風の行方...深真珠

 

 

後悔したキス - 2001年12月18日(火)

午後11時、電話で起こされる。(ついさっきね)
僕は無意識のうちに電話にでていた。
意識が戻ったときはもうすでに相手と話をしていたのだけど、
うまく相手を思い出せない。

・・・あっ、女性だ・・・

・・・あ〜、あの人か・・・


僕は基本的にキスやセックスをする前に考えることにしている。
「後悔するかしないか」
そして、後悔するだろうと思うときは拒んできたし、これからもそうするだろう。
その場ではそう言うけど、そんなもんじゃないだろ?って意見もあるとは思いますが、
とりあえず、僕の中ではそれが基準であるわけです。

その女性は高校のときに知り合って、
一度海辺に呼び出し「私のことどう思ってるかなぁ」と曰ったちょっと年上の人なのだ。
それからずっと一ヶ月に一回くらいメールが来て2.3通送り返したら無視している。
自慢ではないが、こう見えても(?)ほとんど毛嫌いなく人と付き合えるタイプだと自負している。
その女性ともあの日まではそれなりにうまくやっていたし、あの日までは作り笑顔なら見せてきた。
が、僕が告白じみたことをされたとき、すでに僕の周りで彼女は恋多き女性として脚光をあびていたし、
数打ちゃ当たる!の姿勢は明らかだった。

たしか夏あたりだと思うが、彼女は家にきた。
僕としては、昔の友達でたまたま家も近くだし、気軽に話ができればよかったのだけど・・・。
僕はひどく眠かった。だからお茶を出しラーメンをつくってあげて横になった。
彼女は彼氏のことをいろいろ話だし、
そしてなんとなく僕の横に来て、腕まくらがあ〜だこ〜だ言った。
で、そのまま腕枕になってしまった。
で、そのままキスしてしまった。
で、そのまま胸を愛撫してしまった。
途中でなんでこんなことしてるんだろうと思い直したが、その流れを止めるだけの思考力がなかった。
「あたしのこと抱きたい?」
僕はその言葉で正気を取り戻し、愛撫をやめたて眠いと言って帰した。
思い出すだけで、本当に寒気がするくらい後悔している。
あ〜、最悪だ・・・。

今日の電話で彼女の用件ははっきりしていた。
彼氏と別れた。と言ったし、
クリスマスは暇だ。と言ったし、
誕生日が近い。と言ったし、
一人暮らしは寂しい。と言ったし、
クリスマスはどうするの?と聞いてきた。
「とりあえず予定はあるかな」(ないのだけど)
「彼女できたんだ?」
「まぁ、そうだね。」
「おめでとう」
「いや、別にうれしいもんでもないけど」
とりあえず、年齢やら何ヶ月なんだとか聞いてきたので、珍しく正直に答えてみた。
「いいなぁ。うらやましい」

・・・彼女は恋愛至上主義者なのだと改めて確認。

「よいお年を・・・」と、最後に言われた。


...

思考回路 - 2001年12月17日(月)

今日の講義は午後からだったのだけど、9時過ぎに目が覚める。
睡眠時間約4時間。
コーヒーを飲もうと思い、お湯を沸かす。
枕元にあった本を手に取り読み出した。
どうやら頭がうまく動かないせいか、ページをめくるペースがあがらない。
「3歩進んで2歩下がる」と言った具合だ。
ふと時計を見ると11時半。
予備校の昼休み辺りの時間に行って勉強でもしようと思っていたのだけど、
そのころには上巻を読み終わって下巻にはいっていた。

次気づいたときは、12時半。もう昼休みだ。
講義に間に合うように行けばいい。本を読もう。と思い直し、
僕はまたしても手に取った。
続きを知りたいという欲求が僕を襲って、
ページをめくる手と目以外、凍りついてしまったみたいだった。
それでもなんとか体をほぐしたのだけど、
着替えているときも運転中も僕は本のことしか頭になかった。

僕はそれほど熱心に本を読んでいるのだろうか?
中に出てくる洋楽の歌手の名前なんて誰も覚えちゃいない。
そういえば、マイケル・ジャクソンと坂本龍一がでてきたな。
ピンボールの細かな説明に関しても覚えていないし、クラシックについても同様だ。
何十回も読み返したら、覚えることが出来るだろうか?
それが深く読んだことになるだろうか?
僕は深く読み込めているんだろう?
・・・ふと、思った。

講義は物理だった(今日は熱力学と力学だった)
僕は一番右後ろに座った。どうも自分の後ろに人がいるのは好きではない。
教室は「まばら」だった。
この講師は割と人気あるんだけどな。1万3千円の価値がないだけなのだと思う。
僕の二つ前に女性が座った。
ちょっと前に日記でも書いた(あの時は隣だった)女性だった。
肌は透き通るくらい白くて、思わず人差し指でつっついてみたかった。
もし、本当につっつくことが出来るとすれば、僕はその弾力性のせいでふっとばされるかもしれない。そんな肌だった。
「かわいい」「キレイ」という分け方をするならば、明らかに「かわいい」だ。
それに僕が思っていたほど華奢な体ではなかった。
おそらく、彼女自身は痩せたいと思うくらいで僕はそのままでもいいんじゃない?という脂肪の付き方だと思った。・・・意味不明。
彼女は隣に置いたカバンの中で何かを探していた。
そして何かを取り出して前を向く際に、ちらっと僕の方に視線を送ったのだ。
またしばらくしてカバンにてをつっこんで、こちらをちらっと見て前を向く。
ちょっとだけ気にしてる?と淡い期待を抱いてしまったのだけど、
きっと彼女と会話をすることはないだろうし、昼食を共にすることもないだろう。
まして、彼女の下着の色を知ることもないだろうし、朝裸で抱き合うこともないだろう。
何かを期待する方が間違っている。

