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あやぽんの精神状態が怪しくなってきた。 試験が間近に迫り、プレッシャーに耐えられなくなってきたらしい。
プレッシャーのあまり、もうすっかりやる気が失せたようで 予備校にも行かず、部屋にこもっていたかと思うと わけもなく家を飛び出し、近隣を徘徊して戻って来たりする。 その他、本人の名誉のために詳細を書くことは省くが 親としては、なんとも心配な状況だ。 かと言って、何を言っても助けになるどころか邪魔になるだけで ただ黙って見守るしかない。
せめて私にできることは 美味しいものを食べさせることぐらいだと思い 職場近くで、美味しそう、かつ、見た目に可愛いお菓子を買った。
が。 買って喜んだのは私だけで あやぽんにとっては、大した助けにならなかったもよう。 お菓子が試験を受けてくれるわけじゃないもんね。 仕方ない。
「あと少しだ。頑張れ。だめでも、それで全てが終わりじゃないよ。」 言葉にはしないが、心の中で応援する。
かずぴーが、勉強をがんばっている(つもり)。 ただし、持久力がないので 今学期は頑張るぞ!も、すでに立ち消えの気配あり。 まだ、一ヶ月も経っていない。
元来、言葉を知らない方なのに 難しい言葉を使いたがり 昨日は、『齢(よわい)』を『ひわい』と言った。 私の母に関する話題の途中のことで あまりにも『ひわい』とはかけ離れた会話であったので 茶化して冗談でも言いたいのか、と思ってしまった。 「ひわい80・・・・・」卑猥度数か。 「外では使わないよーに」とあやぽんが言った。 私もそう思う。
私がヒソヒソ声で話し始めると 自分の話をされている思うらしいことがわかり 今後は、彼に聞かせたい話こそ、ヒソヒソと話そう。
もう一息だ。
これから先の 越えなければならないいくつかのハードルのことを考えると もう限界だという思いで途方に暮れるが ここで脱力してしまっては、二度と立ち直れそうにもない。 一気に進むのだ!
来週の今頃は すべてが納まるべき場所に納まって 巻き寿司にかぶりついているだろうか。
あとひと頑張りだ。 頑張れ、はるみ。
母の問題は、結局のところ、お金の問題だ。 考えようによっては 自分が負うべき負担をお金で他に任せようと言うのだから 高いと思える諸々が、妥当な金額にも思えてくる。 こんなもんかも。
あやぽんの用事で、渋谷に行く。 帰りにデパートの一階で、カ●ティエの時計が目についた。 母に費やす予定のお金で買えるのだなぁと ダイヤだらけの時計を見て思う。 でも、時計は母の面倒は見てくれないので やはり時計には代えられないなぁと わかったようなわからないような理屈で無理矢理納得。
このところ、かずぴーは 悪態をつきながらも、なかなかフレンドリーだ。 足を揉んで欲しいなどと不遜な態度で接してくるが よく話をするようにもなった。 どこがどうとは言えないが 『なんとなく不安』だった感じが 『なんとなく安心』という感じに変わった。
親が受ける印象は 子どもの状態を知る手がかりなのだと教えられたが 本当にそうだ思う。
そう思うそばから、自己破滅型心配性の私は 油断は禁物・安心すると足元をすくわれるぞ的な発想で すっかりくつろぐことをしない。
これでは、何がどうなっても安らげないではないか。 困ったものだ。
再び、母の入所先探しに奔走する。
あっちでもこっちでも もっともな理由をつけてお断りしてくる。 母は、こまったちゃんなのだ。
お金で済む所なら、お金で住めるが 数百万の入居金の他 いつまで続くともわからない毎月の支払いが約20万。 下手をすれば、自分の老後にさしかかってしまう。 母の心配をするどころではなくなってしまうではないか。
それもこれも、私が同居できない所以かと思えば このような諸々の負担も仕方がないのかとも思う。
