飲めもしないのにコンビニでカフェラテを買って。 駅前で『翼をください』とうたう、耳障りなうたに耳を塞いだ。 煙草の匂いが好きで煙りを嘗めたら、唇が痺れて。 眠いのに気持ちが悪くて、うだうだと色んなことを考えていた。 あたしは裏切らないかなぁ、嘘つきなあたしがさ。 あたしは裏切るなんてしたくないけれど、嘘を吐いてしまうもの。 ユニット止めよう、あたしバンドがしたい。 これきりで疲れて仕舞ってちゃいけないのに。 なんだかとても眠たいけれど、眠れなくてもうすぐ朝は来る。 いらいらが止まらない、また鬼が来るのかも。 今日の学校頑張れば友達のお家にお泊まりに行ける。 でも雨が降ったら、悲しくなるねぇ。
鳥に成りたいひとが嫌い。 空を飛ぼうとするひとが嫌い。 ひとのくせして、歩くことも出来ないくせに。 鳥の翼を奪ってまで、水たまりを越えようなんて。 ひとなら歩け。 そんなに翼が欲しいなら、換わりに脚を切り落としなよ。
屋根から飛び下りる夢をみた。 階段の無いベランダに飛び乗って、雪の残る部屋の前。 ひとは空を飛べないからと諦めていたあたしは、 アスファルトが剥き出しになった地面へと、まっすぐに墜ちた。 痛くはない、さすが夢。 あいつが来てあたしを追い回し、怒鳴り散らされ言葉をなくした。 あたしは何度も其処へよじ登り何度も飛んでは墜ちた。 絶望と不幸が、ひとつずつ死んで逝く様で、楽しかった。 そして目が覚めると、息はとても苦しく、死んで仕舞うようだった。
それでもあたしは眠り続けて、また夢をみる。 月を靄と虹が包んで、とても綺麗な初夏の夜。 お母さんが、とても優しい夢だった。 あたしを迎えにきてくれると云って、電話をくれた。 携帯の電池は、あとひとつで無くなる。 お母さんはあたしを見付けられずに、とうとう迎えになんて来なかった。 かわりに友達が側に居てた。 それでもあたしは、嬉しくなんてなかった。
昼間は雑音であろう、東京の音が聴こえて、其の方が安心して眠れる。 夕方の授業へ行く準備をしよう。 ご飯食べないといけん。
四月初めのじいちゃんの五回忌は、あたしだけで静かにした。 抜けだせてないのは案外、あたしとばあちゃんくらいなのかも知れない。 庭の花はあの日みたいに少しずつ咲き始め、蛙も啼き始めていた。 お天気はとても良く、応接間の窓を全部開けて、思い出にならない日を思い返してた。 そして、痛い言葉を心で繰り返し、泣いて、自分を見失った。 何故に溢れただろう。
二・三日前から気分が悪い。 さっきまで眠っていたのに、病院に行く夢や、息の詰まる夢や、 早すぎる心臓の音についていけない体中の脈と言う脈が鳴り続けて。 喉の奥にドクドクという異物感が残って、目が覚めた。 去年のようにまた始まるのかしら。 もう何でもいいけれど。 もう、どうでもいい。
好きなのか嫌いなのかはっきりしないひと達が目障りです。 陰口を云っても、一緒に遊べる矛盾に吐き気。 人間関係ほどグロテスクなものは在りません。 社交辞令って言葉も嫌い、長く続く愛想笑いよ、それもグロテスク。 どうやってひととひととは生きて往くのですか? あぁ、気持ちが悪い。
音楽の活動が決まりつつあり。 片方、短期コラボの作詞とうたを任されております。 もうひとつの方は、夏には活動が始まる予定です。 だけど長くはやらない、音楽性があまりに違過ぎるから。 ただたくさん色んな事を教えてくれるひとだから、吸収したいのです。 あたしは不細工で醜いけれど、うたを聴いたあと見る目が一変するのを見るの楽しい。 けれどあたしはとても醜い。
名前が決まらない。 明日は学校の健康診断です。 週末は友達のお家にお泊まりです。 でも行きたくない、はぁ…行きたくない。 早くレコディングしたいなぁ。
久し振りに人間の多すぎる街へ行った。 隣に居る友達のことさえ、恐い、と思ってた。 ひとが居すぎると誰も居ないより不安で、あたしは前を見たくなかった。 地球にはひとが多すぎる、ひとり抑えるのも精一杯。 今、眠る前。 得体の知れない恐怖が、またこころに生まれた。 ひと達が擦れ違う後ろ姿が、頭に焼き付いてて気持ちが悪い。 友達もいやよ。 余りに騒がしくて、頭が割れそうだわ。
今晩は、由弥です。 お名前を変えようと思って、 冬から春先に駆けて、色んな活動が増えるので、変えようと思います。 此の日記もいちどお片付けしようと思います、続けるのですが。 由弥はあたしの中でこれからも終わりません、現に今日、学校で。 ゆみ、と呼ばれたけれど、ちゃんと返事をしました。 これからはあたしのなかの『ボク』に名前を付けてあげます。 決してあたしは、多重じゃ無いけれど。 それでも頭の中に『ボク』は居ます。 日記もパソから見ないうちにずいぶん壊れてた。 まとめて、直して、綺麗しにます。
あたしは元気でも無く、これまで通り、元気です。 またあした。
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