最近の僕は変だ。
頭の中にあるのは、「ラルク」「村上春樹」「セックス」
そのすきまに「食欲」「受験」があるのだ。
世の中のすべての音楽はすべてラルクに通じ、
世の中のすべての文字はすべて村上春樹に通じ、
世の中のすべての行動はすべてセックスと通じている。

さらに付け加えれば、すべての「ラルク」「村上春樹」もすべて「セックス」に通じている。
「ラルク」を聞けば、なぜか僕の存在はだんだん薄くなっていくような気がして、
「村上春樹」を読めば、なぜか女性と抱き合いたいと思う。
そしてその流れは「セックス」へと流れる。ごく自然に。

本当に僕はどうかしている。
この日記は「音楽」のジャンルであるべきなのに「セックス」を連呼していて、
僕自身は「受験生」であるべきなのに、「浮浪者」になりつつあるのだ。

こんなんじゃダメだ。
お前は大学へ行くんだ。
そしてPCの勉強をして、相対性理論の講義を受け、もっと多くの本(小説・心理学・経済学・哲学・宗教学・ギリシャ神話・日本神話)を読んで、素敵な女性と出会って、多くの「セックス」をするんだ。

・・・結局、そこへ辿りつくのか。

最後に一言。
最近、少し文章が変わってるし自分自身違和感は感じていたりする。
僕は他人に感化されやすい人間なのだと思う。
最近の文章はどうも好きになれない。


...

僕的ラルク論・曲について - 2001年12月16日(日)

初めにきちんと言っておきますが、僕は楽器を何一つ出来ません。
リズム感悪いし、音痴だし。
詩に関しては、作詞についてなにも知らなくても個人の感覚で語れる。という認識があるんだけど、
曲に関しては僕が語るにはあまりにも失礼かなぁという思いがありまして、
数日ずっと考えていました。
きっと抽象的な話になってしまって、世界観とか雰囲気のがあ〜だこ〜だいって終わると思うんです。
本当にそれでいいのか僕なりの葛藤があったわけです。
CマイナーとかFとか、あそこのコード進行があ〜だこ〜だ、あそこの弾き方はあれで、ダウンピックだのなんだのって本来は言うべきなんですよね、きっと。

それでも語ります。
もちろん僕の中の重心は曲においているつもりです。
それも踏まえて読んでいただけると嬉しいです。

とりあえず・・・。
ラルクは活動再開後、打ち込み(電子音?)を使うようになった。
新しくドラムとして加入したyukihiroの影響ではないかと思う。
それ以前の曲ではドラムは乾いた音がするのだけど、
最近のドラムは金属音っぽい感じがする。
実はどこがどう変わったから、最近は洋楽っぽくなったのか分からない。
が、最近は明らかに洋楽指向だ。
彼らはロックバンド(自称)と言っている。
それはデビュー当時から「僕らはロックバンドです」と言っているので今更・・・とか思わないのだけど、
僕の耳にはどうもロックには聞こえない。

洋楽しか聴かないというネットの知り合いと話をしていたとき、
邦楽はあ〜だこ〜だと散々ウンチク垂れていたので、
「ラルクは自称ロックバンドなんだけど?」って言ってみたら、
その人にとってはラルクは割とロックしてるらしい。
なんかギターの弾き方がどうだとか言っていた。
「グレイは?」と聞くと「たまに演歌」と言っていたし、
「サザンは洋楽ちょっとパクッてるけど、オリジナリティーがあって、
 B'zはもっとパクッてるけど、あの声とルックスで許す!」らしい(謎)
人の基準ってわかりませんね。

まぁ、彼らの曲が(いちお)洋画のサントラに収録されていたりするのを見ると、
そうなのかなぁとも思ってしまうが・・・。
やっぱロックじゃないね。

「Tierra」の中に「静かの海で」という曲や
「Dune」の中に「失われた眺め」という曲があるのだけど、
これはクラシックっぽいなぁと思うんです。
クラシック現代版!!みたいな感じでちょっと不思議な香りがするんですけど・・・。
ちょっと誉めすぎですか?(汗)

僕はラルクはどんなジャンルかと思っていると、ジャパニーズポップかな。

・・・結局、僕がラルクを好きなのは詩のせいか(爆)


こういうのがでましたけど?(謎)


...

村上春樹という名の人物が並べた言葉 - 2001年12月15日(土)

朝、ほぼ徹夜の状態で予備校へ。
地理の講義を受ける。
終わって、読みかけの「1973年のピンボール」(村上春樹)を読み終わりたかったのだけど、
あんまり勉強が進んでいないことに気づき、とりあえず地理の問題集を解く。
一通り解き終わって、本に手を掛ける。
あ〜、この本もおもしろかった。と残り10ページほど残して思ってしまうのはちょっと気が早すぎるか?
読み終えるとちょうど昼休みのチャイムが鳴る。
財布の中を見ると、2千円と小銭が少々・・・本屋へGO!

