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かずぴーのことで また、学校から電話があった。 この一ヶ月で3回め。 そのたびに、内容がバージョンアップしてくる。 この状況を、どうにも冷静に理解できない。
悲観すれば、悪い事をよけいに引き寄せるような気がして 楽観すれば、悪い事態を未然に防げなくなるような気がして 考え出すと、迷路の中をぐるぐるしてしまう。
言葉にすると墓穴を掘る。 黙っていると、心配で胸が押しつぶされそうになる。 どうにもできないでいると、何かを見逃しそうな気がする。
それでも いつもどおりに時間は流れ、受注の仕事もいつもどおり。 あやぽんのAO入試の筆記試験はあさってに迫り 来週は、某社団法人でバザーを開かなければならず 合間をぬって明日はピーリング。
そして。 自分の頭の上のハエもおえないくせに 人間関係に関する相談まで受けた。
完全に、私の脳みその許容範囲を越えている。
『可笑しすぎて涙が出る、今が嘘みたい』
ユーミンの言葉が心に滲みる。
2004年10月26日(火) |
笑い過ぎて涙がこぼれた |
相変わらず、大変仕事が忙しい。
そんな中 あるお客様に身悶えするほど笑わせていただく。
最初に電話番号をおっしゃった時から 大変すっとぼけていらっしゃる方であったが、ご本人はいたって真面目だ。 それがまた、たまらない。 ご注文内容をおっしゃる間も、大真面目に次々とかまし続ける。
大真面目におっしゃればおっしゃるほど、可笑しさは増し 我慢をすればするほど、可笑しさ増加に加速度がついていく。 その間、私は足をつねり、なんとか笑わずに済ませていたが 最後に、ご希望の配達時間帯を 「5時20分」と言い切られては ついに我慢の限界を越え、声を発することもできずに 受話器を遠ざけて静かに震えた。
気を取り直して、ご住所等の確認をしたが 途中、なんども声が震え、笑いで言葉が途切れそうになったので そそくさと「ありがとうございました」と言って電話を切った。
それからひととき 私は涙を流して笑い続けた。 栃木県のAさん、本当にありがとう。 笑いは必須栄養素です。 あんなに笑わせてもらったのに 最後は失礼をしてしまって申し訳ない。 またのご利用をお待ち致しております。
このところ 仕事がもの凄く忙しい。 息つく暇もないくらい、飲み物で喉を潤す暇もないくらい 本当に忙しい。
同僚の人が 「忙し過ぎて、疲れ果てて家に帰るから 家に帰ってからの機嫌が悪くて、家族のひんしゅくをかっている」 と言っているのを聞いて 我が家には 私が機嫌を悪くするだけのゆとりがないと気づく。
AO入試直前のあやぽんと 反抗期その他のかずぴーと この上、私までもが不機嫌になったところで いっそうイヤな思いをするだけだ。
思うに 機嫌を悪くする(そのような態度をとる)ことのできる相手は 甘えることができる相手ということなのだから そんな相手には、今のところ恵まれていないというわけか。 自分の不機嫌ぐらい、自分で面倒見ろということだ。
大変、申し訳ございません。たしかに承知いたしました。
そんな言葉が 目先の衝突を避けるためだけに、条件反射的に頭に浮かぶ。 あぁ。
ダイエットをしようと思ったくせに やたらと食い意地が張っているのも無理からぬ話だ。 せめて自分自身で、自分を甘やかしてあげよう。 どうせ その後の結果も、自分で引き受けるのだから。 ああぁぁあ。。。。
重い気持ちを引きずったまま 誘われるままにフェラ○モのバーゲンに行き 時々思い出しては憂鬱になるが ピーリングにも行き 悩みの種が顔をのぞかせても見なかったことにして たまっていた買い物リストを片手に買い物もこなし 合間合間で悩みながらも、一週間をやり過ごした。
今日は、一日家で過ごす。 今週初めてだ。 のんびりしようと思ったのに、すっかり落ち込んだ。
