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漠然とした不安。 - 2003年03月29日(土)

カナダに来てもうすぐ4年。
ビザのおかげで働けない時期が2年以上あったので、
永住権が取れてからは、暗黙の了解で仕事をするようになった。

仕事はすき。
なにより自分が楽しんでできる仕事に就けていることがありがたいと思う。

時間が不規則なのと、締め切りがあったりするために、週に6日ほど
働いていたりするけど、その状態に非常に満足している。(給料は安いけど)
でも、たまにすごく不安になる。

私も女性。しかも既婚者。年も年なのよ。
子供が欲しいよなぁ、と自然に思う。
でも、待てよ。
やっと仕事ができるようになって、軌道に乗ってきてるのに、
子供ができると、全てを捨てる事になる。
辞めないにしても、今と同じように続けるのは絶対に無理。

子供が欲しい気持ちは非常に強い。
もしできれば、子供が小さい間はそばに絶対いたいと思う。

でも、仕事が出来ないという状況に、自分という物を失いそうで
怖い気がする。

子育てが終わった頃に、社会復帰できるんやろうか?
仕事見つかるんやろうか?

きっと日本にいたらこんな事は考えへんかったと思う。
女性が家庭を守るという事を、ここの社会より認めている気がするから。

しかし、ここはカナダや。
うちの旦那さんは何も言わないが、彼の母も、姉も、おばも友達の嫁も、
とにかく仕事を持ってない人は誰もいない。

仕事をして自立しているという事が当たり前だと思っている人が
非常に多い。
実際義理姉に、
「あんたが家で昼まで寝ている事や、家にいてぶらぶらしている事を、
弟(わたしの旦那ね)は絶対に快く思っていないよ」
なんていわれた時には驚いたわ。

なので、子育てが終わった人が社会復帰をするのがある意味
当たり前だという雰囲気がある。

私は、ここでは外国人。しかも、日本でのスキルがここでは全く
生かせない。言葉のハンディもある。
なので、自分なりに今のうちにできることを貪欲に吸収したいと思ってる。

やけど、なんか不安やねんなぁ。

こんな私を旦那は
「いろんな事に心配するのが趣味なんか?」と嫌味を言う。
でも、こんな複雑な乙女心を(失礼!)分かってもらえない悲しさ。

自分でも、自分の事を心配性やともう。
そうやねん、だから何とかなるさ〜ってあっけらか〜んとしていた方が
いいよね。と思うようにはしてる。

がんばろっと!


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今更ですが。 - 2003年03月28日(金)

先日、日本に帰国した時の話です。

今回帰国した一番の目的は、自分の結婚式。
もうすでに、こっちで結婚して1年半ほど経つんですが、
日本にいるじいちゃんや、親戚(うちは親戚と仲がむちゃくちゃ良い)
にお披露目するために披露宴だけをしました。

できるだけお金を掛けたくないので、身内だけの披露宴。
衣装は、これで最後になるであろう振袖。
そこで、問題になったのがうちの旦那さんの衣装。
まさかスーツじゃあかんし、どないしよう?
と悩んでいると、近所の老舗の呉服屋主人が登場。
衣装を薦めてくれた。

あるところには、あるのよねぇ。
ジャンボサイズの羽織袴。
相撲サイズやとおもうけど。

なにせデカイだんなさんの足袋のサイズは30センチ。
そんなサイズがあるって事が、新鮮な驚きやったわ(笑)

しかし、残念な事にぞうりは28センチしかなく、足がはみ出ておりました。

そして、皆とのお食事を楽しみました。
披露宴は、近所のホテルでやったんやけど、
そこでのサービスはすごかった。

たぶん、日本では普通のサービスなんやろうけど、
なんせ、えらそうなサービスしか受けれないカナダからたまに日本に
帰ると、そのサービスのきめ細かさと、腰の低さに頭が下がる。

