今日はネズミ男君の誕生日だ。僕より一月遅れだ。小料理屋のママさんが１１月。１２月がたまごおばさん、１月がのび太君。毎月、誰かの誕生日が待っている。嬉しいぜ。

僕の時はタマゴおばさんがケーキを買ってきて、ネズミ男君がワインボトルを一本持ってきた。小料理屋のママさんは、刺身を初め、ごちそうで、もてなしてくれた｡のび太君は１時間ばかり遅れたので、買う暇がなく差入はなにもない。他には飛び入りのおじちゃんと常連さんがカウンターにいた。

僕たちは座敷を利用した｡５人ほど座れる狭い部屋だ。僕は一番奥の壁側にじんどった。ビールに始まり、ワイン、酒、焼酎をたらふく飲んだ。ここで、２時間半ばかり、わいわいとだべり、次へ行くことになった。そこまでは良かったが、席を立つとき、僕、ジャイアンはよろけて、壁に置いてあった、間仕切りの板を壊してしまった。タマゴおばさんが介抱してくれて、難を脱した。ママさんは、ニコニコ顔で？、「弁償よ」と言って、眉をくもらせた。おおおつ、怖い。

まあ、そんな案配で、カラオケの歌えるスナックへ直行。僕はほとんど酩酊状態で、どうなったか誰が何を歌ったか覚えていない。まあ、無事に家へ帰宅したので幸いだ。

さあて、今日はネズミ男君だ。僕は取り寄せたワインを一本持って行く予定だ。タマゴおばさんは、決まってケーキを買ってくる。ママさんもワインを一本出すそうだ。のび太君は、いくつか持っているブレスレットをネズミ男君へ提供するそうな。「えええつ、ブレスレット」。ネズミ男君に、似合うかな？。ブレスレットつけて歌う彼の姿が浮かんでくる。歌の終わりの「かあーーーーちゃーーーーん」と、叫ぶだろう。

６時から始まる。今、待機中だ。

大量の軽石が沖縄列島や、あちこちの島々に押し寄せているそうな。「ええっ、軽石？」。驚きだ。いまだかって、こんな現象を見たことも、聞いたこともない。大量の魚たちが、この軽石を食べて死んでいるそうな。また、漁業関係者の方々は、漁に出られず、死活問題となっている。軽石を含んだ遠方の島の爆発が原因らしい。

地球環境の悪化は至る所で、進行している。今、世界は地球温暖化を防止すべく、CO２削減をめざし、目標値を掲げているが、どうなることやら。また、コロナは虎視眈々と、第６派の機をうかがっている。非常事態宣言が解除され、日本列島は活気を取り戻したが、まだまだ油断は出来ない。

日本人も長生きするようになった。ほとんどが８０代、９０代である。でも、長生きして、本当に幸せなんだろか？。ほとんどが、介護施設に追いやられ、アップ、アツプしながら生きている。

僕は、ネズミ男君と、よく話している。全国の町中を行脚しながら、倒れたところで死ぬ。それがいいか。まあ、まわりには若干、迷惑をかけるが、自分としてはそれが最高の人生だ。よく、ネズミ男君が言っている。「雨降るふるさと、はだしで歩く」。うんんんん、いい言葉だ。

人を容易に信じられない現代。がんじがらめに規則や法律に縛られた現代。どう生きればいいのか。損得なく、ただひたすら、我が道を行く。これしかないか。

日本列島は、どうなっているんだ？。北から南にかけて、地震はおきるし、安心して過ごせない。またまた、熊本では火山が爆発した。コロナもまだまだ安心できない。日本列島、危うし。日本沈没も、あながち否定できないだろう。これは日本列島のみではない。世界中が危機にさらされている。いや、地球自体が危ういのだ。

僕はよく、寝ながら考えている。宇宙の果てはあるんだろうか？。果ての先はどうなっているのか？。考えてもきりがないか。星々は何故、宇宙空間に浮かんでいるのか？。重力のバランスがとれているからなのか。それにしても、宇宙は分からないことだらけだ。星の数があまりにも多すぎるのだ。

はからずも、我々の祖先は地球に４５億年前？に誕生した。そして、今日に至っている。考える力を持ち、その能力は、どんどん宇宙に向かっている。生命体は地球だけにしか存在しないのか？。いま、生命体を探して、さかんに調査、探求が行われている。

今のところ、地球は生命体を育んだ孤独星だ。その孤独星が今や、危機的状況にある。考える力が、良くも悪くも、どんどん成長している。悪が助長されれば、地球環境はますます悪くなる。竜宮城はプラゴミだらけ。「さらば、地球よ」じゃないが、まだ異星に飛び立ち住むことは難しい。

