームにとって)どんな内野ゴロも
簡単なアウトにならない。」と言ってました。でもイチローと同じ
(similarを使っていました)といわれるのは彼にとってどうなんだ
ろう?それでもメッツのCMの中で紹介された5人の代表選手の中に
彼が入っていたから注目はされてるんでしょう。

それとエクスポズのヘッドストリングス&コンディショニング
コーチが日本人なのを知ってる人もいるかと思いますが、彼のこと
もある選手についてのトレーニングの話で出ていました。

日本人もいろいろと出てますな。



2004年03月10日(水) 滞米5年目にしても未だ変わらず

今日の仕事は夜のテニスの試合をカバー。7時から試合な
ので5時半に行けばいい。昼間に勉強を、と思ったが教科書
を読み始めるとすぐに眠くなる。知らないことを英語で
読むのは本当に大変なことだと思う。留学してきたばっか
りのように辞書をたくさん引くから。もっとも今の辞書は
英語で書かれた専門科目の辞書だけど。

エレベータの横に張り紙が。明日また断水するのこと。
えっ、つい1週間前に断水があったのにまた?と思う。しか
も今度は9時から3時の6時間。これではご飯も作れない。
明日はオフだけど学校に行くかな。

そうそう久しぶりに買ってきた納豆を昼に食べた。すごく
おいしかった。最近時間がないにも関わらず、ご飯を炊き
何かしら和風のものを作ることが多い。年をとったせいか
アメリカ風の食べ物を食べ続けることに耐えられなくなっ
てきた。

そういえばもうすぐ誕生日だ。また一つ年をとってしまう
なぁ。



2004年03月09日(火) Tax Return

春休みに入り最初のオフだった。テストも終わったし、次の
テストまであと1週間以上あるから外でもぶらつくかぁ、と
思って窓の外を見るとまだ雪が降っていた。しかも昨日より
降りが強いし。

雪国はやっぱり人を鬱にさせる。

それでも時間を無駄にしたくないので、やらなきゃいけない
けど普段後回しにしてたことをやろうと思った。でも何が
あるだろう???と考えていると、あった、あった確定申告
が。

アメリカにいると例え留学生でも確定申告をし、必要に応じて
取られすぎた税金を返してもらう。今年はGAとして給料をもら
い始めただけに手続きも面倒になるかなぁと少し不安になった。
今の大学は会計学のコースがなく、留学生アドバイザも前もって
「私は手伝えません。」とメイルをもらっていたので、仕方な
くIRSのホームページからいろいろと調べる。これが何気に面倒。
それでもお金が少しでも返ってくるという事実が自分をやる気
にさせる。

で調べてみると結局申告内容は去年と同じで、申告額が多少
変わっているだけだった。なーんだ、よかった。ただ今年は
小切手でなく銀行へ直接振り込みにしてもらった。それのが
早く返って来るとか。

それでもアメリカに来て初めて所得税を徴収されることが判明
した。今までとられた税金(除く消費税)はすべて返って来た
のになぁ。



2004年03月08日(月) やったことはやったのに

結局今朝は睡魔に負け2時間ほど睡眠をとってしまった。
徹夜が出来ない身体になっているのをまた実感させられた。
それでも5時半頃起き、また勉強を始めようと机に向かった時、
たまたま外を見たらなんと雪が降っていた。もう3月だよ。
春休みだよ。しかも先週は50Fぐらいあって暖かかったのに。

それでも約束の時間の9時に先生の部屋を訪れる。問題を渡さ
れて試験開始。内容を見てびっくり。選択なしのすべて記述式
で問題数26問、ページにして10ページをゆうに越えていた。
確かに範囲広かったけど(教科書で9章分317ページ、これ以外
に配られたハンドアウトで1インチのバインダーがパンパンに
なっていた)ここまで問題量を多くするかね、と唖然。とにかく
一つ一つ解いてみることにした。

2週間休んだところは時間がなく、またスタディガイドには
less importantって書いてあったから教科書をさっと読んだ
だけで済ましたが、それなりに出題されていることがわかる。
やられたー。

しかもアメリカ人と同じく4時間半の試験時間しか与えられな
かった。実際4時間半たった時点でまったく手をつけていない
問題が3題あった。でも終了。それなりにやったつもりだった
のに敗北感が漂った。クラスメイトはこれらを本当に全部解い
たんだろうか?

その後落ち込んでテニスの練習をカバーする。ただでさえ
見てるだけは眠いのに、今日はさらに眠かった。

試験が終わったというのにどうも気分が悪い。



2004年03月07日(日) 2週間いないうちに迷子に?