そして、夕方に地震。 何回も揺れた。 地震の時はえぬえっちけー。 そう信じ続けて数十年。 「5時56分頃、甲信越地方で地震がありませんでした。」 と言われようとは。 『それなら、なんで臨時ニュースをしているのだ』とささやかに突っ込む。
天災に見舞われたら、生きること以外の問題は とりあえず棚上げだろう。 太古の昔は、ふつうの毎日がそんなだったのかと想像し そんな生活から逃れるべく、人は進化を遂げてきたのに わざわざ悩みをほじくり出す事もあるまい、生きて行けたらそれでいいじゃないか と自分を慰め 進化したかもの複雑な世の中では そんな新たな悩みが深刻なのだ、ただ生きて行くのも簡単じゃない と自分を陥れ、堂々巡り復活。
地震は怖い。
かずぴーに翻弄される。
回を重ねるごとに 事態は深刻な様相を帯びてきて このまま放っておいたら、大変なことになるという気がする。 でも 下手に手を出し口を出すと もっとおかしなことになりそうな気もする。
一過性の反抗期 そんなものなら良いのだけれど。
一体、彼が何を考えているのか 本当にわからない。 信じようにも、私は彼を知らない気がして 知らない人を信じることなどできるだろうか そんな気にさえなってしまう。
かなり真剣に向き合って 私の思いを伝え、彼の気持ちを知ろうとしたが 話せば話すほど、言葉と気持ちの間の距離は広がり 言葉は虚しく響くばかり。 私の言葉を、彼が聞いている手応えもなければ 彼の言葉に、気持ちが込められている気配もなかった。
思いが伝わらないもどかしさと 変わってしまったかに見える我が息子を目の前にして 何度も言葉につまり、涙がこぼれた。
あなたが何をしようと あなたが幸せな毎日を過ごせるように、私は考え続ける。 あなたに嫌われても 私はあなたを見守り続ける。 うざいと思われても、私はそれを止めることはできない。
私がそう言った時 彼はとても、面倒くさそうにしていた。 きっと彼は、そんな言葉を鬱陶しいと思っているのだろう。 鬱陶しいと思われても、彼の心の奥底に ほんの少しでも、私の言葉が届くことを願って伝え続けるだけだ。
私の知っている彼は 今も彼の中にいるはず。
信じるということは 彼が何をしようと、何が起ころうと 彼と共に、全てを引き受ける覚悟をすることなのだろうと 改めて思う。
私を支えてくれる人が欲しい。
バスの中で。 70歳前後の女性が三人、近所の様子などを話していた。
その方達がおりる時 すぐ横に座っていた、これまた70歳前後の男性が一緒に降り 降り際に、何か言った。 大きな声で何か言ったが、滑舌が悪く 何を言ったのかはわからなかった。 が。 一言だけ、はっきり聞こえた。
「ばばあ」
その言葉に反応した、先の三人連れの一人が振り返り 「え?」と顔をしかめた。
その頃には、すでに4人ともバスを降りていたのだが 時間調整とやらで、バスが扉を開けたまま止まっていたおかげで ことの顛末が一部始終見て取れた。
どうやら、男性は「うるさい」と言いたかったらしい。
「ばばあ」に反応した女性が 「『ばばあ』って言ったって、おまえだって『じじい』じゃないか」と言い返す。 「何を!くそばばあ!ばかやろう!」と男性。
大した言葉も交わさぬうちに「ばばあ」「じじい」の応酬となり 最後には、それぞれが違う方角に歩き出していたにも関わらず 振り返りながら、大声で 「ばばあ!!!」 「じじい!!!」 と言い合っていた。
お年寄りは子どもに還るとは言うが どう見ても大人にしか見えない男性と女性が 大声で捨て台詞を吐き合う様は、ひどく滑稽であり悲しくもあった。
そんなやり取りを バスに乗っていたすべての人が気づいていたはずなのに 誰も、笑いもしなければ、何かを言ったりもしない。 「ばばあ!」も「じじい!」も聞こえないかのように 前を向いて座っているだけだ。 いかにもありがちではあるが その雰囲気が、何だかとても異常な気がした。
朝から、かずぴーが騒ぐ。