今日はちゃんと紀伊国屋が開いていてくれたのでほっとした。
例の女子高生はあの場所にいなかったのだけど。

とりあえず雑誌のところとかウロウロしてから文庫コーナーに到着。

もちろん村上春樹と書かれているところへ直行。
当初は「カンガルー日和」を買う予定だった。
でも、気が変わって「ダンスダンスダンス上・下」を購入。
思わぬ出費・・・。

他の作家の出だしを何冊か読んでみたのだけど、あんまり読みたいと思わなかった。
そりゃぁ、今は村上春樹にフォーリンラブなので当たり前なのかもしれないが。

いろいろ本を見ていたら1時間以上過ぎていて、
高校生の姿もちらほら。
なんであんなにスカートが短いだろう。寒そう。だと僕は見るたびに思うのだけど、実際はどうなのか?
意外と暖かい?
あんな格好するから冷え性になるんだよ。
・・・僕っておじさんかも?

駅前にはクリスマスソングが流れていて、献血車が止まっていた。
ピアス入れちゃったからまだしばらくは献血できません。

予備校へ戻って早速本を読み始める。
自習室でこの時期に文庫本なんて読んじゃってるのはきっと僕くらいだろう。
出だしは、「風の声を聴け」から「羊をめぐる冒険」のあらすじというか、ちょっとした説明が続いた。
すでに目を通している僕にとっては事実を確認する作業が続いたのだけど、
そこに書かれてある文章は僕の心を躍らせるし、
意味不明な情景や感情の描写は僕の想像力をフル回転させてくれる。

途中で、ビールとからあげが頭をよぎってしまい、
部屋で電気を消してビールを飲みながら唐揚げをつまんでBGMにはジャズで
本を読むっていう光景が目に浮かんで、
いち早くその光景に飛び込みたくて帰った(爆)

帰り道、なんでこんなことしてんだろう?と思いながらもアクセルを回し、
からあげを買い、僕の頭は壊れていた。

僕は頭の中と同じ事をしたあと、一人で満足して寝た。



...

僕的ラルク論・詩の世界 追加2 - 2001年12月13日(木)

決して、怠けではありません!
っていうか、詩をかき込むのがこんなに楽しいものだったのか!!!と言った具合で、
かき込んでいるときはその曲を流して歌いながらにやにやしている。
僕にとっては至福の時であります。
頭の中がすべてラルクラルクラルク・・・うふふ♪って感じっす。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
Taste of love(アルバム「Dune」より)

その美しくも細くしなやかな指
やさしく滑らかな動きはまるで蝶のよう

たとえばあなたの目が見えなくなれば
私が目となり一生そばに居られるのに

その匂いはせつなく郷愁を呼び起こし・・・
ああ蛇を想わすその肌に触れて

あなたの罪なら私が罰を受けよう
誰かを殺めてほしければ殺めよう
あなたがもしもナイフを差し出せば
私は惜し気もなく血を流すだろう

悲しみより深く全ての命より強く
愛している
その肌を感じ眠れたならどんなに・・・どんなに

You treat me like a dog・・・

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All Dead(アルバム「Tierra」より)

It's time to fall
It's time to say goodbye
I wish you're gone
I wish you're all dead
消えない想い

It's time to fall
It's time to say goodbye
I wish you're gone
I wish you're all dead

同じ傷痕をつけ同じ苦痛を
彼にも与えてあげたい
抜け出せない悪夢を今すぐ
誰にも与えてあげたい
くるいそうな恐怖を何度も
叶わぬ願い

Say so long!

自由を奪った貴方に
少しも消えない痛みは
いつまで続くのか教えて
少しも消えない殺意に
悩まされていると伝えて

It's time to fall
It's time to say goodbye
I wish you're gone
I wish you're all dead

all dead
all dead

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
夏の憂鬱(time to say goodbye)(3rd シングル)

夏の憂鬱に抱かれ眠りを忘れた僕は
揺れる波打ち際に瞳奪われ頬杖をつく

君が微笑みかけるそよぐ風に吹かれて
そんな過ぎ去った日の幻を追いかけていた

眩しいこの日差しのように鮮やかに僕を照らしていたのに

It's just time to say goodbye
ah time to say goodbye
揺らめく季節へ告げた
忘れかけてた優しさ連れて
明日へ一人歩いてゆくよ

夏の憂鬱は君を見失った僕に降り積もる・・・

誰も届かない空を泳ぐあの鳥のように
君は素足のままで残りわずかな夏に消えた

果てない時を漂う僕には今もきっと何かが足りない

It's just time to say goodbye
ah time to say goodbye
あの日の君へと告げた
失くしたままの扉の鍵を
過去へ一人探したいから

夏の憂鬱・・・
あゝもういかなくちゃ秋がくるから・・・

そして眠りを失くした
そしてあなたを失くした
そして翼を失くした
そして光を失くした

すべて愛していたのに
すべて壊れてしまった

ああ何を信じて歩けばいいの?
僕に降り積もる夏の憂鬱・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

こうやって書き始めたら、全曲書いてしまいそうなので今日で一旦終わり。
明日は曲のことについて語ってみようかと思います。
まだ未定ですけど。


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僕的ラルク論・詩の世界 追加 - 2001年12月12日(水)

今日は3つ紹介したいと思います。

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「追憶の情景」(アルバム「Dune」より)

もうくり返せない遠い日が今も悩まし私を・・・

誰も居ない緑の中に居て
風に揺れる波を見れば
あなたの声 水面を伝い
何度も私に問いかける
「輝かしい日々をなぜあの時
 終わらせたのか」と・・・
私はまた木々に紛れて
言葉を探している

戸惑いを気づかずに
想いさえ知らせずにいた

硝子の様な湖面に映る私を
やさしい雨が醜く歪める

かすかに聞こえていた雷鳴がもうそこまで
答えの出せない私はただ怯えてばかり・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「風の行方」(アルバム「Tierra」より)

麗らかな空に誘われ
少し窓を開けた休日
頬杖をついた私に届く風は
次に誰を訪ねるのだろう

あわただしく過ぎゆく毎日も
今日は少しだけ緩やかに
退屈で手にした本から落ちたのは
あの時から止まったままの笑顔

あなたといた鮮やかな記憶が蘇る
次の風を待つこの窓辺に

行かないで そばにいてほしい
震えた声がこの身体に響いて
息が出来なくなる
その涙に終わりはないの?