八方ふさがりの気分になると どこでもいい、入れてくれる所なら、と藁をも掴む思いにかられる。 一ヶ月半前と、全く同じ状況だ。
誰を恨んでも仕方がないが こんな話ではなかったのに、結局、責任の所在は曖昧なまま なんだか追われる立場になってしまった。 責任の所在を明らかにしても、何が解決するわけではないけれど 話が違う!と私が怒りたいような状況なのに それを言えず、かつ、頭を下げっぱなしというのが辛い。
先月、かずぴーは 何かをやらかして、部活の顧問より罰を与えられたらしい。
大グランドを何百周か、何日もかけて一人で走り続け 部員全員の許しを乞うべく一人一人に電話をかけ 顧問の先生に反省文を提出し どうにか、冬休みの試合に出られることになったらしい。
「かずぴーくんも、ああいうことをしちゃったけど 何日も何日もグランドを一人で走って 一人一人に電話して許してもらって、反省文も書いて。 褒めてあげた方がいいわよ。」 ということで、親切な方が私に教えてくれた。
私が知っていることを前提にしたような話であったが 私は「ああいうこと」が何なのか知らないし それに続く出来事も知らなかった。 そして その人から、それ以上のことを聞こうとは思わなかったし もちろん、かずぴーを褒めるつもりもない。
彼が私に話さなかったことを よそからの伝聞で私から彼に言いたくないし 「ああいうこと」のみならず、みんなに許しを乞うた、ということも 彼は、私に知られたくはないだろう。
そもそも、このことが話題になったきっかけは 他にも二人、かずぴーと同じようなことをした部員がいて その子達のうちの一人は、罰がイヤで練習に来なくなり もう一人は、何事もなかったように罰を無視して練習に来ているのだと言う。 とんでもない暴挙であり、それにひきかえ、かずぴーは ということで、お褒め(?)の言葉を頂いたわけだ。
大きなお世話である。
その話を聞いた時、正直言って少し胸が痛んだ。 私の知らないところでそんなことがあったのかと思い そんな事情があるとも知らず 携帯の料金が高かったことを叱ってしまったことを後悔した。
でも。 何だか知らないが、悪いことをしてしまい みんなに謝り(『みんなの許し』ということへの疑問はあるが) とにもかくにも、自力で乗り越えたのだから 知らん顔しているのが親心というものだろう。
そして。 話題の二人の言われ方にも胸が痛んだ。
かずぴーは、テニス部の中ではなかなか良いポジションにいる。 それを守るべく頑張ったのだろう。 そのことが偉いかどうかは別にして 私は、話題の二人がそれほどひどいとは思わない。 彼らは、部内のランキングで常に最下位のあたりにおり 今までもこれからも、公式戦に出られる可能性はほとんどない。 だからと言って、怠けても何をしても良いとは思わないが そんなに『やる気』を期待するのも酷ではないかと思うのだ。 グランドを何百周も走れと言われて、すっかりやる気が失せるのも 仕方がないような気がするのだ。
彼らは、勉強のことでも話題にのぼる。 ひどい成績なのだとか。 漏れ聞いた話では、かずぴーと大差ない。
こういう話のたびに、いつも同じことを思う。 みなさん、よその子どものことについて詳しすぎる。 みなさん、何もかにもに『いい子』が普通だと思い過ぎる。 そんなことより、自分自身のことをよーく振り返ってみろよ と、言ってやりたい。
2005年01月17日(月) |
人はみんな歳をとるのに |
うまくことが運ばない。
母の問題が再燃し、今月いっぱいで今の所を出されることになった。 そんな話ではなかったはず。 有料ホームなので 決まった金額を払えば中長期的に滞在できるはずだったのに。
文句を言っても仕方ない。 もっともらしい理由をつけて、出て行けといわれれば そうせざるを得ないのだ。
介護の問題が取りざたされて久しいが これでは安心して歳をとる事なんてできやしない。 積極的に年金を払おうという意欲が湧くわけがない。