「ズボンがない!」と言う。 昨日、はいて帰ってこなかったのか? 試合会場においたままとか。
「そんなことはない!」と言う。 だったら、ないわけないじゃないか。
「それがないから、おかしいんだ!」と言う。 おかしい、って言われても、彼以外に知っている人がいるとも思えず。
昨日、帰宅して以来、彼以外には誰も彼の部屋に入っていないことは およそ彼もわかっているはず。 が、どこを探してもないので おかしい=自分には覚えがない=誰かの仕業かも という疑念を抱いているもよう。
予備のズボンをはいたはいいが、ベルトがないので ずるずるしながら出かけて行った。 雨が降りそうだったので「傘を持って行きなさい」と声をかけたら 「いちいち、うるせーな」と言われた。
何かと苛立っていたのはわかるが、そんな言い方は許せない。
玄関のドアを開け、走り去ろうとしている彼の背中に 「謝りなさい!!!」と怒鳴った。 近所の手前も何もあったもんじゃない。 こんな時はひるんではいけないのだ。 バス停まで追って来られたら困ると思ったのか 「ごめんなさい!!!」と怒鳴り返してきた。
ふん!と思い、彼も「ふん!」と思っていることだろうと思う。
そして午前中。 洗濯しようと思ったら、洗濯カゴの中のテニスウェアに混じって 丸まったズボンが出てきた。 犯人は君だよ、かずぴー。
毎週、日曜日の朝は新聞の折り込みチラシの求人広告を熟読する。 単に習慣化しているだけでなく 何か良さそうなものがあれば、面接に行く覚悟はある。 覚悟はあるのだが 良さそうなものが、なかなかない。
そして昨日。 ついに、良さそうなものを見つけた。
資格*インターネット・ワードの出来る方 時間*21:30〜1:30 場所*自宅から車で15分 時給*1200円
三年前に初めて職探しをして以来 私が待ち望んでいた条件にぴったりの職場だ。 深夜のちょっとした時間、家の近くでのPCを使ったバイト。 とうとう見つけた。 これなら、今の職場にも学校行事にも影響しない。
さっそく、あやぽんに相談すると 『いいじゃん。やれば。』 と言われた。 すっかりその気になって、履歴書を書きかけ電話を掛けかけたが 受付が翌日からだったので、とりあえず翌日から行動を開始することにした。
そして、昨日一日 あれやこれやと思いを巡らし、よくよく考えてみたら 条件がぴったりとは言え 今の我が家の状況(主にかずぴー)を思うと 夜の9時から深夜2時近くまで家を空けるのはいかがなものか という気がし出し、心配し出すと止まらない性分ゆえ 魅惑の職場をほぼ諦めつつも 未練たらしく、ふたたび、あやぽんに相談すると 『私は最初から、よくないと思ってたよ。 私だけならともかく、中学生の男の子がいるのに夜中に家を空けるのはさ』 と言われた。
いいじゃん、って言ってたじゃないか。 やれば、って言ってたじゃないか。 どっちなんだ。
『いや、最初からそう思ってたけどさ 行く気でいるみたいだったから、水をさすのもどうかと思ってさ』
・・・・・なるほど。
彼女は、今後、円滑な人間関係に恵まれ 就職後は職場環境も麗しく、穏やかな人生を送ることだろう。 親として、喜ぶべきことなのかもしれない。
しかし。 我が娘でなければ 私は彼女のような人を信用しない。
昨日が休校になり、今日は風邪で練習を休んだかずぴー。 ラケットとテニスシューズを学校に置いたままなので 取りに行かないと、明日の試合に出られない。
だから、いつも言っているのに。 面倒でも、学校に置きっぱなしはいけないよ、と。
今日、練習に出る予定の友達に電話して 教室まで取りに行ってもらうことにしたと言う。 で、その後は? 明日、試合会場にその友達が持ってきてくれると言う。 もちろん、その友達も試合に出るのだが 自分の荷物の他に かずぴーのラケット4本とテニスシューズを持って来るのか? そんな大荷物で、有明まで行くのか? そんなこと、頼んでいいのか?
