umityanの日記
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2015年09月29日(火) あなたと行きたいスーパームーンへ。

いよいよ九月も終わりに近づいた。そんな中、昨夜はスーパームーンということで、満月の月が地球に一番近づき、五百円玉ほどに大きく輝いた。世間ではこの月を眺めて大いにわいたようだ。

そこで、一句浮かんだ。小林一茶の俳句ではないが、「スーパームーンを取ってくれろと、泣く子かな」。いやあああ、いい句だ。今度は来年の11月14日に見れるらしい。

僕はスーパームーンという言葉が好きでない。なんとなれば、「スーパーウーマン」という言葉をすぐ連想してしまうからだ。強面の山の神の顔が、目頭に浮かんでは消え、浮かんでは消えーーー。ネズミ男君なら「わおーーーーっ。あな恐ろしや。やめてよおーーー。」という事になるか?。

ちなみに昨夜、ラジオを聞いていたら、「スーパームーンを日本語に訳したらどうなるか」という問いに、あちこちから訳語がよせられていた。具体的な言葉は忘れたが、大きくて美しいというイメージが一番多かったようだ。

そこで僕も考えてみた。「あなたとわたしの月で、あなわた月。心が和むから和み(なごみ)月。来年まで見れなくなるから名残月。かぐや姫が帰るところで、かぐや月。金貨のようだから金貨月。つきが回ってきてほしいと願い、運月」。うーーんんんん、運どころか、どれもこれも発想が貧弱だぜ。やめておこう。

とろで、27日は十五夜だった。子供の頃、母が二階の廊下にススキと団子を供え、窓を開いて満月の月を眺めた事を思い出す。その頃、僕の関心事は月よりも団子を食べたいという衝動で一杯。風流心なんてみじんもなかった。今は、母もいなくなり、十五夜の月を眺めると、当時を思いだして無性に悲しくなる。

さあ、でかけよう。母を乗せて。あの月に向かって。






2015年09月25日(金) 優しき女優さんの死。

川島なお美さんが亡くなった。好きな女優さんの一人だった。あまりの早い死に涙を禁じ得ない。フアンの人たちの悲しみも計り知れないだろう。そういえば、6年くらい前だったか、女優の大原麗子さんが亡くなった。この時も、僕にとっては大きなショックだった。

川島さんと、大原さんに共通していること。二人とも大女優であり、心優しき女性であることだ。悩み苦しみながらも、女優魂を最期まで持ち続け、開花させたことは、まさに称賛に価する。

いつぞや、ネズミ男君に言ったことがある。「あんたさあーー。川島なお美さんや大原麗子さんみたいな人は好きやろう。そんな人を探して嫁さんにしたらどうやあー?」って。彼の返事はこうである。「そんな人がいれば、そうするさあーーー。最近の女性は皆、気が強くて、おいらには、だめばい。真に優しい人っていないんかあーーー」。

確かに、最近の女性は身も心も強くなったように見える。というより、男性が弱くなったのだろう。弱くなった男性は心の中では今も、「三本指をついて、おかえりなさいませ。お風呂になさいます?。お食事になさいます?」と言ってくれる女性を求めているのだ。昔ならともかく、時代錯誤もはなはだしい。といっては、語弊になるか?。実は僕、ジャイアンもネズミ男君と気持は同じ穴のむじなである。

昔よく思った事よ。「時をかける少女」ではないが、「時をかける少年?いや、スーパーマン、いやいや、スパイダーマン」となって、強きをくじき、弱きを助ける人になりたいなあーーーって。はたまた、石川啄木の詩ではないが、「病の人あれば、飛んで行って看病してやり・・・・・・」。

僕に力があれば、時を駈け抜けて、川島なお美さんや大原麗子さんのところへ行き、「大丈夫だよ」と言って、抱きしめてやりたかった。そんな思いに駆られている今日の僕である。



2015年09月09日(水) 今日は九九の日だ。

今日は九月九日、重陽の節句だ。娑婆世界では、救急の日と言うらしい。僕に言わせれば、九九、八十一ってところか。小学校時代、必死になって覚えたことを思い出す。

おっと、今日はそんな話をするつもりではない。例によって、雑草刈りの話である。一昨日は、ネズミ男君と小一時間ばかり、ガードレール下の雑草を刈った。その後、いつものごとく、小料理屋「梓」へ行き、食べて、だべることひとしきり。

