umityanの日記
DiaryINDEXpastwill


2014年11月24日(月) もう、正月「準備だ。

昨日が勤労感謝の日で今日は振替休日か。土曜日をいれて三連休。珍しく仕事がなかった。天気は三日とも上々。何をしようかと思案したあげく、第一日目は、机上と書棚の整理。たまればたまるものだ。本来、貧乏性の僕は、何でもため込みたがる。「ひょっとしたら、いずれ必要になるかもしれない」と思い、一応、手元に保管して置くからだ。現実的には、ほとんど、それらを必要としたことがない。なんとなれば、昨今、調べごとはほとんどインターネットの検索で間に合うからだ。手元に置いた書類は、時間と共に内容も古くなる。役に立たないのだ。「名残雪」ではないが、「この書類を見るにはこれが最後ね」である。悪戦苦闘した痕跡だけが残っている。

てなわけで、土曜日は袋一杯、書類等を捨てた。掘った洞穴の中に放り込み、火をつけて一網打尽だ。これにて完了。机上廻りと書棚が、すっきりした。これから先も同じような格闘が続くだろう。一度ではすべてを消化でいない。
おっと、風呂が沸いたとチャイムが鳴った。ちょっくら中断だ。

ただいま帰りました。正味10分以内。僕の入浴のスタイルhはこうだ。まず、裸になって洗面器で湯をすくい全身にかけ、体をぬらす。その後、タオルに石けん(いちおう薬用石けん)をまぶし、全身を洗う。もちろん頭も。その後、浴槽に「じゃぶーーん」とつかる。数分、体を温めた後、浴槽からあがり、タオルで全身を拭き、着替える。入浴終了。まああ、こんな具合だ。世間一般的に言えば「カラスの行水」ってところか。

さてさて、風呂の話しはこれくらいで、昨日は勤労感謝の日。暑からず、寒からずで天気は良好。勤労できる我が肉体に感謝だ。おっとその前に、一言お悔やみを申し上げたい。長野県の地震災害には驚いた。ただただ、被災された方々にお悔やみを申し上げます。日本列島は地震大国。いつ、何時、我が身に降り懸
かかるかもしれぬ。自然のちょっとした変化に敏感になり、常日頃より、防災の為の周到なる準備が必要である事。同時に近隣同士の助け合いの精神が、人命救助の大きな一助になることを痛感した。今は早く、復興されることを切に願いたい。

昨日、連休二日目は、久しぶりに雑草刈りをした。数ヶ月ぶりになるか。冬場になると、草の成長も鈍るが、それでも見た目悪く、生い茂っている。僕、ジャイアンは即、思った。「今ですよ。今しかない」。そう、12月になるとせわしく、のんびりと草を刈る暇とてない。僕は相棒、ネズミ男に声を掛けた。彼は一発返事でオッケー。午前中はゲートボールがあるから、午後から来るとのこと。

彼も、じっちゃん、ばっちゃんを車に乗せて試合会場まで配達。5人一組で試合に臨むそうな。「この馬鹿、あんぽんたん」と怒鳴られながら、試合をするそうな。「いやんなっちゃうぜ」と彼は言いながらも、結構楽しんでいるようす。先日は優勝したらしく、県外まで試合に赴いたらしい。残念ながら敗退。

僕、ジャイアンとネズミ男君は二手に分かれて、ガードレール左右の河川敷の草を機械で一網打尽にする。本来、我が所有の河川敷ではないが、我が家へ続く一本道の両サイドなので、見た目を美しくするために、ボランティアで、刈り取っている。近隣の人達からは喜ばれているが、なにせ、覆面をした怖い出で立ちなので、人は皆、遠巻きに、様子を伺いながら通っていく。

昨日、本日と二日間で、一応、ガードレール下の河川敷の刈り取りが終わった。もう、正月用の清掃だ。後は、我が家の敷地周りを12月になってから、ネズミ男君とすることにしている。ジャイアンもネズミ男君も、二人して田舎のネズミだ。特にネズミ男君は、ねぶり、なめ回しても良いくらいに、丁寧に、きれいに刈り取る。僕、ジャイアンも几帳面ではあるが彼ほどではない。

夕方5時に野良仕事が終わった。彼に焼酎一升と果物、つまみのお菓子を持たせた。今宵も、ちょびり、ちょびりと、グラスを口に運んでいるだろう。僕も、今宵は弟が送ってくれたワインに舌鼓を打ったことだ。酩酊だあーーーー。