今週末から1週間の春休み。しかし2月にほぼ2週間、遠征でまる
まる授業を休んだぼくは、月曜日にmake-upのテストを受ける。
そのため今週末も試験勉強漬け。とはいっても日記の通り昨日
はほぼ1日働いていたので、まとまった時間をとって勉強できる
のは今日だけ。明日9時開始だけに、こりゃ徹夜かな。

内容は生化学だけど、2週間いないうちにどこまで進んでしまっ
たの?といった状態。勉強しなきゃいけない範囲はわかってい
たけど、途中から予想以上にてこずって時間がかかっている。
あと2章分だけど、そのあと演習やらないといけないし。

従って時間がないからまたオリエンタルショップに行って夕飯
を買う。店を覗いたら久しぶりに納豆が入っていたので思わず
買ってしまった。試験が終わったらゆっくり食べよう。

この科目好きだし、以前から少しずつ勉強してたんだけどな。
2週間のブランクは大きいよ、ほんと。

ちなみに月曜日試験後はテニスの練習をカバー。絶対練習中
に寝るな、これは。



2004年03月06日(土) 日本の高校生達、ただでアメリカの大学に入れ!

昼間はテニスの試合をカバー。何もする必要はなかったが
試合時間が長い。その時間5時間。その夜は男子アイホの
練習をカバー。そのため今日は何も出来なかった。

テニスを見て思ったこと。D1なのにアメリカ人ばかり。
レベルは推して知るべし。ひどかった。USMのテニスも
弱かったけど、これよりましだった。テニスを担当すれば
わかるかと思うけど、通常留学生がほとんど。USMだと
スペイン、ドイツ、フランスからの生徒でアメリカ人は
一人だけだった。大会もずいぶんと手伝ったが、強い
大学のチームはやはりほとんど留学生。アメリカ人が全く
いないチームだってあった。

アメリカ人だけでチームが構成できるところは、本格的に
強くするつもりがないか、予算がないかのどちらか。まぁ
アメリカ人に、正確には白人に体育会の予算を回したい
というのであれば、ニューイングランド地方の学校らしいと
思うが。

日本人のテニスだって全国レベルならばアメリカで奨学金
つきでテニスが出来る。英語だけがんばればテニスしなが
らお金を払わずして学位を得ることが出来よう。そんな
選手が出てくるといいんだけど。



2004年03月05日(金) ウイルスメイルが毎日、皆さん気をつけて

昨日の話だが、内容の確認のためオフにも関わらずATRへ。
スタッフと話をした結果、スタッフの連絡ミスで話がやや
こしくなっていることが判明。余計な心配をかけさせられ
た。

最近はやっているコンピュータウイルスがあるが、今回
は友達経由で飛んできている。ここ3日で5通はもらった。
幸いウイルスのデータ更新は怠っていないし、念のため
昨日cドライブを総スキャンしたが感染はしてなかった
模様。ウイルスは知らないうちに感染してしまうものだ
けど、人に迷惑をかけてしまうのでウイルススキャンは
必ずインストールして、データの更新を2日に1度はする
ように心がけて欲しいです。

ちなみにぼくからは絶対にウイルスメイルは飛びません。
というのは普段学校にあるRASサーバに繋いで、ネット
に接続しているんだけど、学校内のファイアーウォールの
設定で学校のネットワークから外部のsmtpサーバ経由では
メイルが送れないようになっている。つまり万が一ぼく
のPCが感染しても、ぼくのメーラーからはメイルがいか
ないようになってます。学校のファイアーウォールだけ
なく、使用してるノートンのアンチウイルスもメイルを
送るときはスキャンかけるようになっているから、2重で
セキュリティがかかってるといっても過言でないけど。

ちなみにウイルスというと自分の専攻の内容を思い出し
てしまう。彼らはかしこい。



2004年03月04日(木) トラブルに巻き込まれ中

シーズンが終わったというのに面倒なことが起きている。
自分の常識では考えられないことばかりで正直空いた口が
ふさがらない。さらにうちのスタッフが話をややこしく
してるし。

折角の休みで試験勉強に集中したというのに明日ATRに
行くはめになりそうだ。

どこかのサイトで高校生の親をハンドルするのは大変と
いうのを読んだけど、大学生だって状況は全く変わらない。
基本的にアメリカ人はいくつになってもファザコン、マザ
コンなのが多く、何かあるとすぐ親が出てくる。特にここ
の生徒は甘やかされて育っているので、状況は最悪だ。