歳をとって、お金もなく家族もいなかったらどうなるのか。 わずかな公的補助と、近所のお世話になるのが現状だと 今日会った施設の人が言っていた。
この国の意思決定の中枢にいる人たちの中で 一体どれだけの人が、この問題に真剣に取り組んでいるだろう。
資産も家族も、代々のネットワークもある方々に この現状がどれだけ理解できるのか、疑問に思う。
ずっと気になっていた曲が CMで流れるようになってしばし。
やっとのことで、重い腰を上げて CMを頼りにネットで検索し、曲名を突き止めてAmazonで購入。 思い立ってからそこに辿り着くまで15分程度。
ドラマ『フレンズ』では レイチェルがこの曲に合わせて踊るシーンがあった。 その他、どこで聴いたのかは覚えていないが 遥か昔から、耳にするたびにとても心惹かれていた。 こんなに簡単に手に入るなんて 一体、今まで私は何をしていたのだろう。
そして今日、我が家にCDが到着した。 Time Of The Season:THE ZOMBIES 車のCMで流れています。(NIS●AN“ティーダ”のCMです)
切ない・・・胸がキュンとなる。
切なさのわけを、日記に書いておこう。
てるちゃんから電話があり、住所を教えて欲しいと言われる。
先日の てつこを偲ぶ会の時にお花代を置いて来たので そのお返しのためだろうと思い そんな気遣いは無用だと言ったのだが。
ありがちな押し問答を繰り返した末 仕事中に電話をくれているてるちゃんを あまり煩わせてもいけないし 妙に住所を隠したがっているようでも変だし それじゃぁ、と、住所を述べた。
こういう場合、なんだか気まずい。
もったいつけちゃって、どうせ言うなら早く言えばいいのに。 (じゃなきゃ) 本当に遠慮するつもりなら、最後まで遠慮すればいいのに。 ・・・・・。
大人同士、そのへんの事情はよくわかっているはずだから そんなに深刻に考えることはないとわかってはいても なんだか非常に気まずい。
ま、いっか。
2005年01月12日(水) |
自分の車よりこどもの学費 |
あやぽんの受験料を納める時期になった。 4大学7学部、総額24万5千円。 試験を受けるだけの金額とも思えない。
銀行に持って行く用紙は 願書そのもの(願書の部分と振込用紙部分を切り離さない)なので 写真付きの大きな用紙を持って窓口に行かなければならない。
9月に申し込んだセンター試験は 結局受ける科目がないということが判明したので 受験料が無駄になった。 今回、願書を出す大学の中には 受かっても絶対行かない、という大学も含まれている。 これまた、受験料がもったいない気がするが こちらは、受けさせていただいて経験を積むためなので無駄ではない。 ・・・それだけのために3万5千円(×数カ所)。 やっぱりかなりもったいない。
先月、車検に出した愛車のヘッドライトの調子が悪く 本日、また修理工場に持って行ってもらった。 代車としてやって来た車が、我が愛車の新型で 「どうです?いいでしょう?」 と言っているかのようだ。
言われなくても、いいのはわかっている。 買えるものなら買いたいよ。
受験料なんて、これまでの予備校代同様 まだまだ序の口なのだ。
昨年亡くなった友人の『偲ぶ会』に行った。
彼とは20年以上の付き合いであるが その間、私は結婚し出産し子育てをし 疎遠であった期間が15年以上あるので、実質はもっと短い。 それでも 過去の諸々を知られている古い友人、であることに変わりはない。
彼を見舞った昨年の夏の日々同様に 今日も、切ない思いに胸の奥がきゅんとなった。
彼は『Sex and the City』や その他のアメリカ映画などに登場する『ゲイの友達』そのものだ。 小柄でおしゃれで率直で、よく気がついて聞き上手。
以前にも書いたような気がするが いつまでたっても、私をお嬢ちゃんのように扱ってくれて 他の人に私を紹介するときは、決まって 「この子は、ほんと、素直で正直なのよ」と言ってくれた。 『この子』も、もう43歳だが 彼の中の私は、もう歳をとることもないのだ。