この店では、ネズミ男君が勘定を持つことになっている。僕、ジャイアンが、よく食べるので、ネズミ男君が言うではないか。「あんたよく食うなあーー。高い物ばかり食べているじゃん。おいらが持つからなあーー。無理してんじゃない?」と、怪訝そうな顔をしている。ママさんは、そんな話を聞きながら、ただ、ほほえんでいるだけ。勘定書きがネズミ男に渡された。彼は、その紙片を隠すように見て、にっこり笑った。思ったより安かったのだろう。ネズミ男君が言った。「ママ、残金で焼酎のキープを一本いれとくから」って。えらく太っ腹だ。「おい、おい、まだボトルが半分くらい残っているぜ」と、僕、ジャイアンが言うと、「いいの、いいの」と言って、目玉を丸くして笑った。

まあ、ネズミ男君の魂胆は、この後、二次会、三次会で僕、ジャイアンに、たっぷりお世話になるから、安心、安心ということだろう。やんなっちゃうぜ。安心しきったネズミ男君は、な、な、なんと、カラオケで三回、ぞろ目を出した。冷静な心が、機械を感動させたのだろう。

僕は一回だ。僕、ジャイアンの分を含めて、ネズミ男君は4個の景品をゲット。靴下二足、パンツ一個。チョコレートワンケース。

にっこり顔のネズミ男君は、急にカウンターから見えるくらいに片足を上げ、ズボンの裾をまくり上げた。「ママさん、見て。これここでもらった靴下だよ」と言って、ぴったりフィットしている靴下を指さした。僕、ジャイアンは「ふーーーーん」と、横目で見ただけ。ママはうれしそうにほほえんでいた。

まあ、靴下もパンツも数回はけば、ゴム紐が緩んで、あとはぞうきんになるのが目に見えているぜ。負け惜しみの僕は内心、そんなことを思って、ほくそえんだ。まあ、いいだろう。彼が喜ぶことなら、僕も喜んでやらなくちゃーー・

ところで、今日も2時間ばかり、一昨日のやり残しと、あらたに、庭の雑草を刈った。いやああ、2時間も労働すると、さすがにきついぜ。日記には雑草刈りの事をよく書くので、「人は本当にやっているの」と、疑いの念を抱いているかもしれない。ということで、雑草刈りの風景をデジカメに収めた。ちらっと、掲載しておこう。

世の中の事もいろいろと書きたいが、なぜか、希望が見いだせず、書く気になれない。「明日という日は明るい日と書くのね」。早く、そんな明日を迎えたい。






2015年09月04日(金) 久しぶりの雑草刈り。

今日は久しぶりに天気が小康状態。お天道様も、ちよこっと顔を出した。午前中、机上の仕事をした。はい、一丁あがり。まだ、2件ほど、仕事の在庫をかかえているが、この天気で部屋にとどまっているのは、もったいない。本来、じっとしておれない性格だ。

てなわけで、数週間、ご無沙汰していた雑草刈りに臨んだ。相棒、ネズミ男君に声をかけたが、あいにく今日の午後から、地域の寄り合いがあるとのこと。残念そうな声を発していたが、まあこれは仕方がない。後日ということで、一人で格闘に及んだ。

作業ズボンに長袖のシャツ。首にタオルを巻き、マスクとサングラスをつけ、帽子をかぶり、履き物は長靴だ。機械に混合油を入れ、ひもを引っ張ると、「ゴゴゴーーン、ゴゴゴーン」と、エンジン音が響き歯車が回転する。肩にベルトを掛け、いざ出陣。

腰まで伸びたガードレール下に生い茂る草を刈り取っていく。体が斜めになり、足場も悪い。僕は思いっきり、機械を振り回す。これが快感である。おばさんが歩道を自転車でとおる。あわてて自転車から降り、ガードレールの反対側を自転車を押しながら、おそるおそる歩いて行く。その様が滑稽であるが、僕の姿を見たら逃げ出したくもなるだろう。

そうそう、逆に僕に近寄ってくる奴がいる。カラスである。刈り取った後の地面をつつきながら、昆虫とかの餌を探すのだ。かしこいぜ。僕の後ろを「トコトコ」ついてくる。「不労所得を狙うとは生意気な奴だ」と、僕は後ろを振り向き「わおーーーーつ」と、機械を振り回しながら、カラスを威嚇する。カラスは慌てて電柱へ飛び移る。

とは言え、最近のカラスは学習しているためか、少々の威嚇にも平気である。まあ、互いに生きているわけだから共存共栄といきたいところだが、悪さをすれば、こちとて、黙って見過ごすわけにもいかない。