少なくとも、僕が生きている間は、地球が存在してほしい。その後は知ったことじゃあない。出来れば、地球環境が改善し、宇宙に居住出来るようになれば
いいのだが。

おっと、ネズミ男君の誕生祝いの前夜祭だ。本番は一周間先だが。今日はのび太君も、一緒に飲むことになっている。小料理「梓」に集合だ。飲み、だべりながら、この美しい地球を守るべく、議論しよう。

今日は良い天気だ。だが、暑い。クーラーなしでは過ごせない。先ほど土木事務所へ行って来た。昨日、提出していた書類の控えを受け取るためだ。書類の部数が多かったので、無事に受け付けられたかどうか心配だった。

「おーーーーつ、グッド」。訂正の必要もなく無事に通過した。やれやれだ。今、事務所に戻り、ほっとした気持ちで、この日記をしたためている。ちょっと、眠くなった。昼から、ネズミ男君がやって来る。たいした用事はないが、することはたくさんある。

彼は、まるで土木作業のプロ。家のあちこち痛んだところを、２人で修復する。草刈り機械を使って、伸びた草を刈る。それにしても、草の伸びるのが早い事よ。２台の機械を使って、一網打尽だ。彼はすこぶる丁寧で、地面すれすれに草を刈り取る。反面この僕は？。草の数センチ上を刈るので、彼と比較すると、いつも、「あんた、まだ草がのこっているじゃん」と、たしなめられる。

まああ、いいか。あれこれと、野良作業をして、夕方から一献、傾けることになる。これも楽しみだ。軽く飲んで、代行で帰る。先月２７日以来となるから、久しぶりになる。
さあ、午後から野良作業をして、夜を待つか。

いやああ、今日はよく仕事をした｡朝から今まで、パソコンで、提出用書類の作成だ。期限が迫っている。１０月７日まで要提出。クライアントからもらった書類を参考にようやく目途がついた。まだ、完成はしていない。明日、一部、役場で書類を入手し、コピーをとれば、一応完成だ。仕事は余裕をもってしなくちゃ、あたふたとやっても、疲れるだけ。反省。反省。

ところで、娑婆世界は、ようやく活気を帯びてきたようだ。人が集い、酒場も賑わっているよし。コロナ、どこ吹く風だ。だが、しかし、バット、油断は禁物。まだまだ、コロナが虎視眈々と、獲物を狙っている。平穏な日々がいつ戻ってくるか分からない。

僕、ジャイアンも、ネズミ男君と、一献やりたい衝動にかられている。書類の提出が終わったら、誘うことにしよう。彼も、僕からの声を待っているはずだ。

１０月になった。日本列島は台風１６号襲来、コロナの緊急事態宣言解除、自民党の役員人事、それに、眞子様の結婚の問題等で揺れている。いやはや、良つけつけ、悪し気につけ、情報は盛り沢山だ。

だが、しかし、ばっと、日本はこれでいいんだろうか。地球温暖化、異常気象は続き、景気は良くなるどころか、値上げが続出。職を解雇された人も多いと聞く。テレビを見ると、お笑いのオンパレード。ただ、じっと、家にこもり、ゴロゴロしている。なんとも、歯がゆい気がする。

月日と時間だけはどんどん過ぎてていく。先日、僕の誕生日祝いも終わった。いやーー、何もかも忘れて良く飲んだっけ。帰り際には席を立てなくて、支えてもらった。「二次会にどうしても行きたい」とネズミ男君が言う。タクシー２台をチャーターして、早速、カラオケの歌える店へ赴いた。ママさんが「もう客が少ないので、閉めようかと思っていた」と言う。ちょうどいいときに僕たちが行ったわけだ。僕たちの貸し切りだ。

店へ着くやいいなや、ネズミ男君が歌うという。最近、カラオケとはご無沙汰で寂しかったのだろう。得意の「２２歳の別れ」を、しみじみと歌った。な、な、なんと、８８点のぞろ目だ。初っぱなから出した。うんんん、ママさんがカウンターの下で、ぞろ目が出るボタンを押したのか？。ママさんも、ネズミ男君には甘いからナあーー。箱入りカレーをゲットだ。

僕も負けじとマイクを握った。山口百恵さんの「コスモス」を歌った。歌の最後に、「かあちゃーーーーーん」と叫んだ。うんんんん、これがいけなかったか。点数は湿りがち。ママの指も動かなかった。その後、のび太君や、タマゴおばさん達が歌った。ぞろ目は出なかったが点数は良かった。

まあ、そんなわけで数日が過ぎて、今日という日を迎えたわけだ。

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