あなたといた鮮やかな記憶が蘇る
あの長い夏の終わりにあなたはまるで
迷子のような泣き顔で私に・・・

切なくて抱きよせたくなる
この想いは何?
もう困らせないから この部屋において行かないで
一人にしないで

今もまだその声がこだましている
今も・・・

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「ガラス玉」(アルバム「heavenly」より)

バランスを失くした魚のように
僕はらせんを描く
水面に揺らめくキレイな月が
泳ぎ疲れた肌をそっと照らして

こぼれてゆく吐息はガラス玉
たくさんの光り集め舞い上がってく
words into the silence
月はそっと波を揺らすけれど

とめどなく流れ出した
記憶は胸をしめつけて
あのやさしさもあのときめきも持ってくよ
時に抱かれて into the silence
・・・もう僕はこれ以上泳げないから

今また凍った雫の波紋が指先まで広がり・・・

あゝ少しずつ途絶えてく
真っ白な時に魅せられて
あの歌さえもう思い出せない
あゝこのまま僕は消えてしまいそう
into the silence

水面に揺らめくキレイな月が
泳ぎ疲れた肌をそっと照らし・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

1800越えました。
なんかリンク元検索の数以上の増え方をしているみたいですね。
読んでいただく方が多いのは、素直に嬉しいです。
ありがとうございます。

みなさんに、素敵な出会いがありますように・・・


...

僕的ラルク論・詩の世界 - 2001年12月11日(火)

今日から数日に分けて、ラルクについて語りまくります。
僕自身は音楽に関して、楽器一つすることも出来ないど素人なんですが、
感じていること思っていることをできるだけそのまま言葉にしていくつもりです。
アホなラル狂の虚言とでも思ってください。
本当に僕の価値観で話をしていきますので。
とりあえず、詩・曲・世界観・今と昔・hyde・ソロ活動と解散説などなど、まだ具体的には決めていないのだけどテーマ別に話をしていきます。

「詩の世界」
詩だけをとりあげて語り尽くすのは無理だと言うのはわかります。
詩・曲・世界観など様々なものがリンクしあって生まれているのだから当たり前です。
が、ここでは敢えて詩をより注目して見ていきます。

「ラルクの詩は、非常に情緒的で「郷愁」さを感じる。」

うまく説明できないけど、言葉で簡潔に言えばこんな感じだろうか?
具体的にどこがよ?と思う方が多いと思います。
なのでっ!!明日辺り、2.3個紹介したいと思います。
著作権とか触れることがあれば、即削除します。

ラルクの詩は、時間と共に変化してきている。
初期の段階では、彼らは自分自身や過去に犯した罪や自然(万物に対して普遍なもの)などに縛られて身動きがとれない感情を表に出してきている。
自分自身の置かれた場所が未確定でとても不安であり、空という違う空間や夢の中といった非日常の世界へ強いあこがれに似たものを抱いているみたいだ。
社会に対する漠然とした不安や未来に対する重圧なども含まれているのではないかと思う。
この頃はすべてのことが抽象的な雰囲気を与える。
花と言っても、ひまわりなのか薔薇なのか桜なのか不確定だし、
感情に関しても、「何か」を感じるのだけどそれは何?みたいな言い回しが目に付く。
「あなたが好きです」みたいな詩であっても、ちょっと自虐的な方向に走り、
伝えられない想いを諦めるとか伝えればそれでいい。みたいな考え方よりも
その感情を抹殺してしまえ!あ〜、もうウザイから俺の感情ごと消え去れ!!みたいな思考過程が見えてきて、
そういうところがすごく好きなんです。

常に感情が内側を向いていて、聞くたびに胸のところを思いっきり握りつぶされそうな感情に襲われて、
傷口なんて塞がっているところも無理矢理開こうとしちゃうし、新鮮な傷口なんてのは出血多量になるくらいまでかき回されてしまうんです。
でも、すっきりしちゃうんですよねぇ。不思議です。

情景描写も非常に繊細で、目の前にその光景が浮かぶのでとても感情移入しやすい流れになっていると思います。
そこがやはり情緒的だと思う最大の要因だと思うし、
触れてしまうだけで壊れそうな感情と世界観がそこには存在するのです。


さて、最近の傾向ですが、
やはり社会に認められるようになったことや個人としての成長、またはメンバーの起こした事件のせいもあるのか非常に現実直視であると思う。
以前の精神的な不自由さや束縛感とは違い、
社会からの重圧とかファンの肥大化とか活動休止などにともなう周りの反応などが台頭してくるのだ。
いわゆる「メジャー」なバンドになる階段を上がる際には、これらのことは予想がつくだろうし、本人達も思っていただろう。
しかし、それが予想以上であったことであるとか、自分たちと周りの歩む速度が違うことに彼らは違和感を感じ、またそういう違和感の中で自分たちは活動していかなければならないことは分かっていると思う。

