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大変嬉しく、少し困って、時々悲しい
先月半ば、実家からグイン・サーガをあるだけ持って来ました。今の自宅にも58巻から97巻まで、あと外伝はおいてあったのですが、唐突に昔の巻を読み返したくなりまして。いつでも好きな巻が手にとって読める、また当分読むものに悩まなくてすむ、というのは大変嬉しく心楽しいものです。
ただ少し困るのは、以前図書館で予約していた本が来たときと、勉強用の本を読まなくてはならないときです。予約していた本も勿論魅力的で、読みたい気持ちは変わらずありますが、なんというか頭の切り替えが大変で。勉強用も普段であれば面白いと読むところを、上滑りしてしまいそうになるし…。
それにしても、以前読んだときは先の展開など知らないしわからないしだったのが、今回はある程度どうなるかをわかっていて読むので、随所で悲しい気分になったりもしました。ああ、今このひとはこうだけれど、このさきああなって、そうなるんだよなぁ…みたいな感じ。あと、若い頃と少し違った読み方ができるようになったのも感慨深かったり。
ともあれ読み進めていくと、やはりとても好きな作品だし、好きな世界だなぁ、とあらためて思います。まあひとにすすめるか、と言われるとちょっと考えてしまいますが。なんといっても長いし、まだ終わっていないし。科白が長いことに疲れるひとや、細かいことが気になるひとには向かないだろうし。よく売れている本らしいので、わたしがいろいろと言わなくても、ファンは沢山いて、そのひとたちには言わなくてもわかり、また興味のない人にはまるで必要ないのだろうけれど。
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