2014年11月22日(土) 最近の出来事。

いやはや、もう11月も中旬を過ぎた。僕はただひたすら駆け抜けてきた。仕事が忙しかったのだ、短期間のアルバイトさんを雇った。職安をとおして求人をした。なんと、僕の超零細事務所に5〜6人の面接希望者があった。時給がよかったのか、仕事の内容が良かったのか定かではないが、嬉しい限りだ。ただ、一人を選び、後は皆、断らなくてはならない。ビジネスとはいえ、これは結構、つらい。

運が良いことに、昔、一緒に仕事をしたことがある女性が一番最後に応募してきた。僕だと知っていたのか?知らなかったのか分からないが、僕は名前を聞いた瞬間、「彼女に違いない」と確信していた。案の定、そうだった。僕に何のためらいがあろう。即、採用だ。

一緒に仕事をした期間は5年近く。僕は会社を辞め、彼女もほどなく辞めたとのこと。それから、うん十年の月日が流れた。高校卒業後、入社してきた彼女も今では立派なレディー。結婚しているかと思ったが、そうではなかった。良い縁に恵まれなかったのだろう。まあ、これは他人が騒いでも仕方がないことだ。

僕はふと、ネズミ男君の事を思い出した。彼は一度も結婚していない。ただ、100回をこえる見合いをしたらしいが、いずれも空振り。僕も含め、他の友人達も、何度か見合いの機会を設けたが、彼は首を縦に振らなかった。というより、相手に断られた方が多いだろう。彼の言い分はこうだ。「おいらは二十歳過ぎの頃、好きな女の子がいて結婚したかったが、なにしろ、給料が安く、結婚する金がなかった。強引に彼女を引き留める勇気も無かった。結局、彼女は他の男と結婚してしまった。今でも、彼女のことを思い出す」と。うんんん、そういう心持ちでは見合いも成就しないだろう。

それでも、泣ける話しだ。「昔のことを忘れて他の女性を探したら」と言うと、いみじくも彼が言う。「最近の女性は気が強い人ばかりだ。おいらはめっぽう、気の優しい女性でないとダメよ、ダメ、ダメ」と言う。あっはっはあーーー。流行語大賞にノミネートされた言葉か。「ダメよ、ダメ、ダメ」。わらっちゃうぜ。

もう、面倒見切れんと思ったが、僕の脳裏に「アルバイトの女性を彼に会わせてみようかな?」という考えが頭をよぎった。仕事の合間にネズミ男君を我が家へ呼んだ。オー、ノー、見事、空振りだ。顔を見合わせることもなく、会話もなく、しらじらしく時が流れた。まあ、そんなものだろう。正式な見合いではないからなあーー。要するに、人生はなるようにしかならない。それが結論だ?。

ところで、政治のことは述べたくないが、いよいよ選挙が始まる。消費税の増税、アベノミクス推進によるデフレ脱却、景気回復、格差是正、原発の問題、外交の問題、地方創世等、問題は山積している。解散総選挙の大義名分がなんなのか定かではないが、上記の問題もさながら、僕が一番懸念していることは、日本の借金残高だ。なんでも、1000兆円以上の国の借金があるという。一体、国はそれを、どうやって返していくのか?。「国は倒産せんから大丈夫」という事なのか?。いずれにせよ、将来の若者たちに大きな負の財産を残す事になる。増税するなら、国の借金を減らす方策も選挙の争点にすべきではないかと思うが。



2014年11月01日(土) とっちゃん坊や達の旅(23) 完。

月日だけがどんどん過ぎていく。旅日記を今日で閉じよう。だらだらと長く書いてきた。おまけに、誤字、脱字が顕著。書いてもなかなか読み直すことをしないからだ。これも性格のあらわれか?。

前置きは止めよう。僕たちとっちゃん坊や達は、レストランで不愉快な思いをしながら料理をついばんだ。「今日が最後か」と思えば、なぜか感慨深い。ただひたすら、飲み、箸を口にはこんだ。満腹になりレストランを後にした。

ホテルへ帰って、のび太君と一休さんの部屋で、飲み直すことに。昨夜と同じパターンだ。相変わらず、彼らの部屋には異臭が立ちこめている。バナナの腐ったような臭いだ。「よく、彼らは平気だなあーーー」と思ったが、慣れとは恐ろしいものだ。いつしか、その臭いがあたりまえの如く感じられ、違和感がなくなってくる。これも酔いのせいだろう。

持ち込んだボトルが空になるまで、飲み、買ってきたつまみで、気勢をあげた。さすがに、ドリアンとブドウには誰も手を出さなかった。あとは、ゴミ箱行きか?。もったいない。

夜もふけてきた。一人旅の老紳士が部屋へ戻っていった。僕、ジャイアンとネズミ男君も「そろそろ寝るか」と言って、部屋へ戻った。どうも、ネズミ男君の機嫌がよくない。というのも、今回の旅は歩くことが多く、これといった収獲もなかったからだ。オプションに参加すればよかったのか?。フリーの時間も有意義に過ごせれば意議もあるが、だらだらでは、無意味である。皆、現地は不案内で言葉も通じない。「おおおっ、神様仏様!!!助けてえーー」。僕、ジャイアンは思った事よ。「ガイドさんが必要だったか?」ってね。

まあ、それはいいとして、ネズミ男君は部屋へ戻るなり、ベッドインしてしまった。声をかけれど返事はない。僕、ジャイアンも仕方なくベッドインだ。しばらくして、隣の部屋の、のび太君がやってきた。「ちょっと外へ出ないか」と誘われた。ネズミ男君へ再度、声をかけるが返事無し。僕、ジャイアンも「今日は疲れたから」と言って、断った。翌朝、彼らが言ったことよ。「外で、なにやら美味しい物を食べたよ。来ればよかったのに」って。今更言われても、後の祭りだ。

あとはどうなったか知らない。朝早く目が覚め、洗面を済ませ、例によって最後の朝食に及んだ。いつものごとく、さわやかレディーの挨拶を受けた。朝食を食べながら武田鉄矢さんの歌を思い出した。「想えば遠くへ来たもんだ。これからどこまで行くのやらあーーー」。決まってますたい。帰るところに帰るわけだ。

感傷的になるのは止めよう。朝食後、一度部屋に戻り、忘れ物がないか点検し、ベッドメーキングのお姉さん達に、余ったドン紙幣と硬貨を全部、ベッドの横の棚に置いた。ネズミ男君も僕に従った。きれいさっぱりだ。のび太君と一休さんはチップを一度も払っていない。賢いぜ。

フロントで精算をした。請求額ゼロ円。冷蔵庫の飲み物等を利用していないから、当然と言えば当然か。空港行きのバスに乗り込んだ。雨は既にやんでいたが、窓の外に目をやると、相変わらずバイクの群れが道路を舞っていた。さ、さ、さらばホーチミンよ。

空港に着いた。台北で機を乗り換えなければらない。格安航空券だといつもそうだ。ネズミ男君が久しぶりに口をきいた。「おいら達も、たまにはビジネスクラスに乗ってみたいなあーーー」って。いやあ、真にそうだ。乗り換えで、時間を待つのに疲れてしまう。今回もそうだ。「いつかファーストクラスに乗ろうぜ
」と、ジャイアンが言うと、皆、首を縦に振って笑った事よ。こういう時の笑いは不可能に近い。

とっちゃん坊や達は、免税店の通路端から端まで歩いて、途中の喫茶店でビールを飲み時間を過ごした。もはや買い物はない。その後は搭乗口の待合室に腰を下ろして、廻りの人達の様子を眺めていた。いよいよだ。搭乗の時間がやって来た。僕たちは、そそくさと列にならんだ。おやっ、どうもおかしい。出発時刻と便名が搭乗券に記載のものと違うのだ。そく、尋ねると、乗り場を間違っているとのこと。なんでえーーー?。またあーーー?。慌てた事よ。急いで、階段を駆け上がり、言われた番号の搭乗口へ急いだ。ぎりぎりセーフだ。

なんでも、搭乗口変更のアナウンスがあったとのこと。誰も聞いていなかった。こういうこともぁるわけだ。注意散漫そのもの。久しぶりに走ったので息切れがした。皆、苦笑いだ。冷静沈着なのび太君でさえ、この事態に気が付いていなかった。皆、疲れていたのだろう。

機内では、目を皿のようにして映画に見入った。何もすることがないからだ。昨夜はよく眠ったので、眠気もない。ただ、心だけは故郷へ飛んでいた。朝早く現地を出て、午後8時頃、故郷の駅に降り立った。12時間も、移動に費やしたわけだ。これが、旅の醍醐味と言えば言えそうだが、時間の浪費とも言える。いずれにせよ、皆に事故がなく帰還できたことが何よりのお土産だろう。

久しぶりに見る故郷の駅は、何事もなかったかのように我々を迎えてくれた。さあ、明日から、いや、たった今から厳しい現実が我々を誘っている。やんなっちゃうぜ。だから、また旅に出たくなるのだろう。笑い。(完)


umityan |MAILHomePage

My追加