Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
米内務省、ドレイクの上陸地点を確定
エリザベス1世時代の英国の探検家(…とうことにしておこう、この記事の流れの上では(笑))サー・フランシス・ドレイクが1579年6月、世界一周航海の途中でアメリカ西海岸に上陸し、イングランドの所有権を主張した上陸地点については、433年ものあいだ歴史家のあいだで議論が続いていたとのことですが、このたびアメリカ内務省が調査結果をまとめ、上陸点を特定、発表しました。
米内務省2012.10.17プレスレリース Interior Designates 27 New National Landmarks http://www.doi.gov/news/pressreleases/Interior-Designates-27-New-National-Landmarks.cfm
これによると、ドレイクの上陸地点は、サンフランシスコの北に位置するPoint Reyes Peninsulaという半島で、現在はカリフォルニア州マリン郡に位置します。 ドレイクはここで、船体の修理を行い、イングランドの領有を主張するプレートを木に打ち付けたとのことです。
詳細記事はサンフランシスコ・クロニクルに掲載されていたのだけれど、もう3日以上過ぎたので読めなくなってしまっています。
この記事ならまだネット上に残ってます(でもスコットランドの地方紙だわ)。 US Government identifies Francis Drake 'landing' http://www.heraldscotland.com/news/world-news/us-government-identifies-francis-drake-landing.19197878
2012年11月18日(日)
Admiralty Archが五つ星ホテルに
緊縮財政中の英国政府、Admiralty Archを民間企業に99年間契約でリースに出しました。 現在年間90万ポンドの維持管理費がかかる歴史的建築物を、外観を変えないことを条件に民間に貸し出し、有効活用して貰おうという政策です。 おかげで一般人でも外国人でもあの建物に入ることが可能に!
ただしそこは、ロンドン都心のトラファルガー広場を見渡せる一等地のこと。 リース契約を結んだのは、ナイツブリッジ(ハロッズ百貨店のある一等地)にブルガリ・ホテルを経営するスペイン人実業家で、内部を改装されたAdmiralty Archは五つ星ホテルに。 お値段は一泊、850ポンド(約12万円)。
改装された東京駅ステーション・ホテルの1泊3万5千円に「どひゃっ!」とか言ってる私が泊まれるトコじゃありませんねぇ。 ま、ロンドン市内はもとからホテル高いんでビジネスホテルクラスでも100ポンド行くから仕方ないっちゃ仕方ないけど(B&Bならもう少し安くなんとかなります)。
でも全く中に入る手がないでもない。 泊まらなくても、バーとかレストランだけ利用するって手が。 カクテル一杯だけ飲んで帰るとか? 私はむかし返還前の香港ペニンシュラホテルでみぃはぁにお茶だけ(と言ってもハイティーになっちゃうけど)してきたことがあるんですが、Admiralty Archでハイティーは、結構お値段行くかもしれませんね。
London's Admiralty Arch to open as luxury hotel after Spanish developer spends £60m http://www.dailymail.co.uk/travel/article-2223423/Londons-Admiralty-Arch-open-luxury-hotel-Spanish-developer-spends-60m.html
この記事、写真が綺麗です。エリザベス女王陛下の戴冠式パレードの写真もあります。
2012年11月11日(日)
バウンティ号続報
バウンティ号続報です。 行方不明の船長はまだ発見されていません。沿岸警備隊は捜索打ち切りを決めました。
H.M.S.Bounty Organizationは犠牲となったクルーのために、義捐金(donation fund)を募っています。 詳しくは下記、バウンティ号のFacebookページを。
Facebook : H.M.S.Bounty https://www.facebook.com/HMSBounty?fref=ts
米国東海岸には海事博物館が多いですが、今のところバウンティ以外に被害の話は聞きません。 ニューヨークのSouth Street Seaport Museumの繋留船は無事だったようです。 東海岸の州は一隻は復元船を所有しているので、被害がないのか気にはなりますが、現地はまだとてもそのようなことを話題にする状況ではなく(これは私たちも去年3月に経験していますから容易に想像できますが)、詳しいことがわかってくるのはまだ先になるでしょう。
それにしてもマンハッタン島南部の地下鉄とイーストリバーの道路トンネルは天井まで海水につかったので、電気系統を全て交換しなければならないそうです。地下鉄の一部は最悪、復旧に4週間かかるとか。 このあたりの窮状も、去年4時間歩いて帰宅したり、電力不足で10分に1本しか来ない山手線(来ても満員で乗れない)を待ったりした身にはまったくもって他人事ではなく、あのマンハッタンの高層ビルに階段登って通勤しなきゃならないなんて…、とにかく一日も早い復旧を祈ります。
2012年11月04日(日)
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