このホテルの担当者のお兄ちゃんも、実にきめ細かいサービスを
提供してくれ、気持ちがよかった。
しかも、チップいらないのよ〜。信じられない。

あまりにも嬉しかったので、ホテルのフロントにお礼のお手紙を
書いて置いてきました。

帰国中は、なんと日本橋(電気街)に4回。ヨドバシカメラに1日。
ビックカメラに1日。
私一体、何しに帰ったの?というくらい旦那さんの買い物に
付き合わされて、疲れましたが、念願の100金での買い狂いを達成(笑)
そして、ミスタードーナツでの連日のドーナツまみれ、
マクドナルドでの新作とケンターっキーでの新作を制覇(ジャンクばかり)
おかげで帰りは32キロの荷物が4箱という、
世にも恐ろしい状態で帰ってきました。

当分は日本へは行けないので(頻繁に行ってたら破産する)
しばらくは思い出に浸っていたいと思います。




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変身。 - 2003年03月27日(木)

久しぶりに髪の毛を切りに行った。

どんな髪型にして良いのかわからないので、適当に相談して
お任せ状態でお願いした。

出来上がりは、びっくりするほどの変身振りで、
その後落ち合った旦那さんは、気づかずに通り過ぎやがった!!
どないやねん。

前髪なんて、うっとおしくて絶対に切らなかったのに、
眉毛の上に前髪がある。
これって、若く見える秘訣らしい。

あぁ。
そういうことを気にしないといけない年になったのねと、
実感したわ。

海外にいながら、日本人の美容室で
日本語で、しかも日本と同じようなサービスを受けることができ、
これまたものすごくうまい美容師さんが対応してくれるという
まるで、日本に帰ったような心地よさが味わえる、バンクーバー。
なんてありがたいんでしょうか。




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美味しいお茶。 - 2003年03月24日(月)

お茶が大好き。
日本茶も、紅茶も。

昔は玄米茶に凝っていたけど、冷めた時のあの匂いが嫌で
最近は番茶、ほうじ茶派になりつつある。

冷蔵庫にはいつも必ず麦茶。

紅茶は最初、値段で買っていた。
安くて、いっぱい入っているものばかり買ってた。
味なんてわからんわ〜って思ってたのよ。

でもね、たまたま旅行先で、老舗の紅茶屋にはいった時、
店内一面に置かれたお茶の匂いが本当にいい香りで、
高いのを覚悟しつつ、「バニラティー」なる物をかってみた。

これが、今まで味わった事ないほど美味しいのよ、ほんとうに。

それからというもの、スーパーの紅茶には戻れなくなってしまった。
モールに行くといつもよるお気に入りの紅茶屋。
幸せ〜のにおいです。

実はものすごいコーヒー好きで、1日2杯も3杯ものんでいたんやけど、
体調が悪いと、必ずコーヒー飲んだ後に気持ち悪くなる。
フレーバーコーヒーが好きで、ナッツの香りとかついたコーヒーばかりを
かってたんやけど、最近はこうてないわぁ。

最近はほんと、飲みたくても、飲まれへんので残念。

だけど紅茶は気持ち悪くならんのよね、不思議。
そうそう、ピーチティーというものも、かなり美味しいです。
ハニーブッシュというカフェインフリーのハーブティーも
本当においしいです。





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戦争がはじまりました。 - 2003年03月20日(木)

とうとう、現実に戦争がはじまりました。

なんともいえない、非常に悲しい思いです。

まるで映画を見ているような攻撃シーン。
夢であって欲しい!と心のそこから思う。

人が人を殺める事を半ば公然と認めてしまうという事に
このまま世の中は何処に行くんやろうと、未来が不安になります。

私が住んでいるカナダはアメリカと陸続き。
よく、アメリカと一緒にされるけど、違う事も多い。

今回のこの戦争に、カナダは全面的に反対。
カナダは一切協力をしていない。
カナダの強い決断誇りに思った。
ここに住んでいて本当に良かったと思った。

カナダは、アメリカからさまざまな経済政策を受けると
大きな打撃を受けることは間違いない。
しかし、今回ばかりはアメリカに背を向けた。

ここでは国内のいたるところで反戦運動が行われている。

一人一人の力は小さくても、この反戦を願う人たちの気持ちが
届く事を願う。

アメリカでも反戦運動が行われていると、ニュースで見た。
自国を愛しながら、自国の行いを悲しく思う、
彼らはどのような気持ちだろうか。
私には想像もできないくらい、辛いのではないやろうかと思う。






