stray notes

氷砂糖

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優しくなるのは難しい
2007年08月20日(月)

今年の夏は暑かった…いや、今年の夏も、か。しかし年々暑さが酷くなっている気がする。お年寄りが熱中症でお亡くなりになった、というのをニュースで何度も聞いたように思うし…TVで電力会社が、電力が足りなくなりそうなのでこの時間は電気をオフにしてください、というのもわたしははじめて見た(そして一応その時間だけはあちこちの電気を消した)。

しかし寒さのほうは、暖房だけに頼らずとも(厚着するとか布団にくるまるとか)しのぎようがあるけれど、暑いとき冷房なし、はかなり苦しい感じがする(かといって冷房がすごく気持ちいいかというとそんなこともない。あれはあれでからだに負担がかかるものだと思う)。今後も下手をすれば命に関わるレベルの暑さが襲ってくるのなら、自衛上欠かせなくなっていくのではないだろうか。

地球温暖化を少しでも遅らせるよう、環境に優しく…とあちこちで見聞きするし、そうだよなぁ、このままじゃ不味いらしいし、なんとかしなくては、と思う。思うことは思う。が…窓を開けて眠ろうとしても外がうるさいと、窓をしめてエアコンをかけなくては眠れなかったりする。車で移動してもらうほうが、炎天下に自転車に乗る(考えるだけで辛い)よりはるかにラクだ。

便利だったりラクだったりを手放して、優しくなるのは難しい。ゴミは分別してゴミ箱に捨てるとか、ふだんできるだけ大きな鞄を持って、ちいさな買い物のときは袋を断るとか、本当に当たり前の、簡単なことしかできずにいる。うっかりすると、それ(袋を断ること)すら失敗することもある。何かもうすこしうまく、役に立つことはないだろうか…と思うが、その発想自体よくないのかもしれない。自分が大変だったり苦しかったりしても、皆や環境によかれと動けるほどには、やはり優しくないのだろう。



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