内面的なものも着実に具体化の方向だ。
「アネモネ」「snow drop」など、花に名前が付くようになった。
○○の花!と言うと色や形から思考範囲が限られてしまうのだろうけど、
きっと今の彼らはそれで構わないのだ。
その花から連想されるものと自分の感情の行き着く先に共有点を見つけているから○○の花だと断定できる。
昔は、共有点を見つけることが上手くなかったし、自信がなかったのかもしれないという予想が出来る。
それとだんだんいろいろなものを認められる傾向にあると思う。
昔は、重力や四季や風雨などが非常に苦痛であったのだけど、
今では、それが身の回りにあるのは当たり前だ。といった考え方。
だから、そういうものに変化を求めるのはなくて、
自分自身が変わる必要がある。と言ったような想いを感じる。

最近はグーで思いっきり殴られるような想いになっても、
握りつぶされるような想いに駆られることはない。
軽く脳震とうを起こしても自然と回復してくるのだ。
昔の傷口を下手にいじられる心配はない。
ややトゲトゲしい印象が今では丸に近くなって、
こっちが触っても殴ってもびくともしないような彼らの意志を感じさせてくれるのだ。
彼らが地道にやってきて勝ち取ったものであると思いたい。

昔は
「自由になりたい」→「空を飛びたい」→「僕には羽がない」→「羽が欲しい」→「でも手に入らない」→「僕はどうすればいいの?」
今は
「自由になりたい」→「空を飛びたい」→「僕には羽がない」→「地上であがいてみるか」
みたいな違いがある。
注)もちろんこのような短絡的な連想はしていないのだけど。

昔「鳥は自由だ」
今「鳥も不自由だ」
みたいな認識自体の変化もあると思う。

昔から今へ「進化」しているのかと言われたら、僕は答えられない。
しかし、確実に「変化」してきている。
それは詩を見れば一目瞭然であるし、好みもかなり変わってくると思う。

ミュージシャンの中でラルクだけがすばらしい詩を書いているかと言えばそれは間違いだし、
文学的に考えても直木賞は到底無理だろう。

でも、僕は好きなんですよね。うへへ。


...

安全性テスト(教習所にて) そして respect - 2001年12月10日(月)

普通自動車の免許を取って1年半ほど経つのだけど、
その教習所で安全性についてテストがあった。
簡単に言えば、ちょっとした性格判断みたいなものだ。

運動機能、健康度・成熟度、性格特性と大きく別れていて、
それがまた何項目かに別れているのだ。
それぞれがA〜Eまで(Aが良)という形で分かるのだ。

実家に帰ったとき、ふとその紙を見つけた。

運動機能(運動のための心のはたらき)
注意力(周りのわずかな変化にも気がつき、細かいことにも気を配る)−C
判断力(周りの状況を見極め、冷静に正しい判断が出来る)−C
柔軟性(物事にとらわれないで、頭の切り替えがすばやくできる)−B
決断力(いざというときに迷わず思い切った処置が出来る)−B
緻密性(仕事のやり方がが綿密で、丁寧である)−B
動作の安全性(仕事のやり方にムラがない。調子の良いときと、悪いときの差がない−D
適応性(場面の変化に応じて適切な処置がとれる)−B

健康度・成熟度
身体的健康度(健康なからだ)−A
精神的健康度(心の健やかさ)−B
社会的成熟度(常に心の落ち着きやゆとりがあり適切な行動がとれる)−B

性格特性
情緒不安定性(感情の起伏が激しくて、気分がイライラしやすい)−B
衝迫性・暴発性(興奮すると自分が抑えられなかったり、カッとなりやすい)−B
自己中心性(わがままで、自分中心に物事を考えようとする)−B
神経質・過敏性(心配性でわずかなことで悩みやすい)−C
虚飾性(自分をよく見せようとして、背伸びをしやすい)−B

運転マナー(常に交通ルールを守って安全運転をしようとする心構えや、その習慣)−B

総合評価 
運転適性度(5〜1)−3
安全運転度(A〜E)−C

総合診断
あなたの性格はいろいろな特徴を持っていて、普通の人に比べて少し複雑です。
そのときどきによって、さまざまな面をみせるやや他面な性格です。
しかしどちらかといえば積極的で物事にも自信をもって行動する反面、理屈っぽくつまらぬことにこだわるデリケートな面をもっています。
運転にさいしては自信過剰も困りますが、考えすぎにもならぬよう心がけてください。
問題解決の思考力も大体において良好です。
健康に関して運転上、特に問題となるようなものはありません。
慎重か軽率かといえば、あなたはどちらかといえば慎重なほうです。自分の特徴を忘れないでください。
きちんとしたことを好み、他人のだらしなさが気になるタイプです。いつも冷静な気持ちで運転しましょう。

安全性についての注意点
普通の人より、心配したり悩んだりすることが多い方です。クヨクヨ考えすぎて事故にならないようにしてください。
動作にややムラがありますので運転には注意してください。
時々気分が大きく崩れることがあります。今日は調子がおかしいと感じたら、特に気を付けることが必要です。
あなたは非常に真面目な人か、多少背伸びしたがる人のどちらかです。後者の場合は、その点を改めましょう。
安全運転のコツは、運転技術よりも運転マナーを身につけることです。相手に譲る気持ちを持つことが大切です。
いつも運転には十分注意してください。

僕より一言
あんまりバカ正直に書くと免許にひびくかなぁと思いながらテスト受けちゃった僕は、社会的成熟度Aっしょ?
それでも、教官はこの結果を僕に渡すとき首を傾げ苦笑いしていた。
周りを見渡すとA、Bばかりだったからだ。
・・・社会成熟度Bの訳がわかった気がする。納得。