そんな反動か、今日久しぶりに自分の服と靴を買った。
少しはストレス発散しないとね。もちろんバーゲン品
なんだけど。



2004年03月03日(水) 今度はプロでの薬疑惑

昨日は自分の大学の薬疑惑について書いたが、今日は新聞
やテレビでプロ選手の薬使用疑惑に沸いた。

バリーボンズ、ジェイソンジアンビー、ビルロマノウスキー
など。MLBやNFLを少しでも見たことがある人なら、お馴染み
な名前があがっている。誰もが確かに見た目ごつく、パワー
がある。

疑惑の内容としてはBALCOという栄養補助食品研究所から
ステロイドとヒト成長ホルモンを受け取ったというもの。

もし本当に使っているのなら、検査で一発でわかるような
もの。ただMLBやNFLってIOC(オリンピック)ほど厳しく
制限してないから、害(益?)があるとわかっていても
今まで規制していなかったらグレーでOKなのかも知れない。

化学や薬学で有機合成をやったことがある人ならわかると
思うが、ちょっと官能基を変えるだけで構造や名前が違っ
てもその効果はほとんど同じ、という新規化合物を作るの
ははそれほど難しくない。

オフシーズンにはほぼ毎年上がる話題だが、彼らにはどん
な対応がなされるのであろうか。とはいってもアメリカは
スポーツ選手に対してすごく寛大なため、一時の話題で
終わってしまうだろうが。



2004年03月02日(火) スポーツ現場で起きた1症例

まずは身近な話題から。ここのところガソリンがまた値上がり
上昇基調が止まりません。昨年末の高水準まであと一息とな
ってきてます。一刻も早く下がって欲しいのですが、一体何が
原因なんでしょう。

さて久しぶりにスタッフミーティングに参加しました。普段
はアイホの練習のため出られたなかったためです。その中で
ある症例が報告されたのですが、本当かよ、と思いつつアメ
リカらしいなぁと思ったことがあったので、日記にて紹介し
ます。

男子アイホ担当のATCからこんな話がありました。試合中ある
選手が突然手足が震えてきて止まらない、ひどい頭痛がして
意識ももうろうとすると言って来ました。安静にさせていま
したがそのうち癲癇のような症状すら起こしてきました。

いくつかの質問のあと何かいつもと違うもの食べたか、何か
薬を飲んだか?と聞くとメキシコ料理を食べた、そして膝が
痛いから姉さんから痛み止めをもらって飲んだ、とのこと。

見たところ過度に興奮してる様子で、血色もよく吐き気もな
いため食中毒は疑いにくい。むしろ薬によるアレルギーか
副作用が怪しいと感じ、そのATCは「どんな薬を飲んだ?」
というと「姉さんからもらったから知らない」という。たま
たま会場に彼の姉さんもいて、心配してそこにやってきたので
彼がどんな薬を与えたか聞くとやはり「知らない。」と言う。
わかりもしない薬を与えるわけないだろう、とあらためて
聞いても「わからない。」という。

このATCは救急車を呼ぶことも頭によぎったらしいが、しば
らくしてぱたっと症状が収まり、彼も気分がよくなったと
いう。チェックしても確かに何も問題はない。しかしここで
そのATCは「はっ」とひらめいたという。彼はその判断に基
づいて、念のため症状がまた出たら電話するようにと選手に
伝えたものの、そのまま家に帰したとのこと。


さて、これを読んで下さっているみなさん、貴方は何を疑い
ますか?


このATC(実際ヘッドトレーナー)の判断によるとこの選手は
エクスタシーか何か(日本語で言う)興奮系のドラッグを服用
したんだろう、とのこと。そう考えるとすべて、特に薬の名前
を言わなかった理由、が説明がつくとのこと。確かに前にも
後にもこの選手にこんな症状は起きていないし、症状も普通の
薬にしては不自然だった、とのことでした。

へぇ、と思いつつアメリカらしいなぁと思ってしまいました。
日本でもこんなことってあるんですかね。あまり考えたくな
いですが。



2004年03月01日(月) 暖かい1日

昨日は日記を書き終えた頃から集中して勉強が出来、今日
遅れて受けたクイズはまぁまぁでした。これであとは週末
の試験に向けてがんばるだけだ。

今日は摂氏で10℃を越えていたように思う。すごく暖かか
った。お約束で半袖でうろちょろするアメ人をたくさん
みた。でも気持ちはわからないでもない。

家に帰ってからは開放感でまた勉強せず。いかんよなぁ、
少しずつやらないと。

ということで始めます。少しでも明日を楽にするために。


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