umityanの日記
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2006年05月27日(土) 静かな朝の一時。

連日の雨。五月の雨は良い。青葉若葉に雨のしずくが、きらきらと光っている。そんな光景を目にすると、生きているという実感がこみ上げてくる。日々に老いていく僕の肌も、みずみずしい赤子の肌のように、若返ったようにさえ感じる今日この頃。

両天秤に乗っかっているぼくの仕事も一応、山を越え、本日は五月最後の土曜日。静かな朝を迎えた。月末近くになり、ふっと、頭をよぎるのは、「パートさんへの給料の手当は大丈夫だったっけ?」と言うこと。底を突きはじめた預金通帳が気になるが、今月はずいぶんと頑張ったから、何とかなりそうだ。山の神からよく言われる。「あんた、社交を減らし、もっと仕事に専念すればいいじゃない。遊び過ぎよ!」。ごもっともでございます。とはいえ、僕から仕事と社交を除いたら、いったい何が残るというのか?。僕は馬車馬ではない。仕事と社交が両天秤に乗っかり、シーソーみたいに揺れ動いているから、人生が面白いわけだ。どうぞ分かってくんなまし。

猫の「もこ」君が、今、裏玄関のドアを足で器用にこじ開け、やってきた。土足でねけぬけとやってくる猫が、ぼくは嫌いである。先方もそれを知ってか知らずか、ぼくの顔を見るなり、別室へ急ぎ足で退散した。現金な奴め。

先日も、まだ完成したばかりの部屋に入り、廊下の柱で爪を研ぎ始めた。僕は「こらーーーー」と叫び、げんこつを振りかざした。その行為がいまだ、猫の脳裏に焼き付いているのだろう。山の神が「そんなに怒らなくても」と制止した。確かに猫には猫の言い分があるのだろう。「せっせと爪を研いで、外敵からご主人様をお守りしているんですよ」と言われれば、こちとらも悪い気はしないが、本能的に生きる猫に、そんな優しさがあるわけでもあるまい。

昨夜は隣県にいる高校時代の友人から電話があった。六月に遊びに来るという。一人は都会と故郷の田舎を行き来している画家。も一人は、離婚して、財産分与の資金で開業した歯医者。共通点は故郷に母をかかえた長男達。僕は次男でよかったぜ。他の共通点は、真面目だが、それぞれにプライドが高く変わり者。その点は僕も例外ではないが。過去、何度も集まっては、思い出話に花を咲かせているわけだが、飽きないものだ。多分、人生における意義あることの一つが、良き友人達との触れあいであると、皆、思っているからなんだろう。何はなくとも竹馬の友。僕も今から楽しみにしている。









2006年05月24日(水) 五月になって、最初の日記だ。

久しぶりに日記を更新した。色んな行事と仕事で、てんてこ舞いの日々が続いた。そんな中、ボスが再入院。危篤との知らせを受けた。早々に病院へ駆けつけた。動脈瘤でも爆発したかと思ったがそうではなかった。心臓でもなかった。なんでも、尿がでなくなり、腎臓に毒素が回り、最終段階まで来ていると奥方が告げた。「ええっつ、何でまた腎臓が?」と、ちょっといぶかしく思ったが、高齢者の病はよく分からない。「まだ、くたばっちゃいけませんよ。大丈夫。大丈夫。気力で病気なんか跳ね返さなくちゃ」。そう叫んで病院を後にした。その言葉が功を奏したかかどうかは分からないが、見事に小康状態に復帰。やれやれである。

ボスは、まあ良かったが、も一つ気になることがあった。○○ブラザーズの兄と称すべき「安さん」が、交通事故で入院したと聞いた。「これまた、何で?」と我が耳を疑った。なんでも、運送会社の車と、修理を終えて試運転をしていた安さんのバイクがぶつかり、はねとばされたらしい。もち、相手が100パーセント悪かったようだ。肋骨を数本折り、一本が肺に刺さっていたとのこと。「こりゃ、重傷だ」と思い病院へ見舞いに行ったところ、ちゃっかりしたものだ。ベッドに座って、テレビを観戦していた。無事に手術を終えて、今月中に退院するとのこと。僕はカラオケのデュエット15曲分といって、わずかばかりの見舞金を置いて帰ってきた。あの、名曲、「白いブランコ」をデュエット出来なくなったら、ぼくも淋しいからなーー。まあ、こちらもやれやれである。

とかなんとか、言っていたら、またもや、僕の仕事をボケ防止ということで、時々手伝っていた、金融端一筋の大先輩が入院したという。こちらは腸に空いている穴をふさぐための手術をしたという。見舞いに行ったら、ベッドでごろごろしていた。手術も簡単に済んだそうだ。やれやれのやれやれである。

どうも僕は年上の男性にもてるようだ。もてるのは良いが、いつくたばるか分からない人たちばかりで、こちとらも気が気ではない。願わくば、うら若き乙女達にもてたいものよ。

新しい法律の施行と共に、嬉しいかな、悲しいかな、例年にない大量の仕事が舞い込んだ。おまけにボスから引き継いだ仕事もある。ひっきりなしの電話と来客の応対。これじゃあーーたまったものじゃないと思っていたが、やれば出来るものだ。やっと、峠を越えて、昨夜は、久々に弟(仕事仲間)と一献傾けた。

弟も僕も「今宵は、うら若き乙女達と楽しい会話できるぞ。うっしっしー」と、胸ふくらませていた。とある焼鳥屋で一杯ひっかけて、そそくさと国際色豊かな店へと赴いた。そこまでは良かったが、焼鳥屋で飲んだ焼酎が結構廻ってきた。現場ではしどろもどろ。何をしゃべったか定かには覚えていないが、僕はチャイナの女性の手を握り、褒めちぎっていたらしい。これはセクハラにはならない。大丈夫。自分自身へ、そう言い聞かせた。おみやげに、彼女の携帯番号をちゃっかりと聞いているから僕も始末に悪い。もち、電話することはないが・・・。弟は知らぬ存ぜずで、二人の女性とにこやかに談笑。僕を置いて、ステージでデュエットなんかやっていた。何を歌っていたか覚えていないと言うことは、僕もかなり酩酊していたようだ。

実は弟も、相当に疲れているようだった。いつもの元気がなかった。僕とだべり、かわいこちゃんの所へ赴き、わいわいやって元気をもらいたかったのだろう。そこでも焼酎をしこたま飲んだ。ワンセットが終了し、お会計は割り勘。これが一番良い。領収書だけは弟が僕の分も含めて持って帰った。さすが、つわものだ。帰宅したのは午前様。いつものパターンである。最近は合い鍵をもっているので、開かずの間も、即、オープン・ザ・ドアである。山の神はとっくに高いびきで御就寝中。僕はそっと、足音をたてないようにして、ベッドへ滑り込んだ。

女の感は鋭いものだ。高いびきで寝ているようで、実は、何時に帰ったかを、ちゃんと把握している。朝、起きるやいなや、「遅かったのね」と、鋭い視線と指摘が。ぞくぞくーーーと、身震いを感じた。僕もあわてず、「二人ともずいぶん酔ってしまったよ。ごめん、ごめん」で、切り抜ける。連チャンではなく、ひさしぶりだったから許されるわけだ。そう解釈しておこう。

日記も書きそびれていると、材料がたまるものだ。書けばまだまだあるが、この辺で止めておこう。


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