何ヶ月かぶりに「笑っていいとも」を見ていたら三木道三が出演していた。
しきりに「respect(尊敬)」という言葉を繰り返していた。
彼の曲を聴いた人のどれくらいの人が「rescect」について考えたのだろうか。
彼の曲を聴いた人のどれくらいの人が「respect」の想いを持っているのだろうか。

実は音楽であれ、本であれ出し手が投げかけるものは非常に大きいと思う。
それは想像の域を超えるかもしれない。
僕たち受け手はどれだけそのことを感じ受け入れ自己処理できているのだろうか。
投げかけるものの真実は、出し手の胸の中にしかないのは当たり前なのだけど、
それをいくらかだけでも受け手は感じるべきだし、
「あなたに会えてよかった」という言葉(歌詞)にとらわれすぎて、
その部分だけをひっぱりだして、「いいねぇ」なんていうのはもったいないと思う。
もちろん、そういう受け手もいていいとは思うけど。


僕自身、「respect」なんてほとんど考えたこともない。
自分を棚の上にあげちゃうのは得意なのです。



...

女子高生とすれ違う - 2001年12月08日(土)

金曜の朝、あいかわらずの徹夜明け。
予備校へ向かう(建前)
夜のうちに「羊をめぐる冒険」を読み終えてしまったので、新しい本が欲しかった。

ここ1週間の僕はかなりの本依存状態だ。
手元に本がなければとてつもなく不安になってしまうし、
その本は読み終わってないものでなくてはならない。
なんでかわからない。
説明不能。
でも、そうじゃないとなにもできない。
・・・アホだ。

というわけで、朝から紀伊国屋に直行。
入り口を入ったところに女子高生がぼ〜っと外を見ていた。
なぜかその虚ろな目が印象的だった。
顔は覚えていない。
まっ、女子高校生!!って感じではあったのだけど。
なんかもの悲しそうだったのでちょっと声かけようか?なんて思ってしまったのだけど止めました。

そしてエレベーターに乗ったのだけど、2階までしか行かない。
なんと、朝早すぎてまだ開店していなかったのだっ!!
9時はすぎていたのだけど・・・そんなもん?

というわけで帰っていると、まだ居た!(って3分くらいしか経ってないけど)
またしても声をかけるか悩む。止めた。

もし、声をかければ女子高生とデートをできたかもしれないし、
今話題の映画を見ることが出来たかもしれない。
もしかしたら、左の頬を思いっきりぶたれていたかもしれないし、
僕が人生で行うセックスの数が1回だけ増えたかもしれない。

・・・まぁ、そんなことはどうでもいい。

帰り道、僕はあの時声をかけるとしたらどんな言葉だったのだろう?と考えた。
「何してるの?」・・・普通すぎる。

「今日、学校休みなの?」・・・ナンパチック

「寒いねぇ」・・・おっさんかいっ!!

「僕も高校の時はよくサボったよ」・・・人生を説く気?

そうして僕が出した結論は、
「一時間目、何の授業だったの?」・・・これだっ!!←アホ。

いや、なんとなくこのセリフが僕っぽかったのですよ。
その後の会話に関しての考察はありません。
ここで僕の思考は終わりました。

今日も意味不明な内容だったな・・・。


とりあえず今、思うこと。
「人生で一回はナンパということをやってみたい。」
何事も一回はやってみたいというのは僕のコンセプトかもしれない。


...

受信メールボックス - 2001年12月07日(金)

たぶん僕の携帯は300件とかその程度の容量だった気がする。
ここ最近、そこはほぼ満杯の状態で少しずつメールを消していた。

ずっと眺めていると3人ほどの特定の人物のメールは保存された状態になっているのが分かる。
消すのを忘れたのではなく、消せないのだ。

僕は夜、ある女性からのメールをすべて消した。
別に、その人のことを忘れようということではない。

その女性は十分すぎる程の「想い」をくれた。
それは未だに僕にとってかけがえのないものであるし、あの約束を信じている。

1ヶ月前くらいから、布団に入って彼女がくれたメールを読み返すことが増えた。
そこには「想い」が溢れていて、僕の心を締め付けるし
その「想い」を少しもすくうことが出来なかった自分の弱さを痛感させられるのだ。
僕は強いだなんて思ってるわけじゃない。
ただ、僕が思っていたほどすくえなかったのだ。

僕はそういう「想い」にしがみついているのだと思った。
だから消した。

僕は最後までわるあがきをしてみることにしたのだ。
だから消した。

2時間、僕は携帯の画面を見つづけ、本文をひとつひとつ確認し、消した。


ここ1週間の過剰な本への依存はやめられそうにないのだけど・・・。


今朝買ったばかりの「僕は結婚しない」(石原慎太郎)は日があるうちに読み終えてしまった。

本を買うときに見かけた女子高生の話は明日にしようと思う。


...

