cahier@enpitu
DiaryINDEX|past|will
どうして自分から傷つきにいっているのだろう。 傷つき続けたらいつか痛みを感じなくなるだろうか、と思う。けれど一方で、何度も何度も傷痕をえぐって化膿させ赤く腫れあがらせて治すのを遅らせていっているような気もする。
傷つきたくはない。でも、ここから逃げるのは後ろ髪がひかれる。マゾヒストではないはずだけれど。
今日、梅雨があけた。昨日から空は鮮やかな深い青色をしている。通勤途中、電車の中から見る海の色は濃くて深い青、朝の海はきらきらと輝いている。もうすっかり夏になってしまった。 夏の日差しは輪郭をくっきりと際立たせる。コントラストのきつい景色。見える範囲には誰もいない。蝉の声が音を掻き消す。世界からわたしは輪郭線で切り離され、そうしてこぼれおちる。 記憶の中にある夏の日の孤独は何故か悲しくはなかった。蝉の声と照りつける日差しで何かが焼き切れていたのだ。
□□□
好きだけれど、あきらめよう。そう決めて、ゆるゆると気持ちが穏やかになるのを待ちつつある。それでもあのひとはまるでわたしが彼を振ったかのようなことを言う。ねえ、選ばなかったのはあなたでしょう。わたしにどうして欲しいの。わたしは傷つかないと思っているの、ねえ。 口を開けば自分が辛いということばかり言いそうで、傷つける言葉ばかり並べそうで、今はあのひとと話せそうにない。そんな機会があるのかどうかすら知らないけれど。
□□□
アルコールは好きだ。けれどもそのために意識をゆるめてしまわないで。覚めて、醒めていて。しっかりと見て考えるために。
2007年07月19日(木) |
ひとりでも大丈夫だよ |
痛みを抱きかかえて過ぎ去るまで待つように、寂しさも不安もこころの痛みも目をぎゅっと閉じてじっとしていればいつかは消えてゆく。涙をぽたぽたとこぼしても誰も咎めたりはしない。 だからひとりでいることに心配しなくてもいいよ。大丈夫だから。
ふと、本当にふと思い至ったことがあった。2年前のこと。ああそうか。そうだよね、わざわざ京都にやってくるだなんて、好意を寄せてくれていたのだろうね。自分のことばかりでそんなことには気がつかなかった。約束を間際になって断るなんて酷いことをしたのだ。今更気付いても遅すぎる。手に入らなくても当然か。
えぐられるような夢を見た。 ひとつは現状から考えるとありえないこと。もうひとつはもしかしたら昨日実際にあったことかもしれないくらいありそうなこと。願望と恐れ。甘えと油断。目が覚めた途端、ため息をついた。夢でよかった。 身体の傷痕のこと、油断しすぎている。今、尋ねられたらうまくかわせるだろうか。
身体が重い。生理痛。丸まって痛みを抱きかかえる。薬で作るリズムは痛みを連れてやってくる。今日が休みの日で良かった。このところ職場でも体調不良を言い訳にしすぎる。
昨日のライブの影響で左耳には涼やかな耳鳴り。軽い筋肉痛。でもそれは苦痛じゃない。
2007年07月11日(水) |
待てど暮らせど何もこないだろう |
待っていても何もこない、と思うようになってきた。
今までのことを思い出していて、何かが良いほうに大きく変わったときは自分から踏み出したときがほとんどだったように思う。 同じように将来が不安だとしても、自分から動いていれば先に繋がっていくんじゃないかな。失敗したとしても恥ずかしいことではないと思えるようにはなってきたし。
そこで、ふっと先輩の言葉を思い出した。5年前の9月の夜のメッセにて。
------
おめーにひとつ忠告しておくけどよ。これがだめだとか、今日はこれが嫌だとか、あれが疲れたとか、そういう後ろ向きなことばかり人に言うなよ。友達が離れていくぜ。 自分だけの自分らしい答えってやつを探すのさ。そして、失敗は汚点でなく、成功へのコツだと思えばいい。
日付が変わる直前に帰宅して、1時前に眠り5時過ぎに起きる。アルコール量よりも睡眠時間の短さで酔いは覚めきらない。こんな朝を迎えるたびに、酒をやめるべきか考える。それでもいつの間にか忘れてまた飲み、同じことを繰り返す。 平衡感覚が弱まっている。眠気をどうにか覚ますためのMPT、カフェインが身体にはきついようで、ざらざらした感覚が離れない。それでも仕事をなんとかやっているうちになんとか一日を終えることができた。そうして気もまぎれた。
昨夜は本当に酷い有様だった。自分がいなくなっても誰も悲しまない、なんて口に出すべきでは絶対にない台詞を吐いていた。そんな言葉は、どう理由付けたとしても「そんなことはない」という返答を相手に求めていることにしかならない。そうまでして気をひきたいのかと思われても仕方の無い言葉。わたしならそんなことを言い続ける人間の相手をしたいとは思わない。自己憐憫でしかないじゃないか。 考え方を少しでも変えれば、もうこんな言葉を口に出すようなこともなくなるはず。
そして、わたしは油断している。お酒の飲みかたをもっと意識して。親しい人相手でも、もう少し緊張感を持って。このままだといつか取り返しのつかない失敗をしかねない。
2007年07月08日(日) |
drunken E-mail |
あたしは自分を切り裂くという衝動を相変わらず持っている。 けれども、それは甘え以外の何なんだろう。 某氏には見透かされている。あたしの弱さを。甘さを。
あたしはいい加減、自分の足で立たなくては。意地を張り続けると決めたのはあたしなのだから。
不安と強迫観念、被害妄想。 何かを考えるとき、たいていこれらにつきまとわれる。 ひとつひとつは弱いものでも、いくつか重なるとどうにもできない。 それでも不安や強迫観念はうまく使えば前に進む動機付けにもなるはずだけれど、自堕落な理性が邪魔をして二進も三進もいかなくなる。
自分で苦しくなる種を蒔いてせっせと水をやっているような気がしてきた。
職場で甘いものを食べてしまうのが癖になっていた。今日は眠気覚ましのガム以外は食べないでみようと思った。食べたくなっても、ここまで我慢できたんだし、と延ばし延ばしにしていたら食べずに済んだ。
やればできる。
低用量ピルの副作用なのかただの食べすぎか、軽くむくんでいるようで体重も増え気味。ここらへんで引き締めないと精神衛生上も良くない。
……ゆうべ、某君からメールがきたというだけで機嫌が良くなるなんて重症だ。
胸が苦しくてうまく息を吸えなくなる。締め付けられる。死にはしないと知っている。昔のことを思い出していたらこうなった。嫌悪感にすら勝てない。容易に潰される。
もう降参したい。
意識を、自分を手放してしまいたい。見たくない、聴きたくない、考えたくない。夢も見ずに眠り続ければ、時は過ぎてゆくだろう。
そう思う反面、何を大袈裟なと冷ややかな目で見つめる自分自身の存在も感じている。何がこんなに苦しいのだろう。
抱きしめて髪を撫でて欲しい。一体誰に? 考えるな、と言ってもらえたらもう少し頑張れる。誰に? 特定の誰かではないことは確かだけれど、誰でもいいわけじゃない。
ああ、こんな自分が気持ち悪い。
|