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運が悪いとは私のこと。 - 2003年03月16日(日)

先日のレストランでの一件。
思った以上に反響があったので、続編を。

私のレストランでの悪運は自慢できるくらいすごく、
一緒にいる旦那さんが、私と一緒にレストランに行くのを
嫌がるくらいなんですよ、実は。

注文した物にゴキブリが入っていた、虫が入っていたなんてのは
数え切れないくらいで、もう慣れた(慣れるもんなんですね)

でも一度だけ。
取っても取ってもでてくるまつげのような髪の毛にはさすがの私も
食べれなくなり、交換してもらった。
そしたら!!!!交換してもらった物にも入ってたのよ。
しつこいっちゅうねん。
髪の毛切りながら調理してるんかい。

他には、私より後に入ってきたお客さんが先に食べ始める事なんて
毎度の事。
オーダーが間違ってるなんて事はさほど気にならなくなった。
間違っててもくるだけましやと思う(涙)

まちに待ってやっときた食べ物が冷たくなっていて文句を言ったのは
何回あったやろうか?(冷たいラーメンなんて食べられへんって)

こないだなんて、4人でレストランに行ってね、
私以外の3人にはそれぞれ注文した物がきたのよ、すぐに。
私の料理が何故かこなくてね(涙)
なんと、やっときたのは他の3人が全員食べ終わってからよ(遅いって)

こんな事ばかり。
最近は外食をしなくなりました。
あぁ、レストランが怖い(ほんとに)


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ワーホリネット、3月11日号。 - 2003年03月14日(金)

カナダに来る理由

早いものでもう3月半ば。こないだ正月だったのに!と思うのは気のせ

いでしょうか? 春先にカナダへ出発しようと思われている方も多いと

思いますが、今日は出発前の不安が少しでもかるくなりますように!の

願いを込めてカナダからのメッセージです。

皆さんがワーホリで日本を出ようと決心した理由ってなんでしょうか?

英語を勉強したいとか、外国に住んでみたいとか、人それぞれさまざま

な理由があると思います。

私がカナダに来ると決めた時、会社の人から毎日同じ事を言われました。

「何しに行くの?」「何が目的なの?」「帰ってきてどうするの?」た

くさんの人が全く同じ事を質問してきた事に本当に驚きました。そして

何が目的なの?って聞かれたときに、うまく答えれない自分にイライラ

しました。大きな目的なんて全く無かったんです。そして知り合いも誰

もいない土地にはじめていく事への不安から、眠れない夜を過ごした事

もあります。

しかし、ここへ来て一つずつ、少しずつ経験したたくさんの事、たくさ

んの人との出会いは、お金では買えない、かけがえのない経験でした。

そしてワーホリが終わるころ思いました。本当にきてよかったと。失う

物は貯金だけ(笑)

人によって経験する事も、得る物も違うと思います。でもワーホリに行

こうと決心した事は、新しい自分の扉を一つあけた事だと思います。

何もかもはじめてのこと。しかも知り合いもいない土地へ行くのに心細

くなる事もあるかもしれない。でも、その寂しさを乗り越えたり、自分

で切り開いていく新しい生活、乗り越えた苦労はいつか必ず自分の身に

なって帰ってくると信じています。

あなたのワーホリが楽しい物になりますように!




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食べ物の恨みは怖いのだ。 - 2003年03月13日(木)

先日、久々のディナーに出かけた。
そこは行列のできる日本食レストラン。

並ぶという行為が大嫌いな私は、普段だったら絶対に
行かないんやけど、いろんな人から美味しいと聞き、
どうしても美味しい魚が食べたくなったので思い切って
行く事にした。

早めの時間に到着したにも関わらず、既にお店の外まで
並んでいた。
「これだけ並ぶという事は、そうとうおいしいんやなぁ」

と期待に胸は膨らむ。
寒い中、外で30分近く待ち、やっと店内に入ったものの、
そこでまだまだ30分近く並んだ。

今までの人生で、ここまで並んだのは初めて。

やっと席についたら、やな予感。
私たちより後に座った人には、お茶なりメニューなりもっていく
くせに、うちらには何にもなし。
そこで出て行っとけば良かったと、今は思う。