コカコーラ - 2001年12月06日(木)

昨日、日記を書き終わってベクトルの勉強を始めたのだけど、2時間後なぜか急にペンをもつのに拒否反応が起こりペンを置く。
もう挨拶が「おはよう」に変わるころ、僕はパスタを作ることにした。
しかし、冷蔵庫の中は空っぽで唯一あったのがしおれかけのしめじだった。
食べられるか不安で少し炒めてみたがヤバそうなので捨てた。

結局、素うどんなたぬ、「素パスタ」になってしまった。
思ったよりうまいじゃん?と自分にお世辞をいいながら、一人で食べたのだった。

お風呂からあがると出発予定時間まで1時間以上あった。
と、言うわけで「羊をめぐる冒険」を手に取る。
僕は一行目からその世界にどんどん興味を持ってしまって(人が見たら大したことない文章かも知れない)
一心不乱に読み続けた。

「あっ!」
と思ったとき、時刻は一限目の途中だった。
少しの自己嫌悪と妙な安堵感の中で僕は再び読み始めた。
そして、寝た。

次に気づいたのは昼過ぎ。
漢文と物理と地理・・・今日は昼から忙しいのだ。
が、すでに漢文の講義にすら間に合わない。とうか5分前。
枕に頭を戻してしまった。

再び気づくのが3時半。
はい、物理にも出られず・・・。

なんか吹っ切れた僕は枕元にあった本を手にとって読み始めた。
この本を読まなければ外出できないし、食事もとれない。
ましてボサボサの頭をセットすることもセックスのことを考えることも到底不可能だろうというきょっと強迫観念にも似た思いにかれられ、
またしても時間を忘れて読み出した。
それは布団の中やこたつの中、トイレや風呂場・・・途中でその場の雰囲気がイヤになると家の中を転々とした。

おかげで地理の講義に間に合うように上巻は読み終わり、
現時点ですでに下巻も半分を読み終えた。

ただ、ベクトルが1/3しか終わっていない。

明日の朝までに下巻を読み終わりベクトルと確率まで終わっていることを祈ろう。


余談:件名は思いつかなかったので目の前にある飲み物を書いてみました。



...

暇 - 2001年12月05日(水)

受験生が口にする言葉かどうかはさておき・・・。

今日も休講日であり、行動もとくになし。
心の揺れも特になし。
得意の妄想劇もなし。

唯一、予備校の冬期講習会のテキスト配布があったので行ってきただけ。
あとは家で複素数とかはね返り係数とかやってました。

マジ暇。

もっと激動の24時を過ごしたいと思うのは間違い?

座る暇もないほど動き回り、心なんてマグニチュード8.5くらいの揺れをおこしちゃって、妄想に浸ってヘラヘラしてるのっていいなぁ・・・。
↑タダのアホ。

とりあえず、明日の朝までにベクトルをやってしまおう!(予定)
注)予定は急遽変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください。

誰に了承とってるのさ・・・自分の問題やん・・・。


こんな日でもお腹は空くのです。


...

今日は休講日。 - 2001年12月04日(火)

そのおかげで今日に関して特に書くこともないので、またしても日曜のお話。

ドライブ中は親を乗せていたのだけど、車の中では割と会話が多い。
海沿いを走っているときに、
「今度は、彼女とこやんたい」(来なければならないと訳すべきか?)
「まぁね。出来たら・・・ね。」
と返しておいた。
すると
「アンタばすかんていう女がどこにおろうか。アンタはなんでん押しつけんとに」
(訳:あなたを嫌いだという女性がいるはずがない。あなたはおしつけないから)
と言った。

「ノルウェイの森」の中でワタナベ君という人物が出てくるのだが、
「少なくともあなたは私に何も押しつけないわよ」
とある女性から言われている。

親から言われる5時間前に同じ言葉を目の当たりにしているわけだから、僕は当然「その」ことを思い出したのだ。

よく考えると僕は自分を「ワタナベ君」と重ねあわせて読んでいた。
それは単純に彼が主人公であるからとか男性であるからとか同年代であるからと言ったものではなく、
どことなく彼の言葉に素っ気なさを感じていて、
僕が彼女さんから言われる「素っ気ない」とか昔からよく言われる「感情を表に出さない」というような言葉とリンクさせていたからだ。
もちろん、同一人物であるわけでもなく、すべてが一致してるわけでもない。
ただ、その一点だけなのだ。

「宴のあと」(三島由紀夫)を読むのに苦労していて、「それ」はあっという間に読んでしまったのはこういう理由があったからなのだろうか?

と、ドライブ中に思った。

何が言いたいのかよくわからないですけど、とりあえずそういうことで(謎)


最近、彼女さんが「会いたい」と言わなくなった。
気を使ってるのかもしれない。
まっ、僕の方もしばらく会う気はしないのだけど・・・。
なんとなく一人になりたいのだ。



...

昨日の話。と訂正。 - 2001年12月03日(月)

昨日は実に多くのことがあって、今日書いたとしても書き足りないかもしれない。
かなり充実した日曜日になったのは、とても嬉しい。
ただ、僕は受験生であることを忘れている。

この日記に何度か登場した「ノルウェーの森」という作品。
正確な表記は「ノルウェイの森」でした。
申し訳ありません。


海岸通りを走っていると、「サザエの壺焼き」という看板を見つける。
親が「食べたい!」と言うので立ち寄った。
店の前には2つほど食事のための席が準備してあって、隣ではいい塩の匂いを漂わせてサザエを焼いていた。
「2つください」と言うと、
「あら〜、綺麗な金髪やん。脱色したとね?」と意外な返事が返ってきた。
満面の笑みのおばちゃ・・・失敬、お姉さま(苦笑)はそう僕に話しかけてきたのだ。
大体、あの年齢で「脱色」と言えるのがすごいと思った。
僕の親は何度説明しても「染める」と言う。(別にそこまで言葉にこだわってるわけではないけど)
このお姉さまは「若いなぁ」と感じた。

そしてこの人はまたまた僕を驚かせてくれる。

「お兄ちゃん?お姉ちゃん?どっちね?お兄ちゃんやろ?お姉ちゃんね?」

「兄ちゃんです。と答えたのだけど、この人は僕の性別が分からないのか?
この時は赤いダッフルだったし、耳を覆うくらいの長さの横髪は耳にかけていたのだけど・・・そり残した髭はばっちり見えたはず。

町中にもパッと見ただけで僕の性別が分からない人がいるのだろうか?
もし、僕を女性と判断してしまった男性がいたとしたら、
彼の妄想の中で僕は全裸にさせられて、あんなことやこんなことをされてしまうのだろうかっ!!
うわ〜〜〜。やめて欲しい(←考えすぎ)
って、されるのがイヤなだけであってするのは大好きです(←最悪&変態)

明日、明後日と予備校は休講日。
さて、今日購入した「羊をめぐる冒険」でも読みますか。
ちなみに、西遊記を8巻まで買ってしまいました。

一文無しとはこのこと。


アクセス数が1600を超えていました。
びっくりです。
ありがとうございます。


...