そうこうしながら、無事に外での労働を終えた。部屋に戻り、シャワーを浴びた。冷蔵庫から、買い置きのかき氷を出して、ヨーグルトをかけて、食した。うまいーーつ。こめかみの神経が「ぴりぴりっ」とした。じっと、我慢だ。しばらくして再び、かき氷をスプーンですくって、口に運ぶ。これまた快感だ。

さあ、明日は土曜日。午前中、一仕事がある。午後から、雨が降らなければ、ネズミ男君へ声をかけて、雑草刈りにいそしむか。修行、修行。人生、死ぬまで修行だ。





2015年09月02日(水) とっちゃん坊や三人で旅の打ち合わせ。

盆が過ぎて、瞬く間に九月になった。暑さは幾分か遠のいたが、天気は良くない。最近、お天道様を拝んでいないような気がする。人間って勝手な生き物だ。晴れが続けば雨が恋しくなり、雨ばかりだとお天道様が恋しくなる。自然は人間の思うようにはさせてくれないようだ。

そんな中、僕は机上の仕事をしたり、野良仕事に励んでいる。時折、ネズミ男君や、のび太君と夜な夜な、一献傾けている。昨夜がそうだった。昼間、のび太君よりテルあり。「そろそろ、旅の計画をたてようや」との催促。「じゃああーー、ネズミ男君を誘って、今宵一杯やるか」で話がまとまった。

ちょうど、もらい物の紹興酒があったので、小料理屋「梓」へ持ち込み、味を堪能することに。僕、ジャイアンとネズミ男君が午後六時に梓の門をくぐった。のび太君から、すこし遅れるとのテルあり。「僕が来るまで紹興酒の栓を開けないで待ってて」と、釘を刺された。僕とネズミ男君の二人で飲んでしまわないかと心配したのだろう。結構、上等の紹興酒だと僕が宣伝していたからなあーーー。

三人そろって、あっというまに、瓶は底をついた。ママさんも、「わたしもいただこうかしら」と言って、グラスで2杯、「おいしい」と言って飲み干した。その後は焼酎を飲みながら、旅の話で花を咲かせた。今年はとりあえず国内の秘境の地へ、二泊三日で行くことに決定。出立日は10月になるか?。

ちゃんぽんしたため、僕たちはすっかり酩酊。のび太君は明日、会議があるとのことで、先に退散した。ジャイアントネズミ男君はいつものパターンで二次会へと足を運んだ。彼は、カラオケで、ぞろ目が出そうな店へと僕を誘う。今宵は、お天道様のような、にっこりマークが輝く例の店へ行きたいと言う。和服の女性が二人と、以前書いたが、相撲の強い女性が一人。三人がいる店である。

和服の女性はママさんと日本舞踊師範の女性。ママさんは細面のすらりとした美人。表情には知性がみなぎっている。いつもよくしてもらっている。かたや、もう一人の和服の女性は、小柄で小顔の美しい独身女性だ。ネズミ男君へ「あんたの嫁さんにどうか?」と薦めると、彼は顔を赤らめながら、「うんんん、気が強そうだぜ」と、曖昧な返事。

彼女は踊りは言うまでもないが、それ以上に歌がうまい。いつもその美声に聞き惚れてしまう。ねずみ男君が点数で彼女に負けまいと意気込むが、いまだ、勝ったためしがない。僕も負けじと声を張り上げるが、いかんせん、ネズミ男君に「もっと優しく。優しく」と、いさめられ涙をのんでいる。

「僕はどうして点数がでないんかなあーーー」と、問うと。ネズミ男君が言うではないか。「あんた下手なんよ」と。これには 僕、ジャイアンもショックだ。「いまに見ておれ、この僕だって」と、内心では闘魂に火がつき、めらめらと燃えている。おっと、大人げない。そんなことに興奮することはないか。愛嬌愛嬌だ。

そうそう、もう一人の相撲の強い女性は、歌の実力は僕、ジャイアントと「どっこい、どっこい」だ。仲間がいて一安心。彼女はママさんがいるときは借りてきた猫のようにおとなしい。ただ、じっと、ぽかーん、として我々の成り行きを見守っている。ママの姿が見えないときは「ぎんぎらぎん」と目を光らせて、今にも獲物を襲わんばかりの鼻息だ。まあ、こういう姿勢は僕、ジャイアンに好意を持っているか?、いないか?のどちらかだろう。僕の独断によれば前者だろう。

とりもなおさず、今宵はネズミ男運がぞろ目賞を2個獲得して、意気揚々と帰省についた次第である。


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