まぁ、忙しいのね、と思い丁寧に店員さんにお茶とメニューを頼んだ。
そして注文した。

「鯖の塩焼き定食と、アピタイザー(前菜サイズ)のから揚げ、それとコロッケ定食下さい」

実に簡単な注文やな。ウエイトレス日本人やし。
しかし、彼女は変な事を聞いてきた。

「アピタイザーのから揚げはないので、大きいサイズのから揚げになりますが」
そこで私はそれでいいよと答えた。するとこう聞いてきた。
「じゃぁ、そのから揚げにはご飯と味噌汁つけますか?」
変な事聞くな〜とおもったけどとりあえず
「要らないです」と答えた。

そこから待つこと30分。
私たちより後に入ってきた人は全員食事を運ばれ、食べ始めてる。
お腹がすきまくった私達は少しイライラしながら待っていた。

が、、、、、、
来ない。。。。。注文した物が来ない。。。。
そうしているうちに、相方が頼んだ、コロッケ定食がきた。
そして、から揚げがきた。

そこから15分。
鯖が来ない。私の鯖が。

痺れを切らし、さっきのウエイトレスに聞いた。

「あの、私の鯖がこないんですけど」

すると、「えっ?頼まれてませんけど?」
としら〜と言ってのけた。
「いや、頼みましたよ、1番最初に」
「いえ、頼んでませんよ。すいません。でももしよかったら今から作りますが」

おそいっちゅうねん!
なんで日本語での注文間違えるねん!

自分でもびっくりするくらい腹が立った。
きっとお腹がすいたのを、ひたすら待たされて、あげくこれやから
耐えられへんかったんやろう。

お恥ずかしいが、おこった私は、横で食べている旦那さんに
「あんた、かえるで。それ箱に入れてもらって」
といい、食べていた物を持ち帰りように包んでもらうよう頼んだ。

私は会計も済まさずに怒ったままレストランを出て行ってしまい、
旦那さんが一人残って会計をしてきた。

はぁ。心が狭い私。
でも、本当に悲しかった。
結局私、何も食べれなかったのよ。

1時間半も待たされて、何もなし。
待っただけ。なんてもったいない時間やったんやろう。

本当に悲しいディナー(っていうか何も食べてないし)でした。




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美味しいたまご。 - 2003年03月12日(水)

近所にある八百屋で、たまたま農場直送という
たまごを見つけた。

見るからに美味しそうなそのたまご。
たまご大好きな私は早速お試しに10個買ってみた。

家に帰ってたまごをわると、なんと双子だった!
2つ目を割ると、それも双子。

結局全部双子。
黄身もオレンジがかった黄色。
白身も盛り上がり、新鮮な証拠。

あぁ、幸せ。
こんなに美味しいたまごがカナダにあったなんて。

もうスーパーのたまごには戻れない、と思ってまた買いにいくと、
もう無い(涙)

そして、何時入荷するか分からないと。

たまごの農場と直接契約して購入しようか?なんて
真剣に思ってしまうほど、悲しかったわ。

日本では普通にスーパーで買ったたまごでさえ、新鮮だった。
そんなあたりまえの事が羨ましい、と思うカナダでのたまご事情でした。


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電話が怖い。 - 2003年03月10日(月)

仕事初めて2週間。
だいぶ慣れてきました。が!!!

慣れないカナダ流ビジネスに、ガックリきたり焦ったり。
何が一番悲しいって、誰も仕事の事教えてくれないのね(涙)

わからん事を聞いても聞いても、言う人によって答えが違うんですけど。

社会の厳しさを久しぶりに思い出しましたわ。
そういえばこっちのレストランで働いた時も、
周りの人があまり教えてくれなくて、必死でやる事を探して覚えた記憶が
よみがえってきましたわ。

そして一番私の心を悩ませているのが電話!
プルルル〜と鳴るたび、心臓に悪いんです、ほんと。

何が怖いって、まず相手のいってる事が早くて聞き取れない!
しかも相手が携帯からかけてきていた場合、最悪。
そして、とりあえず名前を聞いて、、、、と思うんやけど
人の名前ってほんと難しい。
トニーと一言でいっても
TONYだったりTONIだったり、女だったり、男だったり。

焦ると余計に分からなくなる、というのは分かっているものの
「PARDON?」と3回も聞きなおした日にゃ〜
向こうもカチ〜ンとくるよな。分かってるねん、ごめんて。
でも電話ガチャンってきらんでもええやんか!