ウイルスとノルウェーの森と老夫婦とコーヒー - 2001年12月02日(日)

最近、こんな題名ばっかだな・・・。

土曜日の早朝、メールチェックと同時にウイルス感染。
登録してあるメアドすべてにさらにばらまいてしまう。
直後「今、ウイルス感染したでしょ?メールきたよ。みんなで深真珠は今メールチェックしたんだね!って話してた。」と携帯にメールが入る。
僕自身としては開いたつもりはまったくないのだけど、ヴァージョンの関係でひらいてしまうのだとその友人は教えてくれた。
僕は呆然とした。
そして危機管理の無さに憤慨し、みんなに申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「気にすることないよ。みんなそうなんだから。」
と言ってもらったが、この時の僕には焼け石に水だった。

それからが大変だ。
携帯に連絡がつく人には片っ端からウイルスメールを送ったことと謝罪の言葉を添えて決して開かないことを告げた。
連絡がついた人は大抵、「大丈夫だよ」と言ってもらえて本当に心が軽くなった。
昼間はほとんどをそれに費やし、テレホタイム(土曜夜)になっていよいよ復旧作業。

ヴァージョンアップを進められ、ダウンロードを開始したのだがうまく行かない。
4時間後やっとダウンロードできたのだけど、インストールできないと言われ頭が真っ白。
何度やってもダメ。
とうとう諦めた。
実家に帰ってWindowsのバックアップ用のCD−ROM取ってこようと思う。

ダウンロード中時間を持て余したのであまり読み進めていなかった「ノルウェーの森」(村上春樹)を読んだ。
僕は春樹ワールドにのみ込まれて上巻を一気に読み終わった。
この勢いは止まらない。
しかし下巻に手を掛けた時、とてもひどいのどの渇きを感じて近くの自販機までジュースを買いに出かけた。
朝方は冷え込むだろうという僕の予想を裏切り外は意外と暖かく、月がくっきり見えた。
月の隣にひとつだけ星が輝いていて、以前海岸で見た空一面の星を思い出した。

家に帰るとジュースを半分近く一気に飲みほし、下巻のページをめくった。
読み終わった頃、外は明るくなっていてあれだけ輝いていた月を確認できなかった。
僕は極度の疲労感と虚無感のようなものを感じ、横になろうとした。
「今から行くけん、お昼一緒に食べん?」
と、親から電話があった。
「うん。わかった。」

昼食をとり、少しドライブでもしようということになり福岡市内を走っていたのだけど、朝方に見た星が忘れられなくて星を見た海岸へ向かった。
小一時間。ちょうどドライブにはいい距離だ。
駐車場に車を止め僕は一人で海岸へ向かった。
天気も良く幸せそうなカップルがやけに多く、ボディーボーダーもいた。
眩しいくらいの太陽は目線よりも高く、ほんのすこし仰いで見る必要があった。
僕は遙か彼方に見える地平線をじっと見つめ、ぼーっとしていた。
船の往来や遠くに見える島の建物、海岸で遊ぶ子供や体を寄せ合ってなにやら話をしているカップル。
ボディーボーダーにはこの時期の海は寒くないのだろうか?などと考えたりもした。
ふと太陽を見るともうかなり地平線に近づいていて赤味を帯びていた。
すると老夫婦(敢えて断定)がとことこと浜辺に現れ、旦那さんの方が夕日の写真を撮り始めたのだ。
2.3枚撮り終わると二人はなにやら2.3言会話を交わして戻っていった。
「綺麗だね」だったのか「ん〜、いまいちだね」なのかは分からないが、
二人の醸し出す雰囲気は僕を和ませてくれたし、あの場面を見ればきっと誰もが二人は幸せなのだろうと予測するだろう。
ちょっとだけうらやましかった。

僕は完全に日が沈んでしまうのをそこで見るのがイヤになって車を発進させた。
帰り道で見る人々はみな夕日の方向を見ていた。
それくらい今日の夕日はくっきりとしていて美しかったのだ。

家に帰り着くと僕はコーヒーをいれた。といっても、インスタントではない。
おもむろにブルーマウンテンを選び、手動で豆をひき、その香りに少し浸った後、フィルターに移して、お湯を注いだ。
その香りはインスタントの比ではない。
インスタントはブラックでは飲めないのだけど、こうやっていれたコーヒーはブラックに限る。
香ばしい香りとほのかな甘さがたまらない。

そしてその香ばしい香りの漂う部屋の中で、僕はこの日記を書いている。

最近、ちょっと長文ばっかりだなぁと思うのだけど、
心情的な部分ではなくてもうちょっと行動を書いていこうと思っているのだ。
もうちょっとおもしろいところだけを上手く書けるといいとは思うけど・・・。
結果、ダラダラ日記になっても仕方ない。


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