私が付き合った男を少なくとも3人知っており 私の片思い(に続く失恋)を少なくとも2回知っている。 多くを説明しなくても、『あの頃』と言って私の歴史を語り合える 数少ない友人の一人だ。
冷たい風が吹く中を六本木の交差点まで歩き 彼があやぽんに買ってくれたのと同じシュークリームを買う。
六本木通りから246に入り、夜の街を後にまっすぐに家に向かう間中 若かった自分や楽しかった日々からもどんどん遠ざかって行く気がして それを語り合える友を失ったことがとても悲しかった。
2005年01月07日(金) |
思うだけでは何も起こらない |
始動。
オシャレな下着を身につけて 少しばかり、背筋をピンと伸ばして歩く。 気持ちが引き締まれば体も引き締まる とはいかないものだろうか。
お風呂上がりにはかかとのカサカサのケアをし ピーリングが無駄にならないよう、顔のお手入れもかかさずに さらに調子が良ければ、ストレッチなどもこなす。
こんな毎日が、報われる日が来るのだろうか。
ケーブルテレビの通販番組ご推薦の ひねり効果つきステッパーやぜい肉引き締めマシーンにも ときにはわずかに心が揺れる。
それもこれもあれも 来るかもしれない来たるべき日のためなのだ。 はぁ。
いつの間にか、いつもの日常に突入。 明日からは仕事も始まる。 かずぴーの学校は来週からだけど 休み明け早々のテストのことが気になる。 気にしているのは、私だけなのだが。
あやぽんは、今学期は学校に行かない。 受験に備えて、二学期までの間に必要な単位と出席日数を確保したのだ。 今度学校に行くのは卒業式・・・なんだかなぁ。
世の中全体が始動し始めて 年越しの問題の諸々が、また迫って来る。
お正月とは 誰に気兼ねすることなく、自分に言い訳することなく 思いっきりぐーたらしていい休日なのだと悟った。 来年のお正月が楽しみだ。
思いのほか気温が上がり 昨日の雪かきが、まるで無駄だったと思い知らされる。 もう一日放っておけば、自然に溶けたのだ。
運動不足を解消すべく、いい運動をした と思えば思えなくもないが 足腰の筋肉痛は余計だ。
年の初めから いかにも私らしい展開だと思った。
2005年01月03日(月) |
お正月気分もそろそろ・・・だし |
みごとに三が日を寝て過ごす。
朝。 おせち料理とお屠蘇で、一応お正月らしさを保ち その後は一日中床暖房の上でごろごろ。 『くだらないなぁ』と思いながらテレビを見続ける。
夜。 年末に買っておいた材料でお正月の定番を食べる。 元旦「ふぐちり」 二日「すきやき」 三日の今日は、軽く済まそうと思っていたのに なぜかミートソース。
午前中、雪かきをした。 大した雪ではないので、放っておけば溶けるだろうとたかをくくり しかし いつまでも我が家の前の道だけが雪化粧をしているのを見るたびに 『ここは怠け者の家です』と言っているようで落ち着かなかった。 明日あたりは車も出さないといけないし、と始動したのだったが。
早めに済ませるべきだった。
しっかり凍りついた雪は、なかなかしぶとくて スコップを持つ手が震え、マメもでき ほんの少しの面積をやっつけるのに汗びっしょりになってしまった。 雪は、凍る前にやっつけないといけないと知る。
あやぽんは、元旦から毎日予備校に通っている。 彼女の真面目さと堅実さには定評があるが 母は知っている。彼女はみかけと違う。 センター試験二週間前の今になって 「あー。なんか私、勘違いしてた。 私の行きたい学部、取りたい科目はセンター試験採用してないや。」 というわけで、センター試験は受けても意味がないと知る。 そんな彼女を見ても、母は驚かない。 彼女は、そういう人なのだ。
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