私のデリケートな心は傷つき、その日一日は電話に出れない(小心者)

電話に出たときに言うセリフもね
「グッドアフタヌーン @#$%←会社名 メイアイヘルプユ〜?」から始まって、5時ごろ過ぎたら「グッドアフタヌーン 〜」

緊張すると舌が回りません(笑)
たまに夕方なのにグッドモーニングになってます(笑えない)

は〜、まだまだだわ。と落ち込む私をいつも元気付けてくれる
同僚、パティ。

彼女は本当にやさしくていい人で、私の心のオアシス。
なぜ彼女が私の事を気にかけてくれるかというと、彼女も
私と同じ外国人だから。

英語にコンプレックスがあるという事も理解してくれる。
彼女も、全く話せなかったらしい(今ではペラペラ)
彼女がいてくれるだけで、ほんとありがたい。

さて、今日もガンバロか!
昨日より英語がへたくそになる事はないと信じ、少しづつ進むわ。







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病気になったら日本に帰りましょう。 - 2003年03月04日(火)

うちの義理母は足が悪い。
本来は車椅子なのだが、根性で杖を使って歩いていた。

簡単な手術で、悪い足は治る予定でした。
しかし、カナダの医療事情は深刻で、
医者に見てもらうまでに1年半待ち、
手術までには、既に2、3年待っている。
その間に、どんどんひどくなっていき、痛み止めがないと
痛くて日常生活が過ごせなかったらしい。

去年やっと片足の手術を終えた。
そしてこの2月に反対側の手術をする予定だった。

手術当日、入院セットを持って病院入り。
前日からご飯も抜いた。
そしてグリーンの手術着に着替え、何錠かの薬を飲み
点滴も入れ、車椅子に乗り込み手術室に向かった。

手術室に入ろうと思った瞬間、看護婦からその日の手術がキャンセル
させられたことを知る。

なんで?????

前の人の手術が延び、手術室が使えないと。
そして先生も、交通事故での急患などが入るとそちらに手をとられ、
容易にキャンセルされる。

じゃぁ、このキャンセルされた手術は何時できるの?
いつまで待ったらやってくれるの?

という義理母の悲痛な叫びに、看護婦さんは
「誰にもわからないので、とりあえず家に帰ってください」

義理母は、この手術のために飛行機に2時間乗り、
はるばるやってきた。
田舎の方にはいい先生、大きい病院というものがないので
さまざまな地域からこのバンクーバーの病院に来る。
いつしてもらえるかわからない手術を、ひらたすら待たないといけない。

おかしい。絶対おかしいぞカナダ。

オリンピック召集に盛り上がるのもいいやろう。
そこいらじゅうの橋や道路を補修するのもいいやろう。
でもほんまに医療事情を何とかしないと、
ここでは盲腸でも死ぬような気がする。

骨折なんか、救急に行ってもみてもらうまでに半日以上かかったり
下手すると何日もかかるらしい。

骨、曲がったままひっつくやん!

その後、義理母は、1週間後に無事手術をする事ができた。
何でかというと、他の人の手術をキャンセルして、
義理母を無理矢理入れてくれたらしい。
結局、誰かが泣くのだよ、この国は。

足の手術後、次の日から自分でおきてトイレに行かされた母。
そして、手術5日後には歩いて退院させられた母(歩けるか?普通?)

最近の私の密かな決心。
病気をしたら、何が何でも日本に帰らせて頂きます。
風邪ひいただけでも帰ったろうかな?



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念願の、、、、 - 2003年03月03日(月)

先日の帰国日記を、書こう書こうと思いつつ、
もう3月にはいってしまいました。

何してたのか、忘れつつある(もう年やから)

しかし、これだけは覚えてるで〜。
そうそう、念願のたこ焼き器を持って帰ってきた。
10穴の鉄製。たこの模様入り(笑)
油引きまで、100金で購入。
準備は万端。

早速家で作ってみた。
たこが手に入らないので、ツナ缶を入れてみた。
チーズ入れたり、コーン入れたり。
たこ焼きか?これ?