「前に、あいつが置き忘れた水筒を持って帰ってやって 洗ってやってから返したことがあるからいいのだ」 と、かずぴーは言うが。
水筒一本で、ラケット4本+テニスシューズとチャラですか。 しかも、水筒を洗ったのはかずぴーではなく私です。
あまりにもひどい! と、あやぽんが、取りに行ってくれることになった。 ちょうど、本屋さんに行くついでがあるので ちょっと遠回りをして行ってくれると言うのだ。 ありがたい話ではないか。
なのにかずぴーは、姉が自分のテリトリーに進出するのがイヤなのか しぶしぶ承諾している様子。 熱があっても、自分で取りに行った方がマシだとか言い放つ。 失礼な奴だ。 同じ学校内で、姉弟の関係はすでに周知の事実。 学校に置きっぱなしにしたのは自分の不始末。 明日の試合に出られなきゃ、ダブルスの相手にも迷惑をかけるし どう考えたって、ひれ伏してお願いするしかないじゃないか。
結局、あやぽんが取りに行ってくれた。 休みの日の学校に入るのに一苦労したとか 事務室の人に怒鳴られたとか ご足労の他に、何かと余分なご迷惑をおかけしたのに かずぴーのありがたがり方が足りない、と私は思う。
姉が、私のような性格でなかったことにも感謝すべきだと思った。
あやぽんは、本日休校ではなかったのだけど 3時間目で下校となった。 土曜日なのに、間違ってお弁当を作ってしまったので お昼は、それを食べていただいた。
宣言どおり、ぐーたら寝て過ごす私を尻目に 彼女は、受験生であることを忘れない。 台風が来ようと、何があろうと 受験生であることを忘れない。 忘れたくても忘れられない、ようだ。
ノートを開きペンを握りしめたままでうたた寝
いっそ思い切りよく寝た方が効率的だと思うが・・・
かずぴーは、あさって大きな試合があるので 練習ができないのが不安な様子。 でも、明日はきっと晴れるだろう。 台風の後は、嘘みたいな晴天が唐突にやってくる。
三人三様、それぞれの事情を抱えたまま 一つ屋根の下にこもる一日。
なんだかね、ちょっと疲れました。
久しぶりに、午前中を寝て過ごし そろそろお昼かな?と思って起きたら1時だった。 ぼーっと起き上がり、意味もなく洗面所に向かい ぼーっとしたまま鏡を見て、目の下にクマを発見。 お疲れなのね、やっぱりね、と思って目が覚める。 しかし 体重はそのまま。
台風が来るということで 明日は休校という連絡網がまわる。 かずぴーは風邪気味だったのでちょうど良かった。
台風が来るというのであれば 雨戸を閉め切って、家にこもっていた方がいい 吹き飛ばされないようにじっとしていた方がいい というわけで 心おきなく家でぐーたらできる。 もともとぐーたらなんだけど こんな言い訳がないと、正々堂々とぐーたらできない悲しい性分。
精神的に疲れると眠れないこともあるのだけど 今回のは、疲れ方が違うのか 昨夜も一昨夜も10時前に眠りこける。 思いのほか、消耗しているらしい。
なんの脈略もないけれど かねてより懸案のピーリングをしようと思い立ち 今日、初ピーリング。 毛穴改善なんとかプログラム、というものも申し込んでしまった。 美容関係は、一度足を踏み入れると あれよあれよという間に、予定外の展開を見るハメになる。 化粧品売り場の展開と同じだ。
お勧めの化粧品だけは、ぜったいに買ってはいけない。 キリがないんだから。 わかったね。
2004年10月04日(月) |
どの子もみんな「かわいいうちの子」 |
かずぴーの同級生のお母様に振り回される。
担任と、かずぴーと、A君との三者会談において ・A君が約束をすっぽかした ・かずぴーがそれに対して暴言を吐いた ・かずぴーが貸していたお菓子代と返せと言った ・A君は、それまで自分がおごっていたので、返さなくてもいいと思っていた ということが、事実として認められたらしい。
よくあることだ。 放っておけばいいことだと、私は思う。
A君は、とても変わっているらしく 担任の先生との話し合いの場でも 「かずぴーは、ぜんぜん悪くありません!」と言い切り 担任の先生が 『かずぴーの言い方がひどかったので学校に来たくなかったのだろう』 と言っても 「それは、こっちの問題です!かずぴーはまったく悪くありません!」 と言い 「僕は平和主義者ですから!」 とか言うのだそうだ。
あまり、ものを深く考えないかずぴーは 「あいつの言い方がおかしくてさぁ、笑いそうになって困ったよ」 と言っていた。 かずぴーにとってA君は 少し変わってはいるが友達をかばういい奴、ということらしい。
が、そんなA君のことを、お母様が心配に思う気持ちはわかる気がする。 そして そんなお母様のことを、A君が気にしているのではないかという気もする。
だから。 これで、ことが済むとも思えず、私は心配なのだ。 「直接、かずぴーの携帯に電話をかけないように」と 先生が、A君のお母様に言ったらしいが それでも、思い出したようにかかってくる。 そもそも 夜の11時過ぎに、子どもの携帯に24回もかける感覚は尋常ではないと思う。 私が一度話した印象では、とにかくご自分の気が済まないことには 問題が解決したとは思えない(行動をやめることができない)タイプに思えた。
振り回されてはいけない そうは思うが、ほとぼりが冷めるまで、心配が止まらない。
今日は私の誕生日だった。 人生で、一番凹んだ誕生日だった。
運動会に行った。 とても暑く、なんだか疲れて途中で帰宅。 あやぽんが合流し、一緒に帰る。
多くのお母様に会うと、とても疲れる。 ご一緒するお母様達は、比較的仲の良い人達なので かずぴーの話にも好意的だが よそのお子様の話では、けっこうきつい言い方をなさることもある。 悪く言われている人のことが 私には他人事に思えず、相づちをうつのも気が進まない。 かと言って、そんな言い方はよろしくないと言えるほどの 度胸も気力も正義感もない。
何より そんな自分がいやになる。
かずぴーが、決して一般的な「いい子」ではない そう思っている自分もいやになる。
結局、自分の問題だ。
こんな年にもなって、自分の面倒もみきれないのだから 14歳になろうとしているばかりのかずぴーが 自分のことを上手く処理できないのは、至極当然のことだと思う。
いろんなことを、身を以て学んで欲しい。 私は、それをじっと見守る術を、身につけなければいけないと思う。 学習する機会は山ほどあって、反面教師も山ほどいるのに なかなか学べない。
明日はかずぴーの誕生日。 あさっては私の誕生日。
・・・誕生しよう。
ご自分の息子さんが かずぴーにいじめられていると思っているお母さまからの電話攻撃。 私には何も言ってこないで ひたすらかずぴーの携帯にかかってくる。
担任の先生とも相談し かずぴーには、電話に出なくていいと言っておいたのだが 夜の11時になってから、24回もかかる。 電話に出ないので、ムキになっていると想像されるが 尋常ではない。
ちょうど、家の電話で話し中だった私まですっかり怯えてしまい 「どーしよ、どーしよ」と、話をしていた友人に言うと 「誰からかかっているのかわかってるんでしょ? だったら、かずぴーじゃなくてあなたが出ればいいじゃない」 と言われ、自分が大人だったことをはたと思い出して電話に出た。
人様の息子に電話をしておきながら 私が出たことに驚いた様子で、一瞬たじろいでいるのがわかる。 中学生相手にいきまいてやろうと思っていたが 大人が出てきちゃ具合が悪いということなのか? 変な奴だ。
が、その後に堰を切ったように話し始め 曰く、かずぴーが、そこのうちの息子さんを恐喝しているとのことだった。
私は私で、それ以前にかずぴーから事情は聞いていた。
前日にその友人(A君)に約束をすっぽかされたこと 怒った彼が、今後は絶交だというようなことを言い 以前に貸したお金(1200円)を返せと言ったこと その後、A君からの電話を無視したこと 以上だった。
同じ話が、あちらのお母様にとっては ずっと前からA君はかずぴーにいじめられており とうとう恐喝までされて学校に行けなくなった ということになったらしい。
ここで重要なのは、そう思っているのがあちらのお母様であって A君本人ではないということだ。 担任の先生から聞いた話では 断片的なA君の話を聞いたお母様が A君が言っていないことまで想像し、そう思い込んでいるのだと言う。
何が真実なのかはわからない。 そもそも、彼ら二人に共通の真実があるかどうかもわからない。
が、いずれにしても 相手のお母様がかずぴーと直接お話しになって 何か良い結果が得られるとは思わない。 「A君には内緒なので、そんな時間にかけてきた」 というのであっては、尚更のことだ。
「もう、近寄らないようによーく言っておきますから ご心配なことは、担任の先生とよくご相談なさったらいかがですか。 かずぴーと直接お話しになっても ご納得いただけるような話はできないと思いますよ。」 と言っておいた。
それが昨日のこと。 明日は運動会だ。 双眼鏡で周りをチェックしている(去年そうだったらしい)親がいたら逃げよう。
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