屋根裏？に鳥が巣を作った。

可愛いと思い、家族で微笑ましく見守った。

しかし、雛が大きくなるにつれ、かなり五月蝿いぞ。

ネコか？と思うほどの足音が、屋根裏をうろつきまわる。

夜は鳴きはしないが、その足音は朝方まで続く。

けっこう大きな鳥で、親鳥は一生懸命餌を運んでいる。

でも鳴き声はぎゃーぎゃー・・・・

か、かわいくねーよ。

隣の爺ちゃんにその話をしたら、なんともびびらせてくれた。


「ぎゃーぎゃーが来た？あれは五月蝿いし、ダニも多いんだよ。

　あれが巣くったら、痒くなるしなぁ・・・」


え？

じゃあ、もしかして息子君の虫刺されって、もしかしてダニ？？

長女も息子君ほどではないが、刺されてるし。

え？

可愛いと思って見守った私はばか？？？

そして旦那も襲撃くらってるし（毎日居間で寝るからじゃあ）

庭に出てジージョと遊んでいたら、隣の爺ちゃんが出てきて井戸端会議となった。

爺ちゃんは庭のバラの手入れをしながら。

私はジージョとそれを見ながらの会話。

ふと横をみると、何かの花にまぁ〜毛虫がびっしり！

茶色くて、とげとげで、うにょうにょ。


「おじいちゃん！！毛虫！毛虫すごいよっ！！」と言うと、

おじいちゃんはあっさり毛虫を手に取り、ちぎっては投げ、ちぎっては投げ！







当分、おじいちゃんに近づけません・・・・・・・





気持ち悪いのをこらえ、家に入ると旦那の上司の奥様が来た。

「いつきちゃん、タケノコ好き？」

わぁ〜い♪大好き！と盛り上がり、コーヒー片手にここでも井戸端会議。

どうやら上司宅はワンコを購入したようで、その話になった。

すると奥様は笑いながら教えてくれた。


「うちの旦那様がね、いつきちゃんの旦那様に犬を飼うことを言ったんだって。

　そしたらいつきちゃんのだんな様が良い事も悪い事もありますよって言うから聞いてると

悪い事ばかり沢山あって、良い事ひとつも言わなかったって。



おい。

今から飼い始めた人に何言ったんだ。

向こうは真剣笑ってくれてたから良いけどさ、あんた天然か？？

夢を壊しちゃいかんでしょ。

雑誌を見ると、以前旦那とよく行ったラブホが載っていた。

「前はよく行ったねぇ。懐かしいな。また行きたいね。」

すると旦那が間髪入れずに言うじゃない。

「変わってないよ。」



へぇ〜。へぇ〜。へぇ〜。



そうなんだ。変わってないんだ。

「ママ〜痒い」と駆け寄ってくる息子君。

みると首筋から、膝の裏側から、腕、うなじ、ありとあらゆる場所に虫刺され。

「蚊」という感じではない。

「じゃあ、お風呂あがったらお薬塗ってやるね。」と諭し、さっそく入る。

そして風呂上りに改めて体を見ると、ちんちんのすぐ横から、おケツから、

何箇所も刺されてるじゃん！


「・・・おい。どこかでズボンとパンツ脱いだでしょ？」

「・・・ううん。脱いでないよ。」と息子君。

「じゃあなんで、ちんちん付近とおケツ付近も刺されてんだよっ！」

「・・・？・・・」

本当に記憶にないようだ。

しかし３０箇所は刺されてるような感じ。

ムヒを塗ると「しみる〜。」と言うので、病院から貰った薬を塗る。



どこで刺されたか、何に刺されたか、まったく分からんらしい息子君。

なぜちんちん付近か考えていると思い浮かぶことがひとつ。

暑かったから、近くの公園で水遊び。

ジージョは水道から離れず。

長女は川でこけて下半身びしょぬれで脱力。

そして息子君は

金曜の朝、老犬は逝ってしまいました。

家族全員、涙で送ってあげました。

１日だけ家に連れて帰って、好物をたくさんあげました。


何も食べれないのが続いたから。


もう痛くないよ。

もぅ苦しくないよ。

目も見えるよ。

いっぱい走れるし、何でも食べれるよ。


翌日、火葬しました。

やりきれない気持ちでいっぱいでした。

１４年も一緒にいてくれた愛犬でした。


散々泣いたので、もう大丈夫と思っても、ふと思い出して泣いてしまいます。

今日、愛犬のクッションや布団を片付けました。

犬独特のおしっこの臭いがして「くっさ〜。」と思った瞬間、やっぱり泣いてました。

愛犬のものを片付けてると、数の多いこと。

あちこちから愛犬の物が出てきて、一気に思い出があふれます。



もぅ逝ってしまったのだけども、気がかりは「幸せだったかな・・・？」

後悔ばかりです。

もっと抱っこしてあげれば良かった。

もっとかまってあげれば良かった。

もっと好物を買ってあげればよかった。

キリが無いです。


私の体の形をした魂があるなら、３分の１　無くなった様な感覚です。

もぎ取られて、麻痺したような。

いつか３分の１は埋められるのかな。

それも１４年かかるのかな。

子供がいるから平静を装えるけど、本当はしんどくて。


もぅ２度と犬を飼おうとは思えません。

ダックスを見るたび、きっと愛犬と重ねるでしょう。

んで、愛犬じゃないんだ・・・って訳わかんないショックを受けたり（笑）


次回からは、また楽しい話題で日記を書きたいです。

決して愛犬の事は忘れる事は無いけれど、あえて書きたくない。

私だけが想ってあげればいいんじゃないかと。


ただ天国で楽しく過ごしてくれれば。

昨日、動物病院に老犬に家族で会いに行った。

呼びかけても、なでてあげても、抱きしめても、立ちもしない、尻尾も振らない。

あたしが分かんないのか。

あまりにしんどくて動けないのか。


ただただずっと耳の後ろを撫でてた。

そのうち先生に呼ばれて老犬の様子を聞く。


あまりに腎臓の数値が下がらないのと、心臓もおもわしくなく、

今は気休めの治療だけ。

飲み薬はまったく意味なく、今やっているのは延命治療。

その延命治療も、効くのか効かないのか。


「今日死んでも、明日死んでもおかしくない。」

そんな言葉を聞いて、絶句する。

ただ涙と鼻水たらして、頭は真っ白に。


いつも忙しい旦那が、今日は私にはきついと思い付き添ってくれた。


旦那と先生が老犬の話をする・・・が、私の頭にはその話が入らず、

子供みたいに、「どうにかして」を繰り返す。

旦那が「すいません。あと２日、金曜まで入院させてください。」と先生に話す。

そして昨日は家に帰る。

夜中まで泣いて、悩んで、私なりに結論を出す。

また仕事に戻った旦那に電話し、私の気持ちを伝える。


「・・・延命治療しても、痛くて苦しいだけなんじゃないかな・・・

　もぅ絶対治んないんだもん。楽にしてあげた方がいいんじゃないかな・・・。」

点滴をはずした途端に、また数値は上がりだし、苦しい思いをするんだよ。


でも旦那は電話の向こうで言う。

「殺すの？何で？犬はまだ生きる力があるかも知れないのに。

　確かに早かれ遅かれ死んじゃうけど、病院で死ぬより、家のほうがいいんじゃない？

　金曜退院させて、あんたが抱いて寝てあげなよ。

　ずっと撫でてあげて、最後の温もりあげて逝かせてやれば。」



どっちがいいんだろう。

もちろん撫でてあげたいし、抱いてあげたい。

でも痛い思いも、苦しい思いも取り除いてあげたい。


そして私は今から老犬のお見舞いにいきます。

結論はまだ出ません。

老犬が入院した。

嘔吐、下痢を繰り返し、まったく餌を食べなくなった。

病院で血液検査したら「もう腎臓がほとんど機能してない」って言われた。

尿毒症おこしてて、人間なら人工透析が必要だって。

治療は薬が効かないだろうから、２４時間点滴だって。

でも点滴はずしちゃうと、もとにもどるって。

早い話、死ぬまで点滴はずせないって事みたい。

でもね。

１日７千円弱かかる。

あたしのへそくりじゃあ何日ももたない。

家計費やりくりしても、先がみえてる。

どうしよう・・・・

どうしたらいい？？

私は何をしてあげれるんだろう。


１４年も一緒にいたのに・・・・ごめんね。

大したこと、してあげれない。

延命治療とは考えてないけど、苦痛は取り除いてあげたいんだよ。

危篤になって４．５ヶ月、たくさんお金を使った。

治療費はもちろん、老犬を暖めるためのグッズや特別な餌や、設備。

今になって使えるお金が底をつく。


昔買ったジュエリー売ろうかな・・・


なんとかしてあげたいんだよ。

歯がごっそり抜ける夢を３回続けてみた。

大金でも入るのか？と思い、ネットで夢判断。

仕事運上昇とか、虫歯に対する恐怖とか・・・

全然大金入らんし。

つーか、帰省で大金使ったのに、今日は息子君の誕生パーティーで逆に出てくし。

またまた何が欲しいか聞いたら「・・・・・・・・・」

無言。

無言ですよ。

今時の小学生で欲しい物が無いなんて、なんて天使のような子供なんだ！

つーか、何が欲しいか自分でもわかんないだけなんだろうけど。

明日は息子君の誕生日。

正確に言うと、明日の午前１０時２１分で８歳。

息子君に聞いてみた。

「何がほしい？」

毎回毎回、帰省するたび帰りたくなくなる・・・

今回も号泣しながら帰ってきましたよ。

なんで９００キロも離れた土地にいるんだろう。

きっとばあちゃんになるまで、ここで頑張らないといけないんだろうなぁ。

寂しいなぁ・・・



ＧＷが終わって、こっちに帰ってきても休みボケはおさまらず、

昼寝から目覚めても「ここどこ？」状態。

朝の旦那のお茶さえ入れ忘れ、小学校二人の荷物さえ渡し忘れ、

たった９日間で、リズムは壊れ再生出来ず。

つーか、脳が拒否してんだよ。きっと。

いい歳しても、感情は正直で、やっぱ故郷がいいんだな。

２年ぶりに姉ちゃんに甘えて、お国の空気に触れて、

なんとも言えないあの雰囲気。

やっぱあたしは、あっちの人間だと思った。

あっちに帰りたいけど、帰れない。

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