と突っ込みながらいろんなもん入れてみた。
でも美味しかった〜。

それだけではなく、お好み焼きのために
山芋パウダーも持ってきた。
このトロ〜ンとした物がないとなんとなく
「よっしゃ、食うぞ!」という気にならず、いつもはタロイモとか言うもんを
買ってきて入れていた。

これで次のお好み焼きが楽しみだわ〜。

食べ物の話ばっかりやなぁ、、、でも日本に帰って1番嬉しかったのは
美味しい物を、毎日食べれた事。
ほんと、美味しかった〜
特にイチゴね。
あんな美味しいイチゴはカナダにはありませんよ。
そしてたらこ。
大好物のたらこは帰国前に百貨店で跳び上がるくらいの
高級品を思い切って買ったのに、もって帰ってくるのを忘れました(笑)
夢にでてくるほど悲しかったわ。


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社会人一年生。その2. - 2003年03月02日(日)

しかし。何よりも問題なのが、英語なのである。
もう、しつこいくらいに英語の話は出てますが、本当にやばいのに、
私の会社はカナディアン企業(涙)
ひょっとして私って女優?(英語を話せるような振りだけうまいとか?)

働き出して3日目に、会議に呼ばれた。
なんとか具合でも悪くなって、途中で倒れてくれないかと
真剣に願うくらい、行きたくなかった。
テレビの英語なんかに比べて、早送りしてるんかい!ちゅうくらい
早口なのである。

お、おちつてしゃべれよ、なんて突っ込めるわけも無く、、、、
ただただ目を合わさないように、、、、発言を求められないように、、、、
心臓に悪いわ!

まだ入ったばっかりで、私の専用デスクがないので、
空いてる部屋に入れてもらったら、同じ部屋には
21歳の男の子と50歳のおばさんの同僚が。
どんなルームメイトやねんこれ(笑)

話、全くあいません。

男の子は、ほんとまだ男の子という感じだが、向こうは
僕って男前?オーラをぎら〜んと発信しているので
私がしっかり「勘違いするなよおまえ〜」ビームを発信しかえし。
会話が合わないので、できるだけ話し掛けられないようにするんやけど
意外と難しいのよね、これが。

おばさん同僚の方は、ものすごく感じがいいのだが
彼女は巨乳縮小手術をしたばかりで体調が不完全で
あまりこない(手術は成功よ)

そんな職場で、のほほんと仕事する今日この頃です。






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社会人一年生。その1. - 2003年03月01日(土)

カナダにきてから、もう4年目。
最初の1年、日本食レストランで高給取りウエイトレスをした後
(ウエイトレス、本当に給料いいんです。余裕でサラリーマン以上)
ビザの関係で2年ほど全く働いてなかった。
そして去年ワークが取れて、やっと合法で働けるようになってからも
好きなことをしたいと、フリーでライターをしていただけで、
決められた時間に、会社にいくなんていう仕事は、
本当に長い事してなかった。

しかし何故か縁があり、きちんと働く事になった。

出勤初日。
久しぶりにきちんとした服を着て緊張してバスに乗った。
そういうときに限ってバス遅れるねん(涙)
なんとか間に合って仕事場に行く。

そして色々と段取りなどについて教えてもらった。
社長の第一声。

「Don't be Japanese. You should shake hands instead of bow,ok?」
訳すると
「日本人ということは忘れて、頭は下げんといてな。そして握手してんか」
なぜか訳すと大阪弁なのは気にしないでね。

なぜか、お辞儀禁止令がでたのである。
控えめでおしとやかな私は(ウソ)つい頭を下げてしまう。
癖とは怖い。

まして私は、日本で百貨店勤務の経験が!!
お客様は神様です〜の世界から、おらおら〜手を出しやがれ〜
握手せんかい〜というのりになるのだからカナダって不思議。
へりくだるという文化が全くない。

敬語も無ければ、上下関係もあまりない。
気楽や〜、実に気楽。
喉が渇けば、好きな時に、好きなものをいくらでも飲める上、
お腹がすいたら、好きな時に好きなだけ食べられる